シャーロック・ホームズの名言まとめました

バスカヴィル家の犬

「あいにくだけど、ワトスン、さっききみの出した結論、あれはほとんどまちがってる」
「いま、きみは僕を刺激してくれると言ったけど、あれはざっくばらんに言えば、きみの思いちがいに注目することで、ぼくが正しい結論に導かれることがままあると、そういう意味なのさ」

先程ワトスンの推理を褒めたホームズだが、実はこんな意味だった。
これにはさすがのワトスンも反発を示すが、最終的にはホームズの推理に納得する柔軟さがワトスンのいいところ。

「ほう、そりゃ聞き捨てならない!」
「ではそのトップという名誉はだれに冠せられるのか、参考までに聞かせてもらえますか?」
「では、そのベルティヨン氏に相談なさるのがいいのではありませんか?」

依頼人はホームズを「二番めに傑出した専門家」と言ったため不満を漏らしている。
これは自負なのか、それとも驕りなのか。

「まあぼくとしては、これまでは調査の範囲を現実世界に限定してきた」
「自分なりに悪と取り組んできたことは事実だが、それでも相手が<悪魔>そのものとなると、ちと荷が勝ちすぎる」
「それにしても、足跡が現実世界のものだってことは、きみも認めないわけにはいかないでしょう?」

まるで超常現象のように語る依頼人に対し、ホームズが呆れている。
そして自分に対する依頼内容が分からないため、少し苛立っている。

「世のなかってのはね、わかりきってることだらけなのさ」
「だれひとりそれについて、多少なりとまともに考えてみたことがないというだけのことでね」

またいつものように、分かってみれば簡単という感じで話すワトスン。
それに対して返すホームズも、いつものこととして諦めてる感じ。

「いや、さにあらず──それよりはむしろ、さまざまな可能性を比較検討して、そのうちからもっとも理にかなったものを選びだそうとする段階、そう言ってほしいですね」

依頼人から「当て推量」と言われた時、ホームズが返したこと。
ホームズのもっとも嫌う言葉の一つですからね。

「そのとおりです。うわべはいかにばかげた出来事に見えてもね」

関係がないと思いながら依頼人が話したことに対して、ホームズが答えたこと。
意味の有る無しは、受け手である自分が決めることと考えるホームズだった。

「あてにしていた糸筋のうち、これで二本が切れちまったよ、ワトスン」
「もっともぼくとしては、打つ手打つ手がすべて空振りに終わったとき、かえってやる気が出てくるんだけどね」

期待していた情報が外れてしまったホームズ。
しかし気持ちは更に上向きになっていた。

「ぼくとしてきみに望みたいのはね、ワトスン、たんに事実をできるだけ克明に記録して、ぼくに報告してくれること」
「それらを分析し、解釈を加えるほうは、ぼくにまかせてくれ」

ワトスンのみを依頼人の住む家に行かせるホームズ。
状況報告を依頼しているが、ワトスンの解釈は不要と念を押している。

「肝心なのは、なにがあったかを知ることじゃなく、それを証明することなんだ」

犯人の目星も、また犯行の内容も把握しているホームズ。
しかしそれだけでは相手を追い詰めることが出来ないのも理解していた。

「聖書をもじって言えば、”あすの悪はあす一日にて足れり”ということになるだろうが、できることなら、あすという一日が暮れないうちに、究極の勝利を手中におさめてしまいたいものだよ」

明日の決戦に向けて、改めて気持ちを確認するホームズ。
相変わらず、芝居っけのある表現をする。

「ほら、わかったろう?」
「ぼくの目は、描かれた顔だけを見て、ほかの飾りは見ないように訓練されているからね」
「変装を見破るのは、犯罪捜査にかかわるものの第一の資質なんだよ」

変装を見破るための方法を、ワトスンに語るホームズ。
何を見て話しているかは、ネタバレになるため省略する。

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