「銀河英雄伝説」アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトの名言・台詞をまとめていきます。
2巻 野望篇
第八章 黄金樹は倒れた
「要塞の利を生かして、敵に出血を強い、長期戦にもちこんで状況の変化を待つべきであるのに、いま出戦してなんの意味があるか。ただ敗北を早めるだけではないか」
「そもそも、公と小官とは、同志であって主従ではない」
「身分に上下はあっても、同じ銀河帝国の廷臣であり、ローエングラム侯の専横に対してゴールデンバウム王朝を守護したてまつる、その目的で結ばれた仲であるはずだ」
「小官は軍事の専門家として、最悪の結果をもたらすことのないよう忠告している」
「それなのに、命令がましくご自分の意思を押しつけるとは、ブラウンシュヴァイク公はなにを勘ちがいされたか」
第九章 さらば、遠き日
「私は帝国の軍人です。閣下が帝国の軍権をにぎられたうえは、つつしんでしたがいましょう。いささか遠まわりしたような気がしますが、これからはそれをとりもどしたいものです」
5巻 風雲篇
第六章 連戦
「まいったな、同盟領それ自体が奴の基地になっているというわけか」
「いっそ84ヶ所の補給基地ことごとくを占拠ないし破壊すればよい。そうすればヤン艦隊は飢えて動けなくなろう」
7巻 怒濤篇
第七章 冬バラ園の勅令
「前王朝ならいざ知らず、ローエングラム王朝には裏切者を保護すべき法はない。無益な哀願をするな」
8巻 乱離篇
第三章 常勝と不敗と
「大軍に区々たる用兵など必要ない。攻勢あるのみ。ひたすら前進し、攻撃せよ」
「メルカッツ提督が──?」
「よろしい、本懐である」
「恐るべきはヤン・ウェンリーという男の智略だ。それと承知していながら、ついに奴の術中にはまるとは、おれの武勲の鉱脈もつきたか」
「おれは皇帝ラインハルト陛下にもおとらぬ貧乏貴族の家に生まれて、食うために軍人になったのだ」
「何度も無能な上官や盟主にめぐりあったが、最後にこの上なく偉大な皇帝につかえることができた。けっこう幸運な人生と言うべきだろう。順番が逆だったら目もあてられぬ……」
「何をしている、さっさと脱出しないか」
「さっさと行くのだ。アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトが戦死するときに子供を道づれにしたと言われては、ヴァルハラに行ってから、おれの席が狭くなる」
「わかった、形見をやる……」
「お前の生命だ。生きて皇帝にお目にかかれ。死ぬなよ、いいか……」
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。