「きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?(望公太)」の名言・台詞まとめ

「きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?(望公太)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?

プロローグ

恋愛における勝ち負けとはなんだろうか?
勝者と敗者。勝ち組と負け組。(黒矢総吉)

 

ならば──恋愛における勝利とはなんだろうか?(黒矢)

 

どうやら俺は、まだまだ恋愛というゲームを理解していなかったらしい。
このゲームの複雑さや難解さは、俺なんぞの手に負えるものではなかったのだ。(黒矢)

 

「リバーシ…この面白さは、まるで人生の縮図だね」
「んー、ええと…いろいろ白かったり黒かったりするところが?」(白森霞)

 

「はい、正論禁止ぃー。先輩がいいこと言ってるんだから水を差さないの」
「まったく、かわいくない後輩だなあ、黒矢くんは」(霞)

 

ああ、このゲーム(リバーシ)って、自分が好きにやるんじゃなくて、
相手を自由にさせないようにするゲームなんだ。(黒矢)

 

「ねえ、黒矢くん」
「きみって私のこと好きなんでしょ?」(霞)

 

「きみって、私のこと好きなんだよね?」(霞)
「は、はい…好き…です」(黒矢)

 

「…そっか。それならさ、とりあえずお試しで付き合ってみる?」(霞)

 

彼女との恋人関係は、俺の完膚なき敗北から始まった。(黒矢)

 

第一章

恋人がいないくらいで、友達が少ないぐらいで、
勝手に『リアルが充実していない』と決めつけられるのは堪ったもんじゃない。(黒矢)

 

「単純だろ。嫌なことあって人生に絶望してたけど」
「好きな女できたら人生楽しくなっちまったんだろ?」(下倉刻也)

 

「私が元々リバーシが好きだってのもあったんだけど」
「一番(の理由)は──黒矢くんに、正面に座って欲しかったから」(霞)

 

「黒矢くんは、私に十回『好き』って言うこと」
「私も大好きだよ、黒矢くん」(霞)

 

「私ね、結構嬉しかったんだよ?」
「黒矢くんが、貸した本をすぐ読んできてくれるの」(霞)

 

「私が面白いって思った本を、すぐに読んできてくれて、一緒に面白いって言ってくれるの」
「本好きにとって、こんなに嬉しいことはないからさ」(霞)

 

「気をつけなきゃダメだよー、黒矢くん」
「女なんてみんな詐欺師なんだから」(霞)

 

「この程度で騙されちゃうなんて、まだまだ修行が足りないぞ?」(霞)

 

相手から好きになってもらえる『自分』を演じることを、悪いことだとは思わない。
ただ。時折──どうしようもない虚しさに苛まれる瞬間がある。(霞)

 

なぜ『本を読む=暇』と思われちゃうんでしょうか?(霞)

 

「俺、借りた本はできるだけ早く読む主義なんで」(黒矢)

 

第二章

「なにがよくてなにがダメとか…」
「それをルールにして明文化しちゃったら絶対つまらないよ」(霞)

 

「そんなのわかんないでしょ? もしかしたらある日突然」
「黒矢くんの好みど真ん中の超絶美少女が目の前に現れるかもよ?」(霞)

 

「白森先輩みたいな人がもう一人現れるってことですか?」
「そんな都合のいい奇跡が二度も起こるわけ──」(黒矢)

 

第三章

「すごい、すごいよ。これはもう、運命だね!」
「うんっ。きみと私は、出会う運命だったってこと!」(霞)

 

結局俺は、出会った瞬間に巻き込まれていたのだろう。
恋愛という名の、強制インストールのクソゲーに。(黒矢)

 

第四章

「隠しててもどうせいつかはバレちゃうだろうから」
「それまでは内緒の恋人関係を楽しみたいかなあ」(霞)

 

「今日はどうしても、黒矢くんと手を繋ぎたかったの」
「だって…今日が私達の、初めての放課後デートだから」(霞)

 

「ふっふっふ。必殺の、超素直攻撃でしたー」(霞)

 

第五章

「お世辞じゃないよ」
「私、人には嘘つくけど、本には嘘つかないから」(霞)

 

「今の時代は導入がなによりも大事だからね」
「冒頭で客を摑めない小説は、その時点で九割失敗してるようなもんだよ」(海川レイク)

 

第六章

「ちゃんとわかってるから。黒矢くんが私を守ろうとしてくれたことは。ありがとね」
「それでも、だよ。気持ちが嬉しかったから」(霞)

 

「黒矢くんは…いつも私のこと助けようとしてくれるよね」(霞)

 

「なんていうか…気分が盛り上がっちゃったのかな?」(霞)

 

「同好会に入ってきたのが、話が合いそうな後輩の男の子で」
「そしてその子は偶然にも私と同じ本を読んでて…」(霞)

 

「だから、舞い上がって気持ちよくなっちゃったの」
「なんか──運命的だなって」(霞)

 

「だから、間違えたフリをして黒矢くんの方の本を取っちゃった」(霞)

 

「お互いの本を交換して…」
「そこからなにか、イベントでも起こったら楽しいかもって、思っちゃったんだ」(霞)

 

先輩もまた、俺と同じようになにかを期待していたらしい。
偶然を、ただの偶然で終わらせないためのなにかを。(黒矢)

 

「お互い言えないまま、一年も経っちゃったわけか」
「ふふっ。案外似たもの同士なのかもね、私達って」(霞)

 

エピローグ

「先輩と付き合えて、俺、本当に嬉しいです」(黒矢)

 

「こんなかわいくて最高な彼女がいるなんて」
「俺はたぶん…いや、間違いなく、世界で一番幸せな男だと思います」(黒矢)

 

「すぐには無理かもしれないけど、今は負けっぱなしだけれど──」
「でも、いつか絶対に勝ちますから」(黒矢)

 

「白森霞の心を、俺が必ず手にしてみせる」(黒矢)

 

(リバーシは)序盤に石をたくさん取っていると、最後には負けてしまう」
「このセオリーは──もしかすると、恋愛というゲームにも通じるのかもしれない。(霞)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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