「銀河英雄伝説」シドニー・シトレの名言・台詞をまとめていきます。
1巻 黎明篇
第四章 第一三艦隊誕生
「やれやれ、君はむかしと少しも変わらんな。温和な表情で辛辣な台詞を吐く。士官学校時代からそうだった」
「君にできなければ、他の誰にも不可能だろうと考えておるよ」
「もし君が新艦隊を率いてイゼルローン要塞の攻略という偉業を成しとげれば……」
「君個人に対する好悪の念はどうあれ、トリューニヒト国防委員長も君の才幹を認めざるをえんことだろうな」
第七章 幕間狂言
「私も甘かったよ。イゼルローンを手に入れれば、以後、戦火は遠のくと考えていたのだからな。ところが現実はこうだ」
「結局、私は自分自身の計算に足をすくわれたということかな。イゼルローンが陥落しなければ、主戦派もこれほど危険な賭けに出ることはなかったかもしれん」
「いまは辞められんよ。だが、この遠征が終わったら辞職せざるをえん。失敗しても成功してもな」
「この際だから言ってしまうが、私は、今度の遠征が最小限の犠牲で失敗してくれるよう望んでいる」
「惨敗すれば、むろん多くの血が無用に流れる。かといって、勝てばどうなるだろう」
「主戦派はつけあがり、理性によるものにせよ政略によるものにせよ、政府や市民のコントロールを受けつけなくなるのは明らかだ。そして暴走し、ついには谷底へ転落するだろう」
「勝ってはならないときに勝ったがため、究極的な敗北に追いこまれた国家は歴史上、無数にある。君なら知っているはずだがな」
「君はときどき、鈍感になるな。ライバルとは他の誰でもない、君のことだ」
「この際、君が自分自身をどう評価しているかは関係ない。フォークの思案と、彼が目的のためにどういう手段をとったか、ということが問題なんだ」
「私もこれでいろいろと苦労もしてきたのだ。自分だけ苦労して他人がのんびり気楽に暮らすのを見るのは、愉快な気分じゃない」
「君にも才能相応の苦労をしてもらわんと、第一、不公平と言うものだ」
9巻 回天篇
第三章 鳴動
「私は単なる(集会の)一参加者にすぎない。だが、参加したこと自体が罪と言われれば、甘んじて受けよう」
「(責任者は)知らない。知っていても、申しあげるわけにはいかない」
「釈放されれば、私は今度こそ自分の主導によって、あなたがたの不法な支配に対する抗議の運動をおこすことになるだろう。唯一、私の後悔は、自分が大勢に流されてしまったことだ」
「そうなさるべきですな。それが、あなたにとっての正義であり道徳であるのだから。あなた個人には何ら怨恨は感じない」
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