「野村克也 野球論集成」の名言まとめ

「野村克也 野球論集成」の名言をまとめていきます。
野球の技術論的な部分は対象外にしています。

 

野村克也 野球論集成

第1章

優勝は、強いか弱いかよりも「ふさわしい」かどうかで決まることが多いのだ。

 

勝つことは仕事であり、人生のほんの一部でしかない。

 

自分が笑うために一生懸命やるのはアマチュアだ。
プロは、人に喜んでもらう、笑ってもらうために努力するものだ。

 

君たちの給料はファンから出ているんだ。

 

人間は可能性の動物ではあるが、プロとしての戦いは技術的な限界を知り、
その先の努力を始めるところから始まる。

 

まず正しい知識を得て、原理原則を知ること。
知識を得るには、野球という競技を正しく学ばなければならない。

 

成功というものは、その結果で測るものではなく、
それに費やした努力の統計で測るべきものである。

 

歴史とは失敗の蓄積である。
結果論が、次の成功するプロセスをつくる源になることも忘れてはならない。

 

人生と仕事は、切っても切れない関係にある。
生きがいなくして成功なし、という。

 

ただ、成功だけを求めていくと個人主義に陥り、
自己顕示欲が強いだけの非情な人間になる恐れがある。

 

成功は結果でしかない、と考えた方がいい。

 

「称賛」だけの明るい世界では、本物のプロは育たない。
「無視」されて実力を蓄え、「非難」を乗り越えて一流になれる。

 

プライドは、自分でコントロールして初めてプライドといえる。

 

進歩のマイナスになるようなものを、プライドとは呼ばない。
そんな安物は、捨ててしまった方がいい。

 

第2章

得意な球を投げる、来た球を打つ。
それだけではないのが、野球の醍醐味だ。

 

考える時間があるから、迷う。迷うから、考える。
この連鎖が野球を進歩させている。

 

目的のない練習は、練習とは呼ばない。
正しい努力をして、正しい技術を身につけてほしい。

 

終章

個人成績を上げれば、チームの成績も上がる──。
この考えは一見、当たっているようで、間違っている。

 

勝利優先のプレーに徹した結果、個人の成績も上がる。
これが正しいプロセスである。

 

「野球とは」を伝承していくことが、私たち野球の専門家の使命である。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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