「また同じ夢を見ていた(住野よる)」の名言まとめました

「また同じ夢を見ていた(住野よる)」より名言をまとめていきます。

また同じ夢を見ていた

アバズレさん

大人なんてみーんな、的外れだよ。

アバズレさんは、奈ノ花ちゃんが毎日会いに行く大人のお姉さん。
呼び方は奈ノ花ちゃんの勘違いだが、そのまま気にしていない。そして子供に優しい。
子供にとって大人の発言なんて、全て的外でしょうね。

寂しい

寂しいのなら、寂しいってちゃんと言った方がいい。

奈丿花ちゃんの両親は仕事が忙しく、ほとんどかまってもらえない状態。
本心では寂しいのだが、それが言えない奈ノ花ちゃん。
その気持は伝えたほうが良いと、アバズレさんが話している。
この後、奈ノ花ちゃんに否定されるのだが優しく受け止めている。
押さえつけない大人は素敵です。

南さん

私は落ち着くんだ。

リストカットを繰り返している南さん。その行為をすることで落ち着くと話している。
認めたくはないが、残念ながら理解は出来る。

幸せ

幸せなんて、そんなもん分からないよ。書くのは楽しいけど、それが幸せかは分からない。
幸せって、もっと満たされた状態だろ。こう、心がいい気持ちでいっぱいになるような。

自分で小説を書いている南さん。楽しいと幸せが同じにはなっていない。
幸せになりたいのに、そうなれない悲しみが見える。
物語を書いている時だけが、悲しくない時なのでしょう。

優しい言葉

人は、悲しい思い出をなくすことは出来ないの。
でも、それよりたくさんのいい思い出を作って、楽しく生きることは出来る。
なっちゃんの笑顔は、南さんや私にそうさせてくれるくらいの素敵な力を持ってるよ。

南さんに悪いことをしたと勘違いしている奈丿花ちゃんに、優しく話しかけるおばあちゃん。
この後は、いつもの甘く柔らかいお菓子が待っている。

現実

いいか、私の書く話は素敵でも何でもないんだよ。
私なんか、ただ文を書くのが好きなだけだ。
世界には、私なんかより才能のある奴らがいっぱいいるんだ。
それくらい、すぐに気がつく。私なんかの書く話は面白くもなんともない。
私なんか・・・・・作家にはなれない。

小説を書くのは好きだが、自分に自信を持てない南さんが話したこと。
本当に好きなだけでは、どうにもならないことが沢山ある。
しかし好きだからこそ、どうにかなることも沢山ある。
「なれない」と諦めるのと、チャレンジしたけど「ダメだった」はどちらが幸せでしょうね?

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ファン

作家っていう人達は、物語を読んだ人達の心に新しい世界を作るから作家っていうんでしょ?
それなら、私はまだ作家じゃないけど、南さんはもう作家よ。
私の心の中に、それは素敵な世界を作ったもの。

南さんの書く小説を楽しみにしている奈ノ花ちゃんが伝えたこと。
小学生ながら精一杯の賞賛。
子供の言葉で本心で、言われるのはうれしいですね。

南さんの幸せとは

自分がここにいていいって、認めてもらえることだ。

この言葉をどれくらいの人に理解してもらえるだろうか?
ただ個人的には、理解できない人のほうが幸せだと考えている。
その場所にいても、「居場所がない」と感じることがある。
もしくは必要とされていないと感じることもある。
そのように過ごしてきた人にとって、自分が望む場所で居場所を認めてもらうことほど幸せなことはない。

真剣なお願い

それでも今日、お前から謝れ。ごめんなさいって、言え。
ずっと後悔することになるんだぞ!

母親とケンカになるが自分から謝ることを拒否する奈ノ花ちゃん。
重大なことに気づいたため、言葉少ない南さんが必死になって語っている。
これには南さんの過去が関係している。
両親をなくしている南さんにとって、他人事ではなかったのでしょう。

ひとみ先生

ええ、そうよね。だったら、そのままでいてあげればいい。
いつもみたいに話しかけて、いつもみたいに隣に座って、いつもみたいに一緒に給食を食べればいい。出来る?

教室で孤立している生徒に対して、ひとみ先生が奈丿花ちゃんにお願いしたこと。
「いつもみたいに」というのは大切ですよね。
ただこの場合、受け取る側の感情が問題になるのですが。

ふたたびひとみ先生

そんなことはない。今日来られたことは、勇気のある子じゃないと出来ない。

同級生を「いくじなし」と言った奈丿花ちゃんを、注意しているひとみ先生。
ただ怒っている訳ではない。
つらい立場にいる教え子のことを真剣に考えて、きちんと見ている。
それほど出てこないけど、この先生みたいな人が現実にも多いといいけれど。

答え

せっかくそこまで考えてるんだから、お嬢ちゃんなりの答えを出して、どうするのか決めるべきだ。
だから、私の考えは教えない。

悩んでいる奈丿花ちゃんに対して、アバズレさんの答えないという返答をする。
大人にとって、答えを言うのは簡単です。けどそれでは意味が無い。
子供にとっては考えることが大切であり、正解だけが正しい訳ではない。
失敗もこれからの成功につながる。
またアバズレさんは、フォローとしてヒントは与えている。頭のいい人です。

大好きなこと

大好きなことに一生懸命になれる人だけが、本当に素敵なものを作れるんだよ。

おばあちゃんが、昔の彼から送られた絵に対して話している。
才能があるから努力できるのか、努力できるから才能が伸びるのか、私には分からない。
ただ好きなことをするのが、もっとも難しいかもしれない。

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アバズレさんの幸せとは

幸せとは、誰かのことを真剣に考えられるということだ。

アバズレさんが今の幸せについて語った言葉。
「自分ではなく誰か」がポイント。
誰かが「喜んでくれるかな?」とか「楽しんでくれるかな」を考える時が幸せと感じている。
それを考えている時、「悩み」や「悲しみ」という感情が共存することはない。
それこそが幸せな時間なのかもしれない。

出会い

誰かを好きになることを諦めなきゃ、必ず幸せな人生になる。

好きになる感情は自分でコントロール出来ないけど、「自分の気持ちに関わらない」になってしまうと、あらゆる未来を閉じることになる。

本当の気持ち

味方が欲しいのは、私だった。

同級生と話している時、奈丿花ちゃんは本当の気持ちに気づく。
同級生の友達がいなくても、寂しくないと考えていたけど本心は違っていた。
本心に気づいた後、奈丿花ちゃんはちょっと周りに優しくなる。

奈丿花ちゃんの答え

だからもし、魔法使いに誰かに変えてもらえることになっても、ちゃんと自分を選んでね。

「ちゃんと自分を選んでね」とは「自分を好きになってね」と同じ意味。
悩んでいる人は自分を好きになれない。
まず自分を好きになることが、悩み解消の第一歩だろう。

おばあちゃんの幸せとは

幸せとは、今、私は幸せだったって、言えることだ。

長い人生を生きて、今までの自分が幸せと言えるくらい幸せなことはないのかもしれない。
これを言えるまでにはまだ時間がかかる。
その時に同じ思いが描けたら、素敵な人生なんでしょうね。

おばあちゃんの感謝

なっちゃんに会わせてくれた。もう何もいらない。
私のオセロの最後のマスには、なっちゃんっていう幸せが置かれた。

素敵な言葉です。他は要らない。

奈丿花ちゃんの幸せとは

幸せとは、自分が嬉しく感じたり楽しく感じたり、大切な人を大事にしたり、自分のことを大事にしたり、そういった行動や言葉を、自分の意思で選べることです。

自分の選択がなく、ただ与えられたものでは、いかに裕福であろうと幸せではない。
例え失敗しようと間違えようと自分の意思だと思えたなら、いかなる状況であろうと幸せなのかもしれない。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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また、同じ夢を見ていた (双葉文庫)

→「君の膵臓をたべたい」
→「よるのばけもの」
→「かくしごと」
→「青くて痛くて脆い」
→「麦本三歩の好きなもの」
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