「ダンまち」の名言まとめました

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(大森藤ノ)」より名言をまとめていきます。

ベル・クラネルは迷宮都市オラリオで、小さな女神ヘスティアと出会う。
駆け出し冒険者として、ベルはダンジョンへの挑戦を始めるのだった。

1巻

口癖

冒険者は冒険しちゃいけない。

いつも実力以上の無茶をするベルに対して、エイナさんが話したこと。
冒険者に限らず危険なことをする人は、出来る限り危険を避けなければいけないという矛盾をいつも持っている。
これは誰にでも当てはまること。ハイリスクなことも時には必要だが、出来る限り避ける。
覚えておくべきだろう。

自分

殺意を覚えるのは蔑んだ青年でも周囲の馬鹿にしていた他人でもない。
何もしていないくせに無償で何かを期待していた、愚かな自分に対してだ。

酒場で弱い自分のことをみんなが笑っていたのを聞いて、ベルが感じたこと。
弱いのも臆病なのも仕方がない。最初は誰もが弱いのが事実。問題はそれに甘えていること。
「弱い自分は誰かが助けてくれるもの」なんて考えていたら、未来はないだろう。

ヘスティアの願い

強くなりたいっていう君の意志をボクは反対しない、尊重もする。
応援も、手伝いも、力も貸そう。...だから、お願いだからボクを一人にしないでおくれ。

傷つき帰って来たベルに対して、ファミリアの主神ヘスティアが語ったこと。
いままでファリミアをつくることが出来なかったヘスティア。
唯一の子どもであるベルを尊重しながらも、失うことを心から心配している。
普段おちゃらけている主神だが、こんな時は主神らしい?

冒険者の心得

冒険者なんてカッコつけるだけ無駄な職業さ。
最初の内は生きることだけに必死になってればいい。
背伸びしてみたって碌なことは起きないんだからね。

シルの働いている、豊穣の女主人のオーナーであるミアがベルに語ったこと。
ミアは元冒険者であり、かなり強い。カッコつけても倒れては意味がない。
ダメな時は逃げることも正しい選択となる。

土下座

これをすれば何をしたって許されて、何を頼んでも頷いてもらえる最終奥義。

ヘスティアが友人の神であるヘファイストスに、ベルの武器制作を依頼した方法。
神タケミカヅチから教わっている。
話の中では30時間土下座を続けることにより、ヘファイストスを根負けさせている。
私自身、土下座はしたこともされたこともない。
しかし謝罪や依頼が難しい時、どうしても無下には出来ないのも事実。

エイナさんの決断

誰かが傷付くよりずっといい!
何かあってからじゃ、遅いよ!

モンスターが街に逃げた時、エイナさんが独自判断で他ファミリアに協力を依頼する。
第三者的な立場なら当たり前の判断。
しかし自分が中に入ってしまうと、この簡単な判断が出来ない。
常に「大切なものは何か?」ということを心がけて行動したい。

ベルの選択

神様...僕はもう、家族を失いたくないです。

ベルはモンスターに敵わないことを悟り、神様だけを逃がす選択をする。
昔、祖父を失って一人になったことを繰り返したくなかったから。

ヘスティアの励まし

今、君は自分のことを信じてやれないかもしれない。
なら代わりに、君を信じているボクを、信用してやってくれないかい?

モンスターに敵わず自信を失っているベル。
それに対してヘスティアが励まし語りかける。
言葉だけでは意味はない。
だがこの時のヘスティアには、ヘファイストスに作ってもらった新しい武器がある。
それをベルに渡して、全てを託すことになる。

小悪魔

それでも、格好良かったですよ?
不謹慎ですけど、あの時モンスターへ立ち向かっていたベルさんに...私、見惚れちゃいました。

戦いの後、ベルがシルから言われたこと。
本気なのか冗談なのか分からない態度でこんなこと言われたら、どうしていいか分からない。

ヘスティアの想い

誰よりも何よりも、ボクは君の力になりたいんだよ。
だってボクは、君のことが好きだから。

疲労から倒れたヘスティアが起き上がった後、ベルに伝えた言葉になる。
この後、ちょっとしたオチがある。

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2巻

リュー・リオン

吠えるな、手荒なことはしたくありません。
私はいつもやり過ぎてしまう。

エルフのリューさんが、ベルと争っている冒険者に忠告したこと。
言葉通りの実力を持つが最近は冒険を引退しているので、その強さを隠している。
「私はいつもやり過ぎてしまう」は過去の事実。

リリのつぶやき

でも、リリは死ぬことに憧れていたことがありましたよ。
一度、神様達のもとに還れれば、今度生まれるリリは、今のリリよりちょっとはマシになっているのかなぁ、なんて。

ダンジョンからの帰り道、リリがつぶやいたこと。
幼い少女が、今までどんな生活を送ってきたか思い知らされる。
この後、「今は違う」と言っているが本心は。

フレイヤのわがまま

貴方を私のモノにするのは待ち遠しいけれど...複雑ね、来ないでほしくもある。
今この時こそが、一番胸の躍る時なのかもしれない。

ベルに固執している女神フレイヤがつぶやいたこと。
欲しいと思っている時が一番楽しい。
しかし手に入れてしまったら、急に興味が無くなるのはよくあること。

ヘスティアの叫び

ベル君、止せっ、君は潔癖すぎるっ!
世界は神より気まぐれなんだぞ!

ベルがシルより借りていた本は非常に高価はものだった。
しかもそれを使ってしまい、無価値にしてしまう。
そんな時、謝りに行こうとしているベルを止めたヘスティアの叫びになる。
不可抗力とはいえ自分の許容を越えた場合、どうすればいいのか?

リリとして生まれたこと

リリはリリでいた時点で、既に歯車が狂っていたのかもしれない。
世界はリリにちっとも優しくなかった。

生まれた時点で、酒と金だけを求めたソーマ・ファミリアに所属していたリリ。
パルゥムとして力も弱く、周りも全然優しくしてくれなかった過去を持つ。
生まれは絶対ではないが、相対的な差を生む。
初めの差を埋めるには、かなりの実力差が必要になる。
そして多くの場合、埋めることが出来ない。
また子供の時は、その選択肢すらないことが多い。
その結果、犯罪に走るとしたら悲しいこと。

ベルの気持ち

神様、僕は...それでも、あの子が困っているなら、助けてあげたいです。
寂しそうだったんです。その子。
今度は僕があの子のことを助けたい。

ベルがリリに対していだいている気持ちを、ヘスティアに語っている。
ベル自身も初めてオラリオに来た時、廻りに相手にされず、困っていたところをヘスティアに助けてもらった経験を持つ。
同じ様な境遇のリリを、今度は自分が助けたいと願っている。

ベルからリリへ

じゃあ、リリだからだよ。僕、リリだから助けたかったんだ。
リリだから、いなくなってほしくなかったんだ。
上手い理由なんてさ、見つけられないよ。リリを助けることに、理由なんて。

リリに助けた理由を聞かれた時、ベルが話したこと。
うまく言葉に出来ないけれど、本当に助けたかったんだという気持ちが伝わってくる。

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3巻

罪悪感

そもそも、断罪なんて生意気なこと言ってるんじゃないよ。
いまどき神だってそんなことしないぜ?
罪悪感なんて、結局自分が自分のことを許せるか許せないかでしかないんだ。

仲間に加わることになるリリに対して、ヘスティアが語ったこと。
罪の意識を拭えないリリを、イヤイヤ?だが許そうとしている。
「罪の意識」は自分自身が相手だけに、厄介な存在。

アイズからの指摘

君は臆病だね。
多分、君はその時が来たら、逃げ出すことしかできない。

訓練の時、アイズがベルに対して指摘したこと。
ベルはモンスターのミノタウロスに対して恐怖心を持っている。
そのことをアイズに見抜かれてしまった。
憧れの女性に「怯えてる」と言われる感覚は、おそらく言われたものしか分からない。

リリにとって

ベル様のお声は、心に響く鐘の音のようですね。

不安を拭いきれなかったリリが、ベルの優しい言葉を聞いた後に話したこと。
いままで人に裏切られ、そして利用され続けてきたリリ。
そんなリリにとってベルは、初めての心から信頼できる仲間と言える。
その仲間からの言葉は、特別なものとなる。

それぞれの冒険

貴方は冒険者だ。
貴方が望むものは、恐らくですが、その先でしか手に入れることはできないと思います。

強くなりたいと願うベルに対して、リューが話したこと。
リューの皿洗いしながらの、この会話はなぜか印象深い。

アイズ

私も、ありがとう。...楽しかったよ。

アイズがベルとの訓練最後の時に話したこと。
アイズも人を教えるのは初めてのため、少しの楽しさを感じている。
憧れの人であり年上のお姉さんからの言葉は、特別なものだろう。

ミノタウロスとの対峙

でも、この子を死なせるのは、もっと怖いっ!

ミノタウロスと対峙したベルは恐怖で動けなくなり、リリを負傷させてしまう。
その恐怖の対象であるミノタウロスと戦うことを決めたベルの決意になる。
明らかに勝てない敵と戦うのは勇気と言わない。
しかし何かを守るために進む一歩は必要なこと。
ただ結果がついてこないという現実は、常に立ちふさがる。

祖父の言葉

やばい時は逃げろ。怖かったら逃げろ。死にそうだったら助けを求めろ。
女の人が切れそうだったらすぐ謝れ。
馬鹿にされたって指をさされたって、それは恥ずかしいことなんかじゃない。

一番恥ずかしいことは、何も決められず動けないでいることだ。

両親のいないベルは祖父に育てられ、英雄などの話をよく聞かされていた。
恐怖と戦っているベルが昔聞かされた言葉を思い出し、ミノタウロスとの戦いに気持ちを入れようとしている。
「出来ないからしない」という考えは、逃げているのと同じこと。

奮起

ここで格好をつけないで、いつ格好をつけるんだ!
ここで見返さないで、いつ見返すっていうんだ!
ここで立ち上がらなくて、いつ立ち上がるっていうんだ!
ここで高みに手を伸ばさないで、いつ、届くっていうんだっ!!

ミノタウロスとの戦いでピンチに陥った時、アイズが助けに入る。
二度もアイズに助けられるわけにはいかない、ベル自身が奮起するために唱えた言葉。
何度も何度も繰り返される言葉に、力を感じる。

ベルの冒険

冒険を、しよう。この譲れない想いのために。僕は今日、初めて冒険をする。

実力的には勝てない敵であるミノタウロス。
その強敵に再チャレンジする時、ベルが心に誓ったこと。
冒険と無謀は違うが、ここでは勇気と捉えよう。

4巻

思いやり

これだけはどんな時でも忘れないで。
死んじゃったら、何も意味がないんだよ。

自分よりはるかに強いモンスターと戦った、ベルに優しく話しかけているエイナさん。
強く言われたら反発してしまうが、いつも心配をかけて、また優しく接してくれるお姉さん的な人に言われたら素直になる。

冒険の考えかた

逃走を図るということは、既に追い込まれた後という意味です。
最初から窮地のことを考えるより、その局面に遭遇しないことを考えた方が建設的だ。

少数で逃げやすくするより、メンバーを増やして確実に対応することが冒険に必要なことをリューが話していく。
ピンチを乗り切ったことを自慢する人がいる
しかしピンチでも、楽に対応できることが本来は自慢すべきこと。
少数で多数に勝つことは、ほとんど起こらない事実のため有名になる。

パーティ

パーティの利点ってやつだな。
体だろうが心だろうが、余裕を持てるようになれば動きも変わってくる。
モンスターの対処もな。

新しくベルのパーティに加わったヴェルフが語ったこと。
1人よりも2人、2人よりも3人と増えていくことにより単純に3倍ではなく、それ以上のことが出来るようになる。
しかしそれは、それぞれの連携と役割が上手くいく場合。
多くは3倍にすらならないのは残念なこと。

隠し事

ベル君、隠し事の一つや二つ、笑って受け入れてあげなきゃダメだぜ?
神にだってやましいことが一杯あるんだから。ぜひ懐が深い男になってくれよ。

ヴェルフが魔剣を作れることを黙っていることに対して、ヘスティアがベルに語ったこと。
多くの人は、何らかの話したくないことを持っている。
ほぼ全員と言って間違いないだろう。
聴いてあげることが相手にとっての優しさになる場合もある。
しかしそれは、「相手にとって話をしてもいいと思える人」になっているのが条件。
相手が話すまで、待つ度量が欲しい。

最高の準備

ベル、わかった風な口を利くけどな、お前はもっと欲深くなった方がいいと思うぞ?
冒険者なんて明日にはどうなってるかわからないんだ。
もしもの時のためにも、今できる最高の準備ってやつを整えなきゃいけないんじゃないか?

必要な装備を作ってもらうのを遠慮しているベルに対して、ヴェルフが語ったこと。
個人的な趣味の世界で、昔の効率の悪いものを使うのは自由だ。
しかし仕事や周りに影響をおよぼすものに対して、自分が購入出来る範囲で良いものを使うのは最低限のマナー。
ただモノマニアになって、効率だけを自慢している人もいますが。

武器の本質

使い手がたった一人で、どんな窮地に立たされたとしても、武器だけは裏切っちゃいけない。

使っていく内に確実に壊れる魔剣が嫌いなヴェルフの、武器に対する考えかた。
非常に分かる考えかただが、視点を変えれば作り手である職人の思想にすぎない。
使い手は効率だけを求めるのが正しい。
手に馴染むもの、壊れないもの、よく切れるもの等、さまざまな用途に応じさえすればいい。
例え砕けるとしても、それによって解決できることがあるなら手に入れたい。

報酬

いいですから、覚えておいてください、しっかりと報酬を頂くまでがクエストですよ。

報酬をごまかされそうになっているベルに対して、リリが語ったこと。
冒険者ではなく、技術者に言ってあげたい言葉です。
仕事や出来ばかりに注意がいき、報酬について考えていないことがある。
場合によれば、例え適正で合っても高額を要求するのに気が引ける人すらいる。
「報酬」というゴールを、常に意識するのが仕事である。

5巻

重荷

一つ一つは取るに足らない出来事であったとしても、積み重なる些事はやがて抱え切れない重荷となって表面化する。

新しいことに挑戦する場合、当然のように分からないことや問題が発生する。
大きなことで無ければ対応できるだろう。
しかし小さな問題も数が増えると対応できなくなる。
対応できないことが大きな問題へと発展し、小さな問題を解決する時間をさらに奪っていく。
それを自分の力だけで解決しようとした場合、どのような結果が待っているのかは語るまでもないでしょう。

今、出来ること

徒労に終わり、後で笑い話になるのだったらそれでいい。
取り返しのつかないことになる前にできることはするべきだ。

問題が起こった場合、人には「信じたくない」という心が生まれる。
本来なら出来る限りの方法で事前の準備をする必要があるのに、時間を浪費することが多い。
小さな無駄を惜しんだため、大切な物を失った人のなんと多いことでしょうか。

選択

いい、決めろ。どっちを取ったって、俺はお前を恨みはしない。

ピンチに陥ったベル達パーティの方針について、ヴェルフが語ったこと。
多くの人が相手に選択を任せた後、失敗したら責めてしまう。
しかし相手に任せるとは、「成功は相手のおかげ、失敗はみんなの責任」と考えるべき。
たとえ周りがどう言おうと、自分だけは責めたくない。

ヘスティアの願い

ベル君達が戻ってこなかったら、君達のことを死ぬほど恨む、けれど憎みはしない。

ベル達パーティのピンチのきっかけを作ったファミリアのメンバーに対して、ベルの主神ヘスティアが協力を依頼した時に話したこと。
相手を責めたい気持ちを抑えて協力を求めている。
怒ることはいつでもできる。まずは最善の方法を常に考えるべき。

独占欲

覚えておいて?
あの子で遊んでいいのは、私だけよ。

ベルに執着している女神フレイヤが忠告したこと。
権力のある女性にこのように思われたら、身動きが取れなくなる。

叱責

謙虚なのは美徳でもあるのでしょうが、自分を貶めるような真似は止めなさい。
貴方の悪い癖だ。

少し卑屈になっているベルに対して、リューが語ったこと。
ベルにとってリューはやさしく、そして厳しいお姉さん的な立場の人。
その人の厳しい言葉は素直に心に入っていく。

試練

悪趣味でもなんでも知ってほしかったのさ、彼に。人の一面を。

ベルに対して悪意を仕掛けた、神ヘルメスが語ったこと。
ベルは急激な成長と注目により、他の冒険者から敵視されている。
その感情を利用して、ヘルメスがけしかけている。
相手のためと言いながら、半分以上は楽しんでいる姿を見ると、残酷な性格を想像させる。

リーダー

貴方はパーティのリーダー失格だ。だが、間違ってはいない。

パーティの安全より、そこにいるみんなの安全を選んだベルに対して、リューが語ったこと。
正しい判断と間違った判断、この差は紙一重に過ぎない。

英雄の条件

仲間を守れ。女を救え。己を賭けろ。
折れても構わん、挫けても良い、大いに泣け。勝者は常に敗者の中にいる。
願いを貫き、想いを叫ぶのだ。さすれば、それが、一番格好のいい英雄(おとこ)だ。

傷つき倒れたベルの記憶に残る、祖父の言葉になる。
ゴロがよかったのでピックアップしました。

後悔

今はそれでもいい。
しかし何かを得た時、きっと貴方はその力を使わなかったことを後悔する。
意地と仲間を秤にかけるのは止めなさい。

強力な魔剣(魔法武器)を作れるが、自分の意思によって作らないと決めているヴェルフに対して、主神ヘファイストスが語ったこと。
それは独りよがりである、と諭されている。
出来るのにしなかったため大切なものを失った後、後悔しても取り戻せない。

6巻

喧嘩の理由

自分のことだったらいい、いくらでも我慢する。
でも大切な人を馬鹿にされたら、あまつさえ侮辱されたら、黙ってなんかいられない。

普通ならベルの方から喧嘩をすることはあり得ない。
実際、酒場で主神が侮辱されたことが理由になる。
喧嘩がよくないのは誰もが知っている。
その結果、自分はもちろん相手も傷付くことがいいわけもない。
しかし親愛する人を侮辱されて、黙っているのは正しいだろうか?

侮辱された本人の感情

少し不公平かもしれないけど、主神(ボク)を馬鹿にされたって腹を立てないでくれよ。
神ってやつは、子が息災であることが一番嬉しいんだ。

今度は侮辱された側のヘスティアがベルに話したこと。
自分のために怒ってくれるのは嬉しいもの。
しかし喧嘩になったり、傷ついたりすることを望むわけはない。
本当に人との対応は難しい。

難しい二択

アポロンが本気になった以上、このままじゃあボク達に未来はない。
打開する手段は二つ、勝ち目のない戦いに挑むか、このオラリオから逃げるか。

他ファミリアの主神アポロンがベルを手に入れようと、ヘスティア・ファミリアにいろいろと攻撃を仕掛けてきた。
逃げ切れないと悟った時、ヘスティアがベルに問いかけたこと。
現状では何十倍という人数差があり、とても直接に戦える相手ではない。
しかし逃げる場合、今までダンジョンで積み上げてきたものを全て失うことになる。
出会った人はもちろん、未来の夢も同時に失う。選ぶことが困難な二択になる。

ヘスティアのベルへの想い

君が好きと言ってくれれば、ボクは覚悟を決める。
君の言葉を信じられれば、面倒な嫉妬心も鼻で笑えて、ボクは何でもできるようになる!
何とだって戦える!

今のヘスティアにとっては、ベルは全ての状態。
無理な戦いを選んでも、または逃げたとしても受け入れることができる。
しかしそれには相手の答えが必要になる。珍しく真剣であり、また直接的な問いかけになる。

リリの存在

勝つには君がいないと駄目なんだっ、君じゃないと駄目なんだ!
お願いだ、ボク達を、ベル君を助けてくれ!!

元の所属ファミリアの策略によって、ベル達と引き離されたリリに対して、ヘスティアが語ったこと。
リリは自分の問題でベル達に迷惑をかけていることを気にして、ヘスティア・ファミリアに戻ることを諦めていた。
戦力の乏しいヘスティアファミリア。
数少ない仲間であるリリの能力が、どうしても必要となる。
もちろん能力に関係なく、協力を依頼しているでしょうけどね。

リリの答え

誰からも必要とされなかった自分を、こんなにも必要としてくれる人達がいる。

いままでのリリは小人族(パルゥム)のため体も小さく、仲間にも虐げられてきた。
実際に力も弱くモンスターと戦うほどの力量もない。
そのため協力者を騙すようなことをして、今まで生きてきた過去を持つ。
そんな自分を初めて本当の仲間として認めてくれた。
また能力を認めてくれている、ベルやヘスティア達のことを思い出す。
自分を低く評価している人は、「認めてもらう」という当たり前のことが希望の力になる。

アイズの助言

人は隙を見つけると、動きが単純になることがある。さっきの君みたいに。

アイズとベルの訓練時、アイズが助言したこと。
人は隙を見つけた時、喜びからかそこにしか意識が向かなくなる。
チャンスと思ってしまったばかりに、単純な攻撃になることが多い。
しかしこれには別の見方もある。
隙を作った側も相手が単純攻撃を仕掛けてくると判断し油断していると、相手の切り返しにあう可能性もある。
どこまで行っても読み合いになるので、判断も難しい。

女神の本性

代理戦争(これ)の行方を見守らないのは、もう神なんかじゃないもの。

美の女神であるフレイアが語ったこと。
ベルが奪われるかもしれない危険はあるが、それ以上にこんな面白いゲームの邪魔をすることは神としてありえないと考えている。
ベルの勇姿が見たいため、試練という名のいじめを繰り返しているフレイアにとって、今回は最高の舞台なのでしょう。

大切なもの

生憎、一族の怨讐より私には大切なものがある。
友人を助けることが恥だと言うのなら、いくらでも甘んじましょう。

戦争遊戯に参加しているリューが同朋に対して語ったこと。
大切なものがある。しかしそれ以上に大切なものもある。
相変わらず、リューはかっこよすぎ。

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7巻

組織の拡大

人が多くても、いいことばかりじゃないぞ。逆にしがらみなんかも増える。組織としてもな。

急に注目を浴びたヘスティア・ファミリアの状況に対して、ヴェルフが語ったこと。
組織が拡大して、人が増えることは悪くない。
しかし組織の拡大に、人が足りなくなることはよくある。
人を増やした場合、素人は役に立つまでに時間が掛かる。
経験者の場合、いままでの経験と組織の相性が悪いことも多い。
急成長した組織は、このバランスの悪さに初期のエッセンスが薄まり、瓦解することが多い。
時間が許すなら、地に足を付けて伸ばすべきである。

知りたくない事実

知りたくもなかった事実に、打ちのめされる。同時に思い知らされた。
あらゆる意味を引っくるめて、自分がいかに子供だったかってことを。

歓楽街の現実をつきつけられたベルが感じたこと。
子供にとって正しいことなどは、大人には通じない。いかに理不尽でも、通じない。
それを理解し、行動に移せるのが大人かもしれない。もっとも、好き嫌いは別にして。

ベルの思い

出会わなければ良かったとは、思いたくない。
出会いはきっと、尊いものである筈だから。

春姫の現状を知りながら、何もできない自分に対してベルが考えたこと。
「出会わなければ」「知らなければ」良かったことなどたくさんある。
実際には何も出来ないことがほとんどだから。しかし、それ自体を否定したくはない。

覚悟

単純な力のことを言っているんじゃない。あなたには覚悟が足りない。

春姫を助けようとするベルに対して、アイシャが語ったこと。
単純な正義感から春姫を助けようとするベル。
子供っぽい理屈だけで、全てを犠牲にする覚悟が足りないことを指摘されている。
自分より強大な敵に立ち向かっているのに、無傷で勝とうとしている。
代償もなく手に入れることが出来ると考えている。
「覚悟が足りない」と言われて当然だ。

恥ずかしいこと

馬鹿にされたって指をさされたって、それは恥ずかしいことなんかじゃない!
一番恥ずかしいことは、何も決められず動けないでいることだ!!

諦めて立ち止まってしまったベルが、自分を奮い立たせている。
失敗を恐れて何もしない人がいる。無駄だからと諦めて、初めから動かない人がいる。
自分を守っているようで、何も守れていない人。
命さえ落とさなければ、何もしないよりは失敗の方がマシである。

ベルの誓い

僕と貴方が憧れた「英雄」は、そんなんじゃないんだって!
例え娼婦でも、破滅が待っていても「英雄」は見捨てない!
恐ろしい敵が待ち受けていたって、「英雄」は戦いにいく!
そんな「英雄」に憧れた僕がっ、僕達が貴方を守ってみせる!!

娼婦であることに気後れしていた春姫に対して、ベルが誓ったこと。
いつもは子供っぽいベルだが、大切なことが分かっている。
一度ぐらいは言ってみたいもの。

ヘルメス

断っておくと、最初からこんなことを望んでいたわけじゃない。
ただ、面白いことが起こりそうだから、オレは火種(きっかけ)を放った...それだけさ。

いろいろな人に情報を流して、騒動のキッカケを作ったヘルメスが話したこと。
本当に飄々としている曲者です。多くの人に重宝され、また軽蔑される存在。
しかし楽しそうなので羨ましい性格ですよね。

ヘルメスの願い

世界は「英雄」を欲している。

ベルに英雄の資質を見出しているヘルメスが考えていること。
人は英雄とか強い指導者を求めている。
なぜなら、そういう人は自分に楽をさせてくれるから。
何も考え無くても生きていくことが出来るから。
そして、その危険性には目をつむる。

挑発

構えな。男が女を連れ去っていく時は、力ずくと決まっているさ。

春姫を取り返そうとするベルに対して、アイシャが語ったこと。
決まってはいないと思うけど。
もっともアイシャはアマゾネスなので、男を奪って行く方。
当然、男にも逆のことを求めているのは分かるけど。

8巻

我儘

君はさ、もっと我儘になるべきだよ。

人のことばかり考えて自分のことは後回しにするベルに対して、ヘスティアが語ったこと。
相手のことばかりを考えるのはいい。自分を後回しにするのもいい。
しかし本当に大切なことなら、自分の気持ちに正直にあるべきだ。
本当に正直にあるべきだ。

自分の気持ち

リリだけは彼を見捨てない。
例え世界が少年に罪人の烙印を押したとしても、少年が孤独に追いやられたとしても、リリだけは少年の側にいる。
彼を支え続ける。

思いもよらない好条件を示され悩んでいるリリ。
そんな時、自分の気持ちを思い出した心の声。
信じられないような条件を示された時、人は悩む。
そこにこそ幸せがあるように感じてしまう。
しかし条件によって、何かを裏切った人はどうなるだろうか?
理解は出来るが信頼はおけない。

驕り

俺のやり方だと?
馬鹿め、頂の輪郭すら見えぬまま寿命がつきるわ。
上級鍛冶師になって、何か勘違いでもしているのか。

ヴェルフは家系による特別な力を使うことを嫌っている。
多くの人から望まれる力だが、「自分だけに備わる特別」に嫌悪感を持っている。
しかしそのことを、元にいたフェミリア団長の椿から言われたこと。
自分だけに備わった力なら、それこそ価値があると考えるのが普通。
自慢する必要は無いが、磨きをかけるのが普通です。
「自分の力を試したい」は聞こえはいいが、子供のたわごとと言われればそれまでのこと。
ただ「流されたくない」という気持ちは理解できる。

究極を目指すためには

椿の言うことは間違っていないわ。
有限の時間しか生きられない子供達が神々の領域に辿りつくためには、それこそ何もかも支払わないといけない。

無限の時を生きる鍛冶の神ヘファイストスが語ったこと。
「何もかも支払わないといけない」
考え方を変えると、このように思えるほどの何かに出会えた人は幸せだろう。
例え、周りの人を不幸にすることがあるとしても。

対応

断っていい、受け入れても構わない、ただ恐れないでくれ。

ベルが神からの求愛に後ろ向きな考え方としていることに対して、同じく神であるミアハが語ったこと。
永遠を生きる神との関係。普通とは異なる関係。
ギリシャ神話に出てくる世界なら美しくもあるが、日本的な感覚なら残酷であり悲劇的なイメージしかない。
「恐れないでくれ」というのが本音かも。

一瞬と未来

一瞬の代償が、永遠の悲しみ。それはとても、怖いことだ。

神との恋愛について語った言葉だが、それ以外について考えてしまう。
一瞬の判断が未来を創ることもあれば、一瞬の出来事で全てを失うこともある。
「一瞬だから」「今だけだから」ほど怖い考えはないのかもしれない。

9巻

竜の少女

傷付くことも傷付けることにも怯えながら、温もりを求める、ただの迷子だ。

人ともモンスターとも異なる、言葉を話す竜の少女(ウィーネ)を見ているベルの感情。
強い力、優しい感情、幼い心。このバランスの悪さは人に利用され、また目標にされる。
そして多くの場合、自分の望むものとは違う現状に対して暴発してしまう。
力を持っているからといって、実際に使う人は僅かなのに。

ヘスティア

固いなぁ、サポーター君は。こういう時は開き直り、もとい柔軟な発想が大事なんだぜ?

ウィーネに対して警戒を解けないメンバーに対して、ヘスティアが語ったこと。
普段は別にして、こういうことには広い心を持っている。
ただ最後が「?」ですから、自信なさそうですけどね。

リリ

納得は、していません。諦めただけです。...ベル様は、底抜けにお人好しですから。

ウィーネのことを結局受け入れてしまった、リリの諦めになる。
ファミリアのことを考えて、基本的には反対姿勢を残している。
しかし自分自身が何度もベルに助けてもらっているため、ベルの気持ちを最優先している。
リリも結局はお人好しですね。

正論

正論という名の暴力に、何も言い返せない。

正論を言う人がいる。自分も周りも反論できないことを言う。
しかし心情的に納得できないことが多い。
冷静な判断からくる正論と、ただ相手を黙らしたいための正論。
この2つを分けて判断するのは非常に難しい。

後悔

お願いします。ウィーネ様を助けたことを、どうか後悔しないでください。

結局ウィーネを助けることによって、ファミリアに問題が発生。
それを気にしているベルに対して、春姫が願ったこと。
後悔することは、もう一度同じ場面になれば反対するということ。
今回で言えば、「助けなければよかった」となる。
限りなく困難な状況から助けられた春姫にとって、受け入れたくない事実となる。

大切なこと

過酷なダンジョンの中ではパーティとしての真価が試される。
何が起こるかわからないけど...頼るものを間違えてはいけない。

初めての階層に挑戦するベルの心の声。
強い武器も、強固な楯も所詮は物に過ぎない。
強力な兵器も、高い城壁も有利不利だけの問題になる。
それを利用し勝敗を決定するのは、常に人の存在。

間違い

間違っているのなら、せめて、正しい間違いを選ぼう。

状況を書くとネタバレになるため、少しわかりにくいと思います。
ここでいう正解とは、常識と考えると分かりやすい。
常識的な対応が、状況によって好ましいとは限らない。
一見、非常識であることが大切な時がある。
自己中になるのは問題だが、自分が正しいと判断したならその考えを行動に移したい。

10巻

欲望

求めることに純粋であれ。

ある壮大な夢を描いた人物が書き残した言葉。
一見、情熱的で美しい言葉だ。
しかし言い方を変えると、「求めるためには何でもしろ」となる。
純粋であればあるほど、冷酷にも残酷にもなれる。
残念ながら歴史が証明している。

ヘスティアの心

...ボクが一番大切なのは、ベル君達だ。
───ベル君達が何かを決めたのなら、ボクはそれを応援するし、支えるよ。

神ヘスティアの考え方。
「正しいか間違いなのか?」ではない。もちろん損得でもない。
全ては自分の眷属(こども)のために。たとえ、全てを敵に回すことになっても。

アイズの心情

怪物(モンスター)のせいで誰かが泣くのなら───私は怪物を、殺す。

言葉を話し交流することが出来るゼノス達と、戦うことが出来ないベル。
そして「同じ立場ならどうする?」と問いかけた時にアイズが答えたこと。
ものごとを意識的に単純化している。
モンスターかどうかは関係ない。言葉を話せることも関係ない。
人に害があるかどうかだけを問題にしている。
ただ知らない時は言えても、知ってしまった後に同じ言葉が言えるかは分からない。

行動の原則

怯んだ先は敗北であり、死だ。

自分より強いモンスターと対峙している、リューの考え方。
怯みは身体を固くして行動を制限する。
もちろん思考も単純になってしまい、あらゆる対応が遅れてしまう。
余裕がありすぎるのも問題だが、怯んでしまったら負けは確定である。

情報収集

サポーター君、やっぱり人に聞いても駄目だ。
それらしい話があっても、色んな噂が交ざってる。

情報収集で街の人に聞いても正確なことが分からない時、ヘスティアが語ったこと。
人の記憶は曖昧だ。しかも、曖昧な記憶をさらに脚色する。ペラペラ喋る人なら尚更だ。
情報は多く集めることに価値はなく、間違っている分を取り除いた後の、正しい情報にこそ価値がある。

愚かについて

君は、本当に愚かだな...

ベルのある行動を見た後、神ヘルメスがつぶやいたこと。
愚かと言えば悪口である。冷笑と共に語れば尚更だ。しかし、必ずしもそうだろうか?
溜め息と共に、首を振りながら語ればどうだろうか?
「そんなことが出来るなんて羨ましい」という一面もあるのではないか。
この時のヘルメスは、寂しそうに笑いながら語っている。何を思っているのだろうか?

偽善者とは

「偽善者」と罵られる者こそが、「英雄」になる資格があると。

ベルの取った行動に対して、神ウラノスの協力者であるフェルズが考えたこと。
「偽善者」という言葉は普通なら悪口である。
しかし私自身は必ずしもそのように考えていない。
なぜなら「偽善」自体は正しい行動だから。
問題なのはその結果、より多くの不幸を生み出した場合に限る。
そのように考えると、後にも不幸を生み出さなければ純粋な「善」になる。
善の心を持っている人でも、悪いことをする場合がある。
それなら悪の心を持っていても、一生「偽善」を通せる方が、よほど正しいのでは?

愚者

愚者であれ、ベル・クラネル。どうか君だけは、愚者でいてくれ。
君の持っているものは、私達にとってはとても愚かで...
しかし神々からすれば、きっと、かけがえのないものなのだ。

続けてフェルズの言葉になる。
愚かな選択をしたベルを励ましている。愚かな選択とは、間違えているわけではない。
ただ限りなく、少数意見なだけである。
しかしたとえ正しくとも、少数意見は人から蔑まれる。
地動説を唱えたコペルニクスを人は笑っていたのだから。

祖父の言葉

誇らなくていい。迷い続けてもいい。ただ、後悔はするな。
視線の先には、愚かな偽善によって救われた命が、確かにあるのだから。

自分の選択の結果に迷っているベルが、祖父の言葉を思い出している。
第三者は、被害に対して純粋な規模で考えてしまう。
たとえば、1人を救うために100人に被害が出れば非難するだろう。
しかしこれが、自分に関わる人が対象となると話が変わる。
多くの人は遠くの100人の被害より、子どもの病気の方が気になるもの。
逆に100人の被害を救うために、自分の子どもに問題が起きれば大勢の人が非難するだろう。
第三者の意見とは、大勢の人に好まれるだけで正しいわけではない。

人気と期待

人気と期待はたった一つの所業で反転する。裏表なのだ。信頼と失望は。

人は勝手に期待して、勝手に失望する。持ち上げては叩き落とす。
大衆とは残酷である。

絶対者

たとえ後ろめたいことを企てていたとしても、澄ました顔をしていなければ。

いろいろな手違いにより対応に苦慮している神ウラノスに対して、神ヘルメスが語ったこと。
上に立つものは正しくなければならない。しかし、実際に正しいのと正しくあるのとは違う。
上に立つ人物は、「正しいと思わせる」力を持っていなければならない。

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