天久鷹央(知念実希人作品)の名言・台詞をまとめていきます。
天久鷹央の推理カルテ
Karte.01 泡
「金の皿で食ったらカレーがうまくなったりするのか?」
「お前が見たものが『カッパ』だったかどうかを議論するためには、まず『カッパ』とはどういうものであるのか定義する必要があるな」
「つまりお前の話だけじゃ、それがカッパだったのかどうか判断できない」
「常識? なんだそれは。いるかいないか分からないから、わざわざここに来て調べるんだろ」
「べつに疲れてなんかいないぞ。あんな簡単な診断をしたくらいで」
「私が天才なのは当然だろ。わざわざ指摘する必要はないぞ」
Karte.02 人魂の原料
「なんだよ? 気持ちよくしゃべってたのに。最後まで話させろよ」
「信じてる? どういう意味だ? 信じるも信じないも、話を聞いただけじゃ判断できないだろ。だからこうして実際に見てみようとしているんじゃないか」
「当たり前だろ。すべての可能性を検討して、最後に残ったものが真実だ。どんな可能性も考慮する。いくら本物の人魂を見られたら超嬉しくても、検証もしないで盲信したりはしない」
「あのな、女なんてみんな役者なんだよ。お前みたいな単純な男をだますためなら、涙の一つや二つ簡単に流せるんだ」
「他人にどう思われたってかまわないだろ。私とお前は実際は交際なんかしてないんだから」
「お前のポンコツな頭と一緒にするな。私の頭はいつも以上に冴え渡っているぞ」
「……私はお前の上司だ」
「ボーナスの査定がどうなってもいいなら、ゆっくり眠っていていいぞ」
「なんでってどういうことだ。患者の情報なんて知っていて当然だろ」
「よしっ。これで一件落着だな。しょぼい事件だったけど、暇つぶしにはなったな」
Karte.03 不可視の胎児
「17歳っていう年齢はもう大人だぞ。親が思うよりも遥かにな」
「答えなんかないさ。これは正解を一つに絞れるような、科学的問題じゃない。正解も不正解もない倫理的問題なんだ」
「私は科学的問題を解くことに関しては天才だが、倫理的問題には無力だ。倫理とは社会の”空気”が決めることだが、私にはその能力が欠けているからな」
「お前自身には興味はないが、お前の体に起こったことには興味があるからだ」
Karte.04 オーダーメイドの毒薬
「診断がつかないなら、私に相談すればいいだろ。そのための統括診断部だ」
「検査に異常が無いなら、本人を診察するしかないだろ」
「お前にとって子供を治すのと、私を訴えるの、どっちが大切なんだ?」
「症状が出ている時以外は身体所見に異常がない。これは診断にとって大きな意味がある」
「もちろん口先だけでも謝罪しておけば、無駄なトラブルを避けられることは分かっているよ。そうしておいた方が利口だってことも。けれど、私は謝らない。それが道理にかなっていないから。論理的に間違っているから」
「私にとって論理は行動原理そのものなんだよ。本能的に相手の気持ちを読み取ったり、場の空気を読んだりといった社会生活に必要な能力が私は劣っている」
「だから私は、自分の行動を論理で固めることで、それを補っているんだ。つまり、私にとって論理を曲げることは、私自身を曲げることでもあるんだ」
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