「きみと暮らせば」相田陽一(あいだよういち)の名言・台詞まとめ

「きみと暮らせば(八木沢里志)」相田陽一(あいだよういち)の名言・台詞をまとめていきます。

 

きみと暮らせば

その一

「ユカリの面倒はオレが見る」
「オレたち、兄妹だから。家族だから」

 

「どうもオレの優しさは、いつも空回りばかりしてる気がするなあ」

 

「お前、うちにくるか?」
「お、こいつ、返事したぞ。うちがいいって」

 

「ミーヤ(昔の飼い猫)は、きっと森のずっと奥深くに行ったんだ」

 

「それで見つけたんだ」
「オレたちには決してたどり着けないような、とても美しい場所を」

 

「どこまでも澄んだ泉がわいていて、誰も知らないような虹色の蝶が飛んでいて」
「きれいな鳥の鳴き声が遠くに聞こえる、そんな天国みたいな場所を」

 

「そこで幸せに昼寝してるんだ」
「オレはいまでもそう信じてるよ」

 

その二

「これ(ケーム機)を糧にオレはまた、明日から仕事をがんばれる」
「家に帰ったらゲームがあるって思ったら、あの地獄の満員電車も」

 

「営業先で下げたくない頭を下げることにも、どうにか耐えられる」
「そう思えば、安いもんだろ」

 

 

「あのなあ、おまえみたいなお子様にはわかんないかもしんないけど」
「そんな簡単に(恋人が)できるなら世の中、誰も苦労しないの」

 

「ドラマみたいに、どこにでも出会いが転がってると思ったら大間違いだぞ」
「出会いがないんだから、しょうがねえだろ」

 

家に明かりが灯っていて、カレーが鍋で温まっていて、
朝には好物の卵焼きが入った弁当がある。

 

それはなんと幸福なことだろう。
オレはもう少し、そのことに感謝してもいいんじゃなかろうか。

 

ユカリが大学を卒業して就職して一人前になったら、そのときこそ。
それまでは二人と一匹で、のんびり暮らすのも、まあ悪くない。

 

その三

「小さなウソのつもりだったのが」
「いまになったらすごく大きなものを失った気持ちだよ」

 

「この先、きっと人生いろんなことがあるよ。でも、お母さんのこと、大事にな」
「いろいろあるのもわかるけど、お前のこと、大切に思ってないはずないから」

 

その四

相手が職場の後輩だから気軽に告白できることもある。
そんなことを妹に知られるくらいなら、バンジージャンプでもした方がましである。

 

(ユカリは)自分が得だとか損だとか、そういうことは考えない。理屈じゃないのだ。
自分が正しいと信じたことを、愚直なまでに頑固にやり遂げる。

 

その六

「オレはさ、仕事を終えて駅から夜道を歩いて、この家に明かりが灯っているのを見ると」
「とってもホッとするんだ」

 

「玄関を開けると、夕飯の匂いがふわりと漂ってきて、種田さんが足元にじゃれついてきて」
「お前が台所で、おかえりって声をかけてくれる」

 

「それだけで、明日もまた生きていけるって気持ちになる」

 

「お前がな、母親のところに行くっていうなら、オレに止める権利はないよ」

 

「でももし、お前もオレと同じ気持ちで、オレと暮らすのがイヤでないなら」
「ここにいてくれないか?」

 

「いつかオレたちが別々の道をほんとうに歩む日が来るまで」
「だって、オレにはお前が必要だから」

 

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