「銀河英雄伝説 外伝(田中芳樹)」の名言・台詞をまとめていきます。
1巻
第一章
「同盟軍、いや、叛乱軍の奴らは戦略を知らんのだ。流血を見ずしてイゼルローン要塞を無力化する方法があるものを」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「なぜ愚劣にもイゼルローンに拘泥する。要塞があれば正面から戦って陥さねばならぬと信じている。硬直のきわみだ」(ラインハルト)
「だからこそ帝国にとっては要塞を建設した意義がありましょう」(ジークフリード・キルヒアイス)
「ミュッケンベルガーを見ろ、堂々たるものだ。……ただし、堂々たるだけだ」(ラインハルト)
こいつらは戦争ごっこをやっているだけなのだ。(ラインハルト)
「敵将が誰かは知らぬが、理論を無視することが奇策と思っているような低能らしいな」(ラインハルト)
「いますこしのご辛抱です」
「ラインハルトさまのお手で彼我の形勢が逆転すれば、いずれが正しかったか、どんな愚か者にもわかります。そのとき、思いきり勝ち誇っておやりなさい」(キルヒアイス)
「お前は優しい。だけど言っておく。お前は姉上とおれにだけ優しければいいんだ。他の奴にそんな態度をとってやる必要はないんだぞ」(ラインハルト)
「勝っているときに、あるいは自分でそう信じているときに後退するのは、女にふられたときに身をひくよりむずかしいだろうと思うよ」(アレクサンドル・ビュコック)
「なるほど、先覚者はかならず狂人よばわりされるものだ。だが、狂人がすべて先覚者ではないからな」(ビュコック)
「敗残兵の追撃に、ラインハルトさまのお手をわずらわす必要はないと思います。ただ、それだけのことです」(キルヒアイス)
「運命? 運命などに、おれの人生を左右されてたまるか。おれは自分の長所によって成功し、自分の短所によって滅亡するだろう」(ラインハルト)
第三章
「私は自分が生まれた身分に満足しております」
「なぜなら、現在の自分が先祖の名声に値しない存在であることを、大声で自慢するような友人を持たずにすんだからです」(ラインハルト)
第四章
「おれに指揮権をよこせ。三時間で決着をつけてやる」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「おれは卿らに戦闘のやりかたを教えた。だが、掠奪や暴行や放火のやりかたを教えた憶えはないぞ」(ミッターマイヤー)
「大貴族のばか息子どもにとって、この戦いはピクニックにすぎないのさ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)
「ぶっそうなピクニックだな。小川のかわりに人血が流れ、歌声ではなく悲鳴が聞こえる」(ミッターマイヤー)
「無理はせんよ。女と勝利は、呼びもせんのに先方からおれのところへすり寄ってくる」(ロイエンタール)
「彼は気持のいい男です。ああいう男がひとりいなくなると、その分、世の中から生気が失せてしまいます」(ロイエンタール)
「おれはそんな柔弱な男じゃない」
「肥ると女房に嫌われる」(ミッターマイヤー)
「豚のくせに人間の言葉をしゃべるなよ。人間のほうが恥ずかしくなるからな」(ミッターマイヤー)
第五章
「宮廷や貴族社会において最強の武器のひとつは、中傷、流言、醜聞の類です。そして貴族たちは、不名誉な噂ほど喜び、また信じたがるものです」(キルヒアイス)
第六章
「閣下が姉君の安全を気づかっておいでだったように、私たちは閣下の安全に注意をはらっておりました。それだけのことです」(ロイエンタール)
第七章
「しかしまあ、敵の多い方だ。敵味方というが、敵、味方、敵、敵、敵というところだろうな」(ミッターマイヤー)
「神に祈らねば勝てないというくらいなら、最初から戦いなどするな」(ラインハルト)
第八章
「少数が多数に勝つというのは異常なことです。それが目立つのは、正常人のなかにあって狂人が目立つのと同じ理由からです」(ヤン・ウェンリー)
「戦場から離れるほど、人間は好戦的になる」(ヤン)
「まさかなものか。吾々は銀河帝国が人為的につくられたことを知っている。だとしたら、人為的に滅びることを当然、予測して然るべきさ」(ヤン)
第九章
「まあいい、給料分の仕事はした。これ以上のことは、もっと高給をとっている連中にまかせよう」(ヤン)
「ラインハルトさまにはおわかりのはずです。10人の提督の反感など、100万人の兵士の感謝に比して、とるにたるものではありません」(キルヒアイス)
「軍人が逃げて恥になるのは、民間人を見捨てたときだけです」(ヤン)
「勝ったのは帝国軍ではありません。勝ったのは、ラインハルトさま、あなたです」(キルヒアイス)
「そうじゃない、キルヒアイス、そうじゃない。勝ったのはおれたちさ」(ラインハルト)
最後まで読んで頂きありがとうございました。