「一夢庵風流記(隆慶一郎)」より前田慶次の名言まとめました

「一夢庵風流記(隆慶一郎)」より、前田慶次郎利益の名言をまとめていきます。

一夢庵風流記

松風

(こんな町で、こんな生きざまで、生を終えたくない)

尾張育ちの慶次には、金沢の寒さや気候は合わない。
もちろんどちらが良いとかではなく、相性が大きのだろう。

「どうせ死ぬなら、俺と一緒に死んでみないか」

気性の荒い馬・松風は簡単に人を乗せない。
しかしほれこんだ慶次は、ひらすら頼み込んでいく。

「虎や狼が日々錬磨などするかね」

正式には誰にも剣術を習っていない慶次。
この言葉が口癖だった。

敦賀城

「手前は所詮一匹の傾奇者にすぎぬようです」

大谷吉継の考え方を聞いた慶次。
自分とは違う考えに驚き、この言葉をもって敗北宣言とする。

聚楽第

「強いて申さば、意地とでも申しましょうか」
「人としての意地でござる」

秀吉の前で話しをする慶次は、場合によれば殺害しようとしていた。
問いかける秀吉に、この言葉をもって返す。

決闘ばやり

「合戦の作法をしかと見て置け。冥土のみやげにな」

上杉家の若者たちとの間にトラブルがあり、さらに直江兼続が出てくる。
驚く慶次は兼続の真意を計りかねたが、若者たちの態度を見て戦うことを決める。

女体

(楽しいな、この世は)

出かけようとした時、無意識で鎖かたびらを着込んだ慶次。
指摘されて初めて気づくが、何かが起こる予感に楽しさを感じる。

佐渡攻め

「罠があれば噛み破る。それだけのことだ」

城攻めについて罠を心配し躊躇する兼続。
しかし慶次は罠など気にしないと伝えるが、兼続も自分の考えを譲らなかった。

「俺は一度信じた男は斬らぬ」

忍びの骨に一服もられそうになったが気づいた慶次。
斬るかと問われたが、この言葉をもって不問とする。

子供狩り

「当たり前だ、そんなことは。それでも非道は非道だ」

子供を人質に取っていることを知る慶次。
兼続は大事にしてると話すが、慶次は語気を荒げる。

唐入り

「俺はそうは思わんな。そもそも友とは何かを喋るものかね」

朝鮮に来た慶次は友を見つけたいと話すが、言葉も分からずに見つかるのかを問われる。
しかし慶次にとっての真の友とは、言葉すら不要の存在だった。

伽倻琴

「出来るし、俺はやる」

偶然助けた伽姫から鉄弓を借り、府使の兵を脅すと話す慶次。
出来ないと言われるが、慶次はこの一言で返す。

スポンサーリンク

伽姫

「何が決闘だ。只の喧嘩だよ。俺は売られた喧嘩は必ず買うことにしている」
「それが傾奇者の心意気だ」

朝鮮の武将・李鎰に対して、朝鮮は合戦が嫌いだと通訳させて伝えようとする慶次。
決闘になると言われるが、喧嘩であり心意気と話す。

漢陽

「滅びたものは美しいが、滅びるものは無残でしょう」

朝鮮のことを、滅びの美しさに酔っている国と話す慶次。
そして滅びは立場によって違うことを伝える。

帰還

「伊達や酔狂でこの姿をして来たわけではない。わしなりの理由あってのことだ」
「それがならぬと申されるなら、帰るしかない」

秀吉に会いに来た慶次だが、朝鮮農夫の服装を着ていた。
その姿では会わせられないと話す石田三成に、着替える気が無いことを話す。

「殿下。誰でも殴られれば殴り返しますよ」
「官兵にいくさ人はいなくても、野にはおります。しかも彼の国は義の国です」
「恐らく官兵の破れたところから、合戦は始まるでしょう」

秀吉に対して、朝鮮の正規軍には簡単に勝てることを話す慶次。
しかしその後に出てくる野の兵には、苦戦するだろうことを伝える。

「やくたいもない。いい目も悪い目もわしは知らん。ただぶつかるだけのことだ」

日本に連れ帰った伽姫を見て、兼続はいい目に合うと話す。
しかし慶次はこの言葉をもって返す。

唐入り御陣

「悲しい奴は肩を寄せ合ってはいけないんだよ。みじめになるばかりだ」
「それにそんなことが出来ないのが悲しさじゃないか。みんな独り。それがいいのさ」

伽姫は悲しい人間同士が肩を寄せ合うことを、肯定的に考えていた。
しかし慶次は違うとするが、伽姫は男女の違いを感じてしまう。

難波の夢

「その通りだ。俺とお主の間に、喧嘩以外の何がある」

余命短く寝ている利家に対して、喧嘩をふっかける慶次。
いくつになっても喧嘩ばかり考える姿に利家は呆れるが、慶次には別のものが見えていた。

「手だてがなければ天に委せろ。じたばたして醜をさらすより遥かにましだ」

豊臣家を救うため、家康の暗殺を考える利家。
しかし慶次は意味の無いことを話し、じたばたしないように伝える。

天下取り

「合戦に汚いも綺麗もないんだよ」
「勝つか負けるか、生きるか死ぬか。それだけのことさ」

父親・家康の合戦を、汚いやり口と話す結城秀康。
しかし慶次は戦の本質を語っていく。

会津陣

「直江山城は莫逆の友。死んでやらねばなりますまい」

「そこがいい。わしは負けいくさが好きだ」

家康側ではなく、上杉側に着くことを決める慶次。
勝ち負けではなく、友の方を選んでいた。

最上の戦い

「言語道断。左程の心弱くて、大将のなす事とてなし。心せはしき人かな」
「少し待、我手に御任せ候へ」

西軍が負けたのを知り退却する兼続だが、逃げ切れないと判断して切腹しようとする。
しかし慶次は止め、救うことを話す。これは「上杉将士書上」よりの引用となる。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

アマゾンリンク
一夢庵風流記 (新潮文庫)

→インデックス

スポンサーリンク

関連記事&スポンサーリンク