「羊と鋼の森」の名言まとめました

「羊と鋼の森(宮下奈都)」より名言をまとめていきます。

高校生の時、外村は調律師の板鳥との出会いにより、調律師を目指すことになる。
その後、無事に調律師の仕事に着く。
先輩たちの指導や、いろいろなお客さんとの出会いによる成長物語。

出会い

僕は調律という森に出会ってしまった。山には帰れない。

主人公の外村が調律を知った時に感じたこと。
森とか山は単なる比喩。知ると引き返せなくなる時がある。もちろんそれには良し悪しが。

正しさ

この仕事に、正しいかどうかという基準はありません。
正しいという言葉には気をつけたほうがいい。

正確さと正しさは違う。正確さは一つしかないが、正しさは人それぞれである。
だからこそ面白くもあり、また難しくもある。

気づき

ピアノに出会うまで、美しいものに気づかずにいた。
知らなかった、というのとは少し違う。僕はたくさん知っていた。
ただ、知っていることに気づかずにいたのだ。

見ているからといって、知っているとは限らない。
知っているからといって、理解しているとは限らない。
人は多くの大切なことに気づかない。

求められるもの

求められてないところでがんばっても得るものはない。

この発言自体は、「必要以上に良くすることはない」という、マイナスのイメージになる。
しかし別の言葉で「蛇足」があり、必要以上を諌めた言葉になる。
ベストが必ずしも、良いとは限らない。

無駄

でもやっぱり、無駄なことって、実は、ないような気がするんです。

無駄と考えるか、その中から何かを見つけるかは、個人の感覚となる。
しかし「必要か?」となると、また別問題。言い訳だけにはならないように。

ピアノ

ピアノで食べていこうなんて思ってない。ピアノを食べて生きていくんだよ。

プロを目指すことを決めた、数音(かずね)が話したこと。
名言っぽいけど、正直、意味が分からない。読み手の感性に任せます。

絶対

絶対にいい音など存在しない。絶対という音はない。

以前に出て来た「正しさ」と同じになる。
100人中99人が「絶対」と言っても、1人は違うと言うかもしれない。
それは感性の違いであり、正解とは限らない。答えのない問題は難しい。

感想

非常にキレイであり、読みやすい小説でした。
ただ何となく現実感がなく、ファンタジー感があります。
またこの手の小説で良く言われることだが、プロの目からすると「間違っている」的な発言が良く見られます。
指摘するのは自由だが、あまり気にしすぎると面白さを感じなくなる。
批判的ではなく、内容に浸って読める人には、おすすめの一冊です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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羊と鋼の森 (文春文庫)

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