「銀河英雄伝説」アンネローゼの名言・台詞まとめ

「銀河英雄伝説」アンネローゼ・フォン・グリューネワルトの名言・台詞をまとめていきます。

 

1巻 黎明篇

第一章 永遠の夜のなかで

「ジーク、弟と仲良くしてやってね」

 

第三章 帝国の残照

「コーヒーを淹れましょう。それと巴旦杏(ケルシー)のケーキもね。手作りだからあなたがたの口に合うかどうかわからないけど、食べていってちょうだい」

 

「ジーク、あなたはもっと自分を評価すべきですよ。弟には才能があります。多分、他の誰にもない才能が。でも、弟はあなたほどおとなではありません」

「自分の脚の速さにおぼれて断崖から転落する羚羊のような、そんなところがあります。これは弟が生まれたときから知っているわたしだから言えることです」

 

「どうか、ジーク、お願いします。ラインハルトが断崖から足を踏みはずすことのないよう見守ってやって」

「もしそんなきざしが見えたら叱ってやって。弟はあなたの忠告なら受け容れるでしょう。もしあなたの言うこともきかなくなったら……そのときは弟も終わりです」

「どんなに才能があったとしても、それにともなう器量がなかったのだと自ら証明することになるでしょう」

 

「ありがとう、ジーク、ごめんなさいね、無理なことばかりお願いして。でもあなた以外に頼る人はわたしにはいません。どうかゆるして下さいね」

 

2巻 野望篇

第八章 黄金樹は倒れた

「……あなたにとって、もっともたいせつなものがなんであるかを、いつも忘れないようにしてください」

「ときには、それがわずらわしく思えることもあるでしょうけど、失ってから後悔するより、失われないうちにその貴重さを理解してほしいの」

「なんでもジークに相談して、彼の意見を聞くのよ。それでは、帰る日を楽しみにしています。また逢う日まで」

 

第九章 さらば、遠き日

「かわいそうなラインハルト……」
「あなたはもう失うべきものを持たなくなってしまったわね、ラインハルト」

「そう、わたしたちはおたがいの他に、もうなにも持たなくなってしまった……」

 

「ラインハルト、わたしはシュワルツェンの館をでます。どこかに小さな家をいただけるかしら」
「そして、当分はおたがいに会わないようにしましょう」

 

「わたしはあなたの傍にいないほうがいいのです。生きかたがちがうのだから……わたしには過去があるだけ。でもあなたには未来があるわ」

「疲れたら、わたしのところへいらっしゃい。でも、まだあなたは疲れてはいけません」

 

4巻 策謀篇

第一章 雷鳴

「わたしには、護衛をしてもらう必要も資格もありません、フロイライン」

 

「……古いことをお話ししましょう。わたしとラインハルトの父が、わずかな資産を費いはたして、とうとう屋敷も手放し、下町の小さな家に移ったのは12年前のことです」

「何もかもなくしたように見えましたけど、あたらしく得たものもありました」

「ラインハルトが生まれてはじめて持った友人は、燃えるような赤毛と感じのいい笑顔を持った背の高い少年でした。その少年にわたしは言ったのです」

「──ジーク、弟と仲よくしてやってね、と……」

 

「赤毛の少年は約束を守ってくれました。いえ、それどころか、わたしが望んでいた以上のこと、他の誰にもできないことをやってくれたのです」

「わたしが、ジークフリード・キルヒアイスの人生と生命と、そしてそれ以外のすべてまでも奪ってしまったのです。彼は亡くなり、わたしは生きながらえています」

「わたしは罪の深い女です……」

 

「……お礼を申しあげなくてはいけませんね、フロイライン。弟のことをそんなにも思いやってくださってありがとう」

「フロイライン・マリーンドルフ、あなたのご裁量におまかせします。この山荘を出るつもりはありませんが、それ以外のことはどうぞあなたのよろしいようになさってください」

 

「アンネローゼと呼んでくださいね、これから」

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5巻 風雲篇

第五章 暁闇

「すこしだけ熱があるわね。寝ていたければそうなさい。どうせすぐにあきて起き出したくなるのだから、ラインハルトは……」

 

9巻 回天篇

「フロイライン・マリーンドルフ、いえ、ヒルダさん、弟を好きになってくださって、ありがとうございます」

「あなたのような方が、弟のそばにいてくださって、弟は幸福です。どうかラインハルトのことをよろしくお願いしますわね」

 

10巻 落日篇

第一章 皇紀誕生

「わたしには、お願いすることしかできないのです。その結果、弟に献身してくれた人を不幸にしてしまいましたが、ヒルダさんは幸福になってくださいね」

 

第三章 コズミック・モザイク

「皇紀ヒルデガルド、皇帝はあなたのものです。あなたひとりのものです。どうかお離しにならないよう。そして見捨てないでやって下さいましね」

 

「お心づかい、ほんとうに感謝します。でも、弟がわたしのものだったのは、ずっと昔のことです。三年半前、弟は、わたしに見離されたと思ったかもしれません」

「いえ、きっとそう思ったでしょう。わたしは弟が慰めを欲していることを、むろん知っていました。でも、同時に、別のこともわかっていたのです」

 

「ね、ヒルダさん、おわかりいただけるでしょうか。弟は、過去をわたしと共有しています。でも、弟の未来は、あなたと共有されるものです。いえ、あなたたちと……」

 

第六章 柊館炎上

「これから家を改造しようなどと言ったら、ラインハルトは、よけいなことをしなくてもいい、と答えるでしょう。改造してからそのことを告げたら、そうか、の一言ですみますよ」

「ラインハルトは、光年以下の単位のできごとには興味がないですから」

 

「おさがりなさい、この方は銀河帝国の皇紀陛下でいらっしゃいますよ」

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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