「博士の愛した数式(小川洋子)」博士の名言・台詞まとめ

「博士の愛した数式(小川洋子)」博士の名言・台詞をまとめていきます。

 

博士の愛した数式

「これを使えば、無限の数字にも、目に見えない数字にも、ちゃんとした身分を与えることができる」
(ルート記号に対する考え方)

 

「とても遠慮ぶかい数字だからね、目につく所には姿を現わさないけれど、ちゃんと我々の心の中にあって、その小さな両手で世界を支えているのだ」

 

「言うべきことなど何もない。僕は今考えているんだ。考えているのを邪魔されるのは、首を絞められるより苦しいんだ」

 

「本当に正しい証明は、一分の隙もない完全な強固さとしなやかさが、矛盾せず調和しているものなのだ」

 

「直感は大事だ。カワセミが一瞬光る背びれに反応して、川面へ急降下するように、直感で数字をつかむんだ」

 

「正解だ。見てご覧、この素晴らしい一続きの数字の連なりを」

 

「自分たちで発明したのなら、誰も苦労はしないし、数学者だって必要ない。数の誕生の過程を目にした者は一人もいない。気が付いた時には、もう既にそこにあったんだ」

 

「子供を独りぼっちにしておくなんて、いかなる場合にも許されん」

 

「一番の友だちがいたんだが、ちょっとした事情があって、一緒に缶けりをしたり、野球をしたり、身体を動かす遊びができなかったんだ」
「彼の住んでいる場所が頭の中だったから、頭の中だけで遊ぶしか仕様がなかった」

 

「こんなもの、ただのお遊びにすぎない」
「問題を作った人には、答えが分かっている。必ず答えがあると保証された問題を解くのは、そこに見えている頂上へ向かって、ガイド付きの登山道をハイキングするようなものだよ」

 

「問題にはリズムがあるからね。音楽と同じだよ」
「口に出してそのリズムに乗っかれば、問題の全体を眺めることができるし、落とし穴が隠れていそうな怪しい場所の見当も、つくようになる」

 

「どんな式にも、どんな数字にも意味があるからね。大事に扱ってやらなくちゃ、かわいそうだろ?」

 

「数学の女王と呼ばれる分野だね。女王のように美しく、気高く、悪魔のように残酷でもある」

 

「そう、まさに発見だ。発明じゃない」

 

「理由は、神様の手帳だけに書いてある」

 

「正解さえ出せば宿題は終わり、というものではない。55へ到着する、もう一つ別の道順があるんだぞ。そこを通ってみたいと思わないかい?」

 

「数学のひらめきも、最初から頭に数式が浮かぶ訳ではない。まず飛び込んでくるのは、数学的なイメージだ」

 

「僕の能力は、世間の人たちには何の役にもたたないんだ。誰も僕の特技を求めてなどいやしない。ただ一人、ルートにほめてもらえれば、僕はそれだけで満足なんだ」

 

「夜の準備が始まっている。一番星が出たのだから」

 

「実生活の役に立たないからこそ、数学の秩序は美しいのだ」

 

「それは数学の目的ではない。真実を見出すことのみが目的なのだ」

 

「空っぽとは、つまり0(ゼロ)を意味するのだろうか。つまり今君の中には0が存在する、ということになる」

 

「無を数字で表現したんだ。非存在を存在させた。素晴らしいじゃないか」

 

「1-1=0 美しいと思わないかい?」

 

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