「三国志(吉川英治)」より曹操孟徳の名言まとめました

「三国志(吉川英治)」より、曹操孟徳の名言をまとめていきます。

1巻

「……失敗するにきまっている。さあ、その先は、どんなふうに風雲が旋るか」

 

「乱世の姦雄だと。結構だ」

 

「如かず国のため、賊を刺し殺して、祖先の恩を報ずるべしと董卓の命を狙ったが、天運いまだ我に非ず。こうして捕われの身となってしまった。なんぞ今さら、悔いることがあろうか」

 

「我をして、天下の人に反かしむるとも、天下の人をして、我に反かしむるを休めよ、だ」

 

「大きな仕事を手軽にやってのけるのが、大事を成す秘訣ですよ」

 

「アア我誤てり。かりそめにも、将たる者は、死を軽んずべきではない。もしゆうべから暁の間に、自害していたら、この部下たちをどんなに悲しませたろう」

「戦にも、負けてみるがいい。敗れて初めて覚り得るものがある」

2巻

「貴様は我が張子房である」「ウーム、古の悪来にも劣らない男だ」
「これだこれだ。そちはまさに当世の樊噲だ。樊噲の化身を見るようだ」
(荀彧、典韋、許褚を臣下に得た時)

 

3巻

「今、不覚にも自分は、みずから法令を出して、その法を犯してしまった。すでに、統率者自身、統率をやぶったのだ。何をもって、人を律し、人を正し、人を服させよう」

 

「もうすこしだ! この山を越えると、梅の林がある。疾く参って梅林の木陰に憩い、思うさま梅の実をとれ。梅の実をたたき落して喰え」

 

「もうよせ。そうこの身の美点ばかり聞かせると、予も袁紹になるおそれがある」

 

「君と、予とだ。今、天下の英雄たり得るものは大言ではないが、予と足下の二人しかあるまい」
(現代の英雄について劉備と話した時)

 

「今のは一場の戯れだよ。月日は呼べどかえらず、過失は追うも旧に戻らず。もう君臣の仲で愚痴はやめにしよう」

 

「予は戦うであろう! 議事は終わりとする。はや出陣の準備につけ!」

 

「関羽がもし約束を詐るような人物ならば、なんで予がこれほど寛大な条件を容れよう。またそんな人間ならば、逃げ去ってもおしくはない」

 

「政治こそ、人間の仕事のうちで、最高な理想を行いうる大事業だ」

4巻

「いや待て。われこそ無情いが、やはり関羽は真の大丈夫である。来ること明白、去ることも明白。まことに天下の義士らしい進退だ。其方どもも、良い手本にせよ」

 

「案じるな。許攸が味方へとびこんできたのは、実に天が曹操に大事を成さしめ給うものだ。もし狐疑逡巡して、この妙機をとり逃がしたりなどしたら、天は曹操の暗愚を見捨てるであろう」

 

「袁紹の勢いが隆々としていたひと頃には、この曹操でさえ、如何にせんかと、惑ったものだ。いわんや他人をや」

 

「郭嘉の計にたがわず、故人の遺書の通りになった。彼も地下で満足したろう」

 

5巻

「予は、荊州を得たことを、さして喜ばんが、いま足下を得たことを衷心からよろこぶ」
(蒯越を臣下に加えた時)

 

「ああ楽しいかな、男児の業。眸は四遠の地景をほしいままにし、胸には天空の月影を汲む。俯して杯をとれば、滾々と湧くところの吟醸あり。起って剣を放てば、すなわち呉の死命を制す」

 

「あわれ、矢石の中で、死ぬものならば、まだ死にがいがあるものを。死生自ら命ありだ。なんの怨むことやある。ふたたび哭く者は立ちどころに斬るぞ」

 

「大丈夫は信義をもって重しとなす。この人生にもし信なく義もなく美というものもなかったら、実に人間とは浅ましいものではあるまいか」

 

「夢に故人を見たのだ。遼東の遠征に陣没した郭嘉が、もし今日生きていたらと思い出したのだ。予も愚痴をいう年齢になったかと思うと、それも悲しい。諸将よ、笑ってくれ」

 

6巻

「余りむずかしくばかり考え込むものじゃないな。わしはちと重大と思い過ぎて思案が過っておったよ。人間日々大小万事、ここにいつも打開があるな」

 

「ひとを笑うほどな計策のある者は、大いにここで薀蓄を語れ。予も聞くであろう」

 

「戦機は勘だ。また天来の声だ。常道ではいえない」

 

「人間というものは、案外、分かりきっていることに分別を迷うものだ」

 

7巻

「予はただ周の文王たればよし」
(帝位にのぼることは頑なに拒否する理由)

 

「日々千金を費やすとも、天命ならば一日の寿も購うことはできまい。況んや、英雄が死に臨んで、道士に祓をさせたなどと聞えては、世のもの笑いであろう」

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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