「燃えよ剣(司馬遼太郎)」より土方歳三の名言まとめました

「燃えよ剣(司馬遼太郎)」より、新選組副長・土方歳三の名言をまとめていきます。

上巻

「やってみれァ、わかる。これだけは、口ではわからねえ。とにかく、斬られねえようにするより、斬る、ってことだ。一にも先、二にも先、三にも先をとる」

 

「兵は奇道だ。相手の喧嘩支度の整うのを待ってから襲っては戦は五分五分になる」

 

「土方君、とよんでいただこう。そのかわり、私はあんたのことを、近藤さんとか、近藤先生、とかとよぶ」

 

「近藤さん、要は金だな。金が、古今、軍陣の土台だ。攘夷がどうだ、尊王がどうだという議論もだいじだろうが」

 

「なに、こんな絵そらごとで人間ができるものか。私は我流でゆく、諸事」

 

「罪あるは斬る。怯懦なるは斬る。隊法を紊す者は斬る。隊の名を瀆す者は斬る」
「これ以外に、新選組を富岳(富士山)の重きにおく法はない」

 

「士道不覚悟」
「新見先生は、士道に照鑑してはなはだ不覚悟であられた。それが、切腹の唯一の理由です」

 

おれはどこか、片輪な人間のようだ。この歳三は、おそらく生涯、恋など持てぬ男だろう。人並なことは、考えぬことさ。

 

「私はね、日本中の武士はみな腰抜けだと思っている。武士、武士といっても威張れたもんじゃねえという現場を、この眼で何度もみてきた。家禄の世襲と三百年の泰平がそうさせたのだろう」

「が、新選組だけはそうはさせぬ。真の武士に仕立てあげる」

 

「いや、いまから削っていく。これを五カ条にまでしぼってゆく。法は三章で足る」

 

「諸藩、頼むに足らず」

 

「私はあくまで助ける」
(近藤勇に対して)

 

「京へ引きかえそう。かんじんの戦場に新選組がいなかった、という風聞に、おれは堪えられぬ」

 

「ちがう。おれは、新選組というものの実力を、会津、薩摩、長州、土州といった大藩と同格のものにしたい、とはいった。いまでもそのつもりでいる」

 

「あたりめえだ。武州多摩の生れの喧嘩師歳三が、大名旗本のがらなもんか。おれのやりたいのは、仕事だ」

 

「おれにきいたって、わかるもんか。そういうことは、新選組の支配者にきくがいい」
「隊法さ」

 

「おれは隊長じゃねえ。副長だ。副長が、すべての憎しみをかぶる。いつも隊長をいい子にしておく。新選組てものはね、本来、烏合の衆だ。ちょっと弛めれば、いつでもばらばらになるようにできているんだ」

 

新選組に、思想は毒だ。

 

「おれはね、近藤さん、新選組を強くする以外に考えちゃいねえ。隊士が、直参にとりたてられたがために強くなるようなら、よろこんで請けるよ」

下巻

「いや、諸事自信自負心のつよいやつというのは抜かるものさ。自分は利口なようにおもっていても、子供だましのような手にかかってだまされる」

 

照れ臭え、とおもえば、他人の眼からもちぐはぐにみえるだろう。そういうものだ。
(正装し江戸に向かう道中にて)

 

「いや、言葉はいけない。局中に節義を知らしめることは、没節義漢を斬ることだ」
「その一事で、みな鎮まる」

 

剣に生きる者は、ついには剣で死ぬ。

 

「目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。新選組は節義のみ生きるべきである」

 

「どうなる、とは漢の思案ではない。婦女子のいうことだ。おとことは、どうする、ということ以外に思案はないぞ」

 

「なあ総司、おらァね、世の中がどうなろうとも、たとえ幕軍がぜんぶ敗れ、降伏して、最後の一人になろうとも、やるぜ」

「男の一生というものは、美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている」

 

「いや、この敵の配置は、たったいま現在のものです。もう一刻たてばどう変化するかわかりません。喧嘩の前には忘れますよ」

 

「あいつらも弾の中にいる」

 

「尊氏かなんだか知らねえが、人間、万世に照らして変わらねえものがあるはずだよ。その変わらねえ大事なものをめざして男は生きてゆくもんだ」

 

「男というものは、葬われざる死をとげるというものだ、とおれはおもっている」

 

「勝てるか勝てないか、やってみなければわからないよ。おらァもう、勝敗は考えない。ただ命のあるかぎり戦う」

「どうやらおれのおもしろい生涯が、やっと幕をあけたようだ」

 

「あるでしょう。戦さというものは、学問ではありませんよ。勝つ理屈というものは、日本も外国もちがうもんじゃない」

 

「よいか、人を斬る剣は所詮は度胸である。剣技はつまるところ、面の斬撃と、突き以外にない。ならい覚えた区々たる剣技の抹消をわすれることだ」

 

「勝つためには策が要る。策をたてるためには偵察が十分でなければならない。喧嘩の常法ですよ」

 

「薩長は天下をとったが、二股だけはとれぬといっておいてくれ」

 

「籠城というのは援軍を待つためにやるものだ。われわれは日本のどこに味方をもっている。この場合、軍議の余地などはない、出戦以外には」

 

「おれは函館にゆく。おそらく再び五稜郭には帰るまい。世に生き倦きた者だけはついて来い」

 

「降伏?」
「いま申したはずだ。新選組副長が参謀府に用がありとすれば、斬り込みにゆくだけだよ」

 

「五稜郭が滅びてもこの町は残る。一銭でも借りあげれば、暴虐の府だったという印象は後世まで消えまい」

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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