「銀河英雄伝説(田中芳樹)」の名言まとめました

6巻 飛翔篇

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誤解

人間の数だけ誤解の種があるというからな。

国務尚書であるマリーンドルフ伯が、娘のヒルダに話したこと。
ヒルダはラインハルトの首席秘書官であり、聡明さを謳われている。
外見的な面も含めて、周りからは皇后になる筆頭とも見られている。
しかしこの、「見られている」というのは曲者。
権力に直結する立場になり、嫉妬の対象になる。
何もしなくても非難の対象になる。何かした日には。

覚悟

ここで卿のために殺されるなら、予の命数もそれまでだ。惜しむべき何物もない。

ある状況に誘い出し、命乞いを強要している犯人に対して、ラインハルトが語ったこと。
これは助かる自信ではなく、覚悟のようなもの。
勝てばいいと考えてる者と、勝ち方も気にしている者の違いになる。
どちらが正しいかは、結果によってのみ判断されること。

年金生活

仕事をせずに金銭(かね)をもらうと思えば忸怩たるものがある。
しかし、もはや人殺しをせずに金銭がもらえると考えれば、むしろ人間としての正しいありかたを回復しえたと言うべきで、あるいはけっこうめでたいことかもしれぬ。

軍隊を退役し、年金生活を送っているヤンのメモになる。
特に意味はないが、考え方の一つになる。
これを軍レベルに拡大すれば、次の考え方も実は正しい。
「軍隊は無駄にお金を使って維持してでも、使わないことに意味がある」

人事

任命の時点では、この人事は決して最悪のものではなかった。
ただ、結果として最悪になっただけである。

よくある話になる。みんなに期待されたのに、結果が悪く終わることは多い。
また残念なことに、期待されなかったのに、結果が良く終わることは少ない。

武力

圧倒的な武力とは、人間のもつ本能の最悪の部分と共鳴して、その濫用をうながす。

多くの場合、事実となる。
または今で無くても、濫用するものが生まれてくる。
組織の力を自分の力と勘違いし、自分の権利と考える。
これは武力だけでなく、組織の権力も同じである。
それを監視する必要があるのだが、そのうち監視する組織が力を持ってくる。

時期

野に火を放つのに、わざわざ雨季を選んでする必要はない、いずれかならず乾季がくるのだから。

現在は年金生活中?の、ヤンが語ったこと。物事にはタイミングと言うものがある。
自分が強くなる、もしくは相手が弱くなるタイミングである。
しかしタイミングを図り過ぎると、単なる優柔不断になる。この見極めは限りなく難しい。

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恋愛

問題にさせるんだ。時間もつくるんだよ。

恋愛のエキスパートであるポプランが、ユリアンに対して話したこと。
恋愛関係に疎いユリアン。またそっちの方面には努力もしていない。
元が良ければ、自然にうまくいくかもしれない。しかし元が悪ければ。

盗賊

そんな生活のどこに正義がある? 貴族とは制度化された盗賊のことだ。

ある没落貴族の娘に対して、ロイエンタールが語ったこと。
貴族として優雅に過ごしていた人物は、落ちぶれると世間を非難する。
自分の権利を奪われたと主張する。
しかしその昔の権利とは、人から奪ったものに過ぎない。
奪ったものは奪われる運命にある。

戦争

戦争の90%までは、後世の人々があきれるような愚かな理由でおこった。
残る10%は、当時の人々でさえあきれるような、より愚かな理由でおこった。

戦争がいかに愚かだと言うことが分かる。
そして何より愚かなのが、本人たちは真剣なこと。また自分の信念に従っていること。
人は戦争が終わった後ではなく、始める前に愚かを悟ることは出来るのだろうか?

権利

自分自身の正当な権利が侵害されたときにすら闘いえない者が、他人の権利のために闘いうるはずがない。

闘い自体は悪ではない。それが自分の権利に対してなら尚更である。
そして自分の権利と同じぐらい、他人の権利も守られなければいけない。
ただ現在では、権利という言葉だけが乱用されて実が無い。

良心的?

なるほど、あなたは良心的でいられる範囲では良心的な政治家らしい。

ある良心的だった政治家に対して、シェーンコップが語ったこと。
良心的な政治家はいる。しかし自分の能力を越えた時、良心的でいる政治家は少ない。
そこには「やむを得ず」という言葉が乱立する。人を判断するのは難しい。

信義

謀略によって国が立つか! 信義によってこそ国が立つ。

帝国軍の失態について、対処を話し合っている。
その時、軍人ではあるが理性のバランスが取れている、ミッターマイヤーが語ったこと。
謀略や策略は劇薬であり、本来は使わないほうが良い。
また長期的に考えれば、マイナスになることもある。
そこからこの発言は「正論」となる。しかし正論は、なぜか人気がないもの。

態度

嫌われるのはかまわぬが、足を引っぱられてはこまる。

人の感情を気にしない、軍務尚書であるオーベルシュタインが語ったこと。
オーベルシュタインは自分の出世にも、他人の評価も気にせず、ただ自分が正しいと考えたことを進言する。
それは全て銀河帝国、またはラインハルトのためである。
しかしその進言は容赦がなく、また悪も辞さないもの。
そのため周りは人としては嫌っていても、言ってることは認めている。
生き方として間違ってはいないのだが。

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