「イシューからはじめよ──知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)」の名言をまとめていきます。
イシューからはじめよ
はじめに
「悩む」というのは「答えが出ない」という前提に立っており、いくらやっても徒労感しか残らない行為だ。
序章 この本の考え方
何よりも大切なのは、「一般常識を捨てる」ことだ。
「イシュー度」の高い問題から手をつける。
この場合、「解きやすさ」「取り組みやすさ」といった要因に惑わされてはならない。
根性に逃げるな。労働時間なんてどうでもいい。
脳は脳自身が「意味がある」と思うことしか認知できない。
第1章 イシュードリブン
問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ。
仮説がないまま分析をはじめると、出てきた結果が十分なのかそうでないのかの解釈ができない。その結果、労力ばかりかかることになる。
「本質的な選択肢」であり、十分に「深い仮説がある」問題でありながら、よいイシューでない、というものが存在する。
それは、明確な答えを出せない問題だ。
「優秀」とか「頭がよい」と言われている人ほど頭だけで考え、一見すれば効率のよい読み物などの二次情報から情報を得たがる傾向が強い。
情報収集の効率は必ずどこかで頭打ちになり、情報があり過ぎると知恵が出なくなるものだ。
第2章 仮説ドリブン1
世の中によく知られているフレームワークだからといって、必ずしも自分の取り扱うテーマに役立つとは限らない。
第3章 仮説ドリブン2
分析って、何だろう?
分析とは比較、すなわち比べること。
「数字は細かく取ればいい」というものではない。
理解するとは情報をつなぐこと。
第4章 アウトプットドリブン
僕たちがやっているのは「限られた時間で、いかに本当にバリューのあるアウトプットを効率的に生み出すか」というゲームだ。
「イシューからはじめる」考え方で、各サブイシューについて検証するときには、フェアな姿勢で検証しなければならない。
こだわりはほどほどにしないと、そこに足をすくわれ、分析・検証が停滞してしまう。
第5章 メッセージドリブン
ひとつ、聞き手は完全に無知だと思え。
ひとつ、聞き手は高度の知性をもつと想定せよ。
人は決して自分の頭が悪いなんて思わない。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。