「ソード・オラトリア」の名言まとめました

「ソード・オラトリア(大森藤ノ)」より名言をまとめていきます。

所属するロキ・ファミリアで戦いの毎日を送る、剣姫アイズ・ヴァレンシュタイン。
そんな時、これから深く関わることになる少年ベル・クラネルと出会うのだった。

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1巻

冒険者

いつしか、「冒険者」という言葉は、その多くが、「未知」の誘惑に抗えなかった彼らを指すようになる。

「冒険者」、誰もが一度は憧れる。そして大部分は年とともに、その考えを諦めていく。
現実で出来ない分、物語の中だけでも楽しみたい。

明るい言葉

気にしない方がいいよ、レフィーヤ。大荒野で戦る時はみんな無傷で済むわけないんだし。
一々謝られたら、アイズも困っちゃうよ。ね!

レフィーヤが戦闘時、アイズに助けられたことを謝っている。
そんな時、ムードメーカーであるティオナが軽く口出しした言葉になる。
深刻になりがちな時、このように冗談っぽく言ってくれると助かる。
また本当に、大したこと無いような気にもなる。
この物語でティオナは、個人的に一番好きなキャラです。

恐怖

何かがいたのよ、ここに。強竜(カドモス)を殺してのける、冒険者じゃない何かが。

本来強敵として戦うはずであったモンスターのカドモスが、既に倒されていた場面でティオネが語ったこと。
いるべきものが倒されている。
しかも最強とうたわれているモンスターが、別の誰かではなく何かに倒されている。
そこから、最強と言われるモンスターよりも更に強いモンスターがいる、となる。
この先どうなるかは伏せておく。

時の勢い

ダンジョンは知識と経験に基づいた理詰めの行動がとことん要求されるが、今この場面に限っては、彼らの熱に水を差す真似はきっと野暮に違いない。

ロキファリミアの戦闘時、団長であるフィンが考えたこと。
フィンは冷静沈着にグループをまとめている。
しかし今、仲間の危機に飛び出していったアイズ達に対して、冷静な行動よりも勢いに任した方が効果があると判断している。
多くの場合、突っ走った行動は敗北の原因になる。
しかし状況が困難な時、勢いに任せることが逆転のチャンスを生むこともある。
「何が正しい?」ではなく、「何が結果をもたらすか」が常に優先される。

命令

二度も言わせるな。急げ。

先程と同じフィンの言葉になります。
本作ではこの後、「声音が、冷酷な暴君のごとき威圧を秘める」とある。
先程は若い者の勢いに任せ、状況が変われば逆らえない命令で皆を動かしている。
もし命令しかしない指導者なら、逆らう人もいるかもしれない。
けど時に許してもらえる優しさがあるため、いざという時には逆らうことが出来ない。
なぜなら「あの人が言っているのだから」となる。
当たり前だが、指導者は厳しすぎても優しすぎてもうまくいかないもの。
本来それぐらい難しいため、本当の尊敬すべき指導者などほとんどいない。

予感

面倒な予感しかしねえぞ...!?

同じくロキファミリアの狼人ベート・ローガが語ったこと。
普段好戦的な性格で弱音などとは無縁の人が、この言葉を発する意味。
実際この後、とんでもなく面倒?なことになる。

真面目モードのロキ

つんのめりながら走りまくってたら、いつか必ずコケる。いつも言っとるな?
これからも何度も言おう。だから、忘れんようにな。

主神ロキがアイズに対して、いつも無理ばかりしていることを諭している。
アイズのように全力で無理ができる人は実力がある。
そのため、負け慣れていない場合もある。
「今まで大丈夫だったのだから、今回も大丈夫」という根拠と言えない理由で、更に高みを目指してしまう。
その結果、たどり着ける人などほとんどいないのが現実。
頑張る、無理をするのは、必要な時には大切。
しかしそれがいつもとなると、下り坂を走っているのと同じこと。

交渉

損失の危険性は勿論発生するが、交渉を上手く運べる自信があるのなら、彼等と商談してみるのも一つの手だ。
ちなみに、大抵の新米冒険者はここで冒険してしまい、その多くが無残な結末を迎えることになる。
最初の内はギルドに世話になる方が吉だ。

ダンジョンで見つけてきたアイテムなどを売却する時、正規の相手に行うか、その他の業者で行うかの選択。
当然、正規の相手はネームバリューから安心だが価格が安い。
逆に業者は、良いところもあれば悪いところもある。
評判が良いところほど差は少なくなり、悪いところは差が大きくなる。
ただ安心だけを目指して、正規の最安値ばかりだと先につながらない。
失敗を前提に業者と商談し、それを次につなげていくのが望ましい?

不思議

珍しいを通り越して不思議だな、アイズが時間を無為に過ごすのは。

同じロキファミリアのエルフのリヴェリアが感じたこと。
リヴェリアは姉(母?)のように、いつもアイズのことを気にかけている。
いつも強くなることだけを考えているアイズが、何もせずに座っている姿をみて不思議に思っている。
しかしただ座っているだけで不思議がられるなんて、いつもは何をしているのか。

ティオナの思考

ティオナは考えることが苦手だ。
アイズの心を慮って気を利かせてやれないだろうし、悩みそのものを拭ってやることも無理だろう。
お節介を焼きに行ってもきっと大失敗に終わる。
これまでもこれからも、ティオナは能天気な振る舞いで、アイズから笑顔を引っ張り出してやることしかできない。

小難しいことは放り出す。要は、ティオナがアイズのしょぼくれた顔を見たくないのだ。

ティオナが落ち込んでいるアイズに対して考えたこと。
同じ目線の仲間には悩みを打ち明けることも、まして解決出来ることも多くはない。
それでも少し助けてあげようという、優しい気持ちこそが相手に伝わるもの。
もちろんこれで解決出来るわけではない。
しかしこのような人がいるだけで、解決する意欲につながる。
こんな人を一人でも持てるなら、他が全て駄目でも、個人的には勝ち組だと考える。

対多数の撃退法

街に散らばったモンスターを追って闇雲に走り回っても非効率、時間の浪費は避けられない。
高所から敵の位置を掌握してから、早急に狙い撃て。

数ヶ所に散らばったモンスターに対して、ロキがアイズに指示したこと。
緊急時、目先の問題に目線が行ってしまい、全体が見えなくなることがある。
そのため、まず全体を把握してから効率的に行動をする。
それが結果的に時間を短縮する。考えすぎては遅くなる。
しかし考えなければ解決しないという、矛盾と戦いながら行動を決める必要がある。

レフィーヤの思い

追いかけても、追いつかない。追い縋っても、差はなお開く。
劣等感に苛まれるほど、卑屈に陥ってしまうほど、あの憧憬は遠過ぎる。
心が折れてしまうほど、彼女達は強く、自分は弱い。
でも、追いつきたい。助けたい。力になりたい。できることならば、一緒にいたい。

レフィーヤは強力な魔法は持っているが、戦闘自体が苦手。
そのためアイズやヒリュテ姉妹に助けられてばかりいる。
今アイズ達がピンチに陥っており、そんな自分を奮い立たせている。
想いがなければ次につながらない。
しかしあまりにも目標が遠すぎると、諦めの気持ちが強くなる。
それでも想いの方が強いと、再度がんばることが出来る。
その目標となる人への憧れこそが力になる。

諦めの悪い者

意志は折れる。何度でも折れる。折れない誓いなどありはしない。
その折れた意志を何度でも直す者が、諦めの悪い者がいるだけだ。

先程と同じレフィーヤの心の声。諦めてばかりいる自分に対して気持ちを入れている。
ほとんどの人は目標を立てては諦めていく。
一つの目標を、一度も挫折せずに進める人などほとんどいない。
だからといって目標も立てないのでは問題がある。
どうしても譲れない目的があるのなら、何度でも目標を立ててチャレンジすべきだ。

感想

本作は本編の「ダンまち」と同じ時間設定のため、多くの部分で同じ出来事が書かれている。
しかし本編はベルの視点、外伝ではアイズの視点になり、「立場が変わればこのようになるのか」という感じで面白い。
アイズはもちろん、本編ではあまり活躍が書かれていないレフィーヤやヒリュテ姉妹などのキャラクターがいろいろと活躍していますので、ダンまちを読んでいる人はもちろん、単独でも十分楽しめる。
またこれを読んだ後、本編を読んでみるのも面白そうですね。

2巻

美人

(男)「何でこんな綺麗なのに、顔を隠しているんだ?」
(女)「お前みたいな男に一々絡まれるのを防ぐためさ」

後にアイズたちの敵になる女戦士の言葉です。
美人はいろいろと得ではありますが、面倒くさくもありそうです。
最もこんなことを自分で言える人が何人いるかは別ですが。

努力

ダンジョンで上げる戦果に比べれば地味に違いないこうした技の研鑽を、彼女は決して怠ろうとしない。むしろ怠ることができない。
アイズが恐れていることは、多くの者達と同じ、前に進めなくなることだからだ。

アイズが毎日繰り返している朝の鍛錬についてのコメントです。
実力がある人はこのような見えない努力をしています。もしこれが「していた」と過去形になれば、すぐに抜かれてしまいます。
逆に実力が無い人は出来ない理由を探します。
変化がない限りはこの差が埋まることはないでしょう。

浪漫

「浪漫がないなぁ」。諌めてくるティオネに、フィンは肩をすくめる。
胸を疼かせる探究心こそが冒険者の醍醐味じゃないか、と小人族の少年は年相応のように笑った。

ロキファミリア団長のフィンの言葉です。報酬は低いが興味をそそるクエストを選ぼうとした時にティオネに止められています。
やりたいことか報酬か?は常に悩みのタネです。やりたいことで十分な報酬を得る方法はないものでしょうか?

お金の使い方

恐縮そうに謝るアイズに、「こんな時くらいしかお金を使う機会がないから、大丈夫だよ」とフィンは笑いかけた。

フィンやアイズなどが私的にダンジョン探索をしている時に、フィンが全員分の宿代を払うと言った後の言葉です。
団長としてたまにはこのようなことをし、そして気を使わせない一言は必要ですね。
普段に当てはめると、ここで領収書をもらうような人はどうなんでしょうかね?

金銭感覚

(ティオナ)「あーいう技、どこで覚えて帰ってくるんだろうね...」
(ティオネ)「冒険者が金にがめつくて何でもする「物好き」なのは、今に始まったことじゃないでしょ」

法治外の街で違法な技を目にした時のヒリュテ姉妹の会話です。
違法な技は違法なために価値があるという矛盾です。受け入れたくはないものですが、必要悪という言葉もありますので、全否定することも困難です。

堕落

あの聡明なエルフでさえこうまで堕落する。子供達は何て愚か愛しいのだろう。
ロイマンを見る度に、道化をこよなく愛する女神はそう感じるのだ。

権力を手に入れて豚のように太ったエルフに対しての神ロキの言葉です。
ここにも書いているようにエルフは高潔で排他的と言われていますが、なかにはこのようなのも出てきます。
普通は嫌悪感を感じるものですが、「愛しい」と感じる所にロキの本性を見る思いです。

冷静

(フィン)「どこから現れた、と問いただしたいところだが...始末する方が先決だな」
(リヴェリア)「ああ、そうだね」
(ボールズ)「何でてめえ等はそんな冷静なんだ!? ちったあ慌てろ!」

突然巨大な強敵が現れた時の会話です。
ボールズはダンジョン内で冒険者が作っている街のボスになります。
圧倒的な実力と幾多の修羅場をくぐっているため、状況だけを冷静に見ることが出来る。
慌てることにメリットは無いのですが、自分ならとりあえず慌てそうです。

リヴィラの街

(ティオナ)「『リヴィラの街』、もう直され始めてたね。ほんと早いな!」
(ティオネ)「あそこまで金根性が突き抜けていると、感心するわね...
まぁ、助かるって言えば助かるんだけど」

リヴィラとはダンジョンの中にある冒険者が作った街の名称です。
先日のモンスター襲撃により破壊されましたが、すぐに復旧を始めています。
ここは位置的な関係から「ぼったくりの街」。簡単に言えば商売している側が儲かります。
イメージとしては山小屋の飲み物や食料が高いけいど価値があるのと同じです。
儲かるところにはお金も力もすぐ集まるというのは小説でも現実でも同じです。

弱い

(もっと、力があったなら) 弱い。まだ弱い。アイズ・ヴァレンシュタインは、何て弱い。
自分はいつの間にか、牙を抜かれていたのだろうか。自分はたった一つの悲願を、僅かでも思い出の一つにしようとしていたのだろうか。

アイズが強敵に負けた後に、自分に語りかけている言葉です。
このような考え方は実力アップにつながると同時に、自分を追い込みすぎて悪い方向になることが多いです。
ただ、この状態の時に人の意見を聞く余裕はありませんので、周りに出来ることは「見守ることだけ」になるのがもどかしいところです。

可愛げ

(ティオナ)「結局一人でやっちゃったし...」
(ティオネ)「ちょっと苦戦でもしてくれると、もっと可愛げも出てくるのにね...」

アイズが一人で突っ走り、敵を倒した後のヒリュテ姉妹の会話です。
非難と呆れが混じっています。ただけっして悪意は無いですけど。

疑問

何でアイズはそんなに戦いたがるの?

ひたすら戦い続けるアイズに対してティオナが話した言葉です。
このようなストレートな疑問はなかなか聞けないものです。相手に対する遠慮もありますし、聞いてはいけないことのように感じるからです。
しかしティオナは思いがすぐ言葉にでるタイプのであり、アイズのことを本気で心配しているため、このようなことを普通に聞いてしまいます。
うっとうしいこともありますが、このタイプが一人はいてほしいのが本音です。

見守ること

今あの娘を止めたとしても、後回しになるだけだ。いずれどこかで、きっと何かをやらかす。目の届かないところで破裂されるくらいなら...目の前で大いに爆発させた方がいい。

アイズのわがままに対して、リヴェリアがフィンに語った言葉です。
注意して止めさせても結局は無くなったのではなく奥に潜むだけで、返って面倒くさくなるのは現実でも同じです。
適度な解放が必要なのですが、「止めさせているほうが楽」ということから後回しになり、状況がとんでもなく悪くなることがあります。
抑止には限界があるということは、いろいろな意味において覚えておく必要があるでしょう。

アイズの思い

アイズは、分かっている。これまでも、この先も。自分の進んでいく道には、多くの怪物の屍が積まれていくことを。
斬って、斬って、斬り倒し。積み上げられていく骸の山で頂きを作り上げ、その上を乗り越えて。そして、その先に。その遥か高みにいるのは。
(絶対に、取り返す!!) 願望を。渇望を。悲願を。

階層主ウダイオス(強敵)と戦っているアイズが自分自身について想いを確認しています。
この時点ではアイズが何を最終的に望んでいるかは不明です。
ただ目的のために強くなろうとしていることは間違いありません。
「願望、渇望、悲願」と希望などとは違う絶対的な目的。これぐらいの思いがなければ本当に手に入れたいものには届かないのかもしれません。

最後の力

もう一度、力を振り絞ろう。あと少しだけ、死力をつくそう。あの敵を倒して、あの敵を超えて。強くなろう。今の弱い自分と、決別するために。

階層主ウダイオスとの戦いの途中、傷つき疲れ果てたアイズだが勝つために最後の力を振り絞ろうと自分を追い込んでいます。
最後の賭け、最後の突撃は悲劇を生むことが多いです。しかし、この粘りによって勝った事例があるのも確かです。
現実でもこれは甘美な罠なのか、それとも必要な儀式なのかは紙一重のため難しい選択。

戸惑い

何かしてしまったのだろうか。表情には大して浮かんでいないが、心の中では幼いアイズが頭を抱え、やがてびょんぴょんと飛び撥ねながら慌てている。

階層主との死闘の後、帰路についている途中に本編の主人公ベルが倒れているのを発見する。
介抱の途中、目を覚ましたベルが固まっているのでそれに戸惑っているアイズの様子です。
アイズは剣士の実力はオラリオでもトップクラスですが、人との対応という意味では経験の少ない女の子に過ぎません。
ベルがアイズへの憧れから固まっているのも、自分を怖がっているとしか映っていない。
先程からアイズの狂気とも言える戦いばかりを取り上げていましたので、可愛い一面をピックアップしてみました。

感想

今回はアイズが強敵との戦いで、苦戦の連続となる。
本編では強いだけのイメージだが、外伝ではかなり戦闘的にも精神的にも苦しんでいる。
今回現れた女戦士との戦いや、階層主を倒したことによりアイズも強くなり、次巻以降どのような展開になるか楽しみが広がります。

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