「銀河英雄伝説(田中芳樹)」より、銀河帝国ウォルフガング・ミッターマイヤーの名言・台詞をまとめていきます。
1巻 黎明篇
第九章 アムリッツァ
「どうして、たいした奴がいるな、叛乱軍にも」
2巻 野望篇
第四章 流血の宇宙
「そろそろいいだろう。シュターデン教官に旧年の恩返しをするとしようか」
第六章 勇気と忠誠
「見たか、ばか息子ども。戦いとはこういうふうにやるものだ。きさまらの猿にも劣る頭で、憶えておけるかぎり憶えておけ」
第八章 黄金樹は倒れた
「大貴族どもの、あんなみじめな姿を見ようとは想像もしなかった。これは新しい時代のはじまりといってよいのかな」
第九章 さらば、遠き日
「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ。ジークフリード・キルヒアイスは特別だ──特別だった。侯は、いわば自分自身の半分を失われたのだ。それも、ご自分のミスで」
「卿は敵にまわしたくないものだ。勝てるはずがないからな」
「帝国の権威か。昔はそういうものもあったようだな。だが、結局、実力あっての権威だ。権威あっての実力ではない」
3巻 雌伏篇
第二章 はばたく禿鷹(ガイエ)
「何のことだ、まるで憶えてない」
第四章 失われたもの
「自由惑星同盟はいずれ滅ぼさねばならないが、今度の出兵は無益で無用のものだ。いたずらに兵を動かし、武力に驕るのは、国家として健康なありようじゃない」
「ジークフリード・キルヒアイスが生きていれば、きっとローエングラム公をお諌めしただろうな」
「失うべからざるものを失った後、人は変わらざるをえんのだろうよ」
4巻 策謀篇
第六章 作戦名「神々の黄昏」
「考えるのは簡単だが、実行するのはな」
「征服者として憎悪されるのはかまわんが、略奪者として軽蔑されるのは愉快じゃないな」
第九章 フェザーン占領
「ウォルフガング・ミッターマイヤーに二言があると思うなよ。帝国軍の栄誉に傷をつけた奴には、相応の報いをくれてやる。肝に銘じておけ」
「何にしても、戦わぬとは肩がこることさ」
5巻 風雲篇
第一章 寒波到る
「……さて、これで広間までは通してもらえたわけだ。問題は食堂にたどりつけるかどうかだが、いざテーブルについても、出されるのは毒酒かもしれんな」
第四章 双頭の蛇
「やはり、あのかたはまず戦士なのだ。戦いの結果としての勝利にこそ、意義を見出すかたなのだ。生まれながらの支配者なら、収穫の方法にこだわりはすまい……」
第六章 連戦
「おれが恐れるのはヤン・ウェンリー一個人ではなく、本国と前線との距離だ。それを理解できぬと言うのであれば、卿と語ることは何もない」
第九章 急転
「権力者というものは、一般市民の家が炎上したところで眉ひとつ動かしませんが、政府関係の建物が破壊されると血の気を失うものです」
「まあ私も平民出身ですから……」
6巻 飛翔篇
第八章 休暇は終りぬ
「謀略によって国が立つか! 信義によってこそ国が立つ」
7巻 怒濤篇
第三章 「神々の黄昏」ふたたび
「わが皇帝は、大なりといえど同盟政府を恐れず、小なりといえどもヤン・ウェンリー一党を恐れたもう。そのゆえんを、卿自身が明らかにしたわけだな」
第九章 祭りの前
「おれは帝国元帥の称号を陛下よりたまわり、帝国宇宙艦隊司令長官という過分な地位もいただいた。だが、どれほど高位につこうとも、友人と会うことすらままならぬのでは、一庶民にもおとるではないか」
8巻 乱離篇
第四章 万華鏡
「元帥だの宇宙艦隊司令長官だのと顕職にまつりあげられている間に、おれも戦闘指揮の感覚がにぶったとみえる。味方がついてこれないような作戦をたてるとはな」
「魔術師め、バイエルラインをもてあそんだか。まだまだ役者がちがうな」
「吾々は宇宙を征服しうるも、一個人を征服するあたわざるか」
9巻 回天篇
第六章 叛逆は英雄の特権
「皇帝の御手を汚してはならんのだ」
第七章 剣に生き……
「酔っているな、卿は」
「酒にではない、血の色をした夢に酔っている」
「ロイエンタールの大ばか野郎!」
「現にしてやられつつあるところだ。完了形で言うのは早すぎる。この後に逆接の接続詞をつづけたいものだな」
10巻 落日篇
第三章 コズミック・モザイク
「能ある者が味方ばかりでは、戦う身としてはりあいがなさすぎる。まして、ヤン・ウェンリーを失って、宇宙は寂寥を禁じえぬところだ」
「見えるか、フェリックス、あの星々が……」
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