「天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ(北野唯我)」の名言をまとめていきます。
天才を殺す凡人
ステージ1
人は完璧やから愛されるんちゃう。むしろ逆や。
弱点をさらけ出すからこそ愛されるんや。
犬の才能は「愛される余白」や。
人が一番思い悩む根本は、「自分の才能をコントロールしようとしたとき」なんや。
組織には天才が率いる時代がある。
だども、その時代が終われば、次は秀才が率いる時代が来る。
そのとき、組織は凡人が天才を管理する時代に突入する。
そして、天才は死んで「イノベーション」を起こせなくなる。
天才は「創造性」という軸で、物事を評価する。
対して、秀才は「再現性(論理性)」で、凡人は「共感性」で評価する。
多数決こそ、天才を殺すナイフとなる。
天才は二度殺される。
一度は成果を出す前に。
もう一度は成果を出した後に。
アートとサイエンスは説明能力に差があるため、直接ディベート(討論)させてはいけない。
天才の見える世界というのは「描写はできるけど、実態を見せることはできない」
共感性とは往々にして「物語のどこを切り取るか」によって決まる。
多くの人に好かれたいと思って、迎合してしまった瞬間、
「再現性」で天才は勝負してしまう。
このとき、天才は天才でなくなり、普通の人に降格する。
ステージ2
秀才の価値は組織に「良質なサイエンス」をもたらすか、
「悪質なサイエンス」をもたらすか、で決まる。
失敗したことない秀才が、組織の上に立ち、サイエンスを振りかざしたとき、
天才を殺してしまう。
ステージ3
大企業がイノベーションを起こすために必要なのは、
「若くて才能のある人と、根回しおじさんだ」
そしたら、気づくわ。
いかに普段、ビジネスマンが「自らの言葉」を忘れて生きているかどうかを。
その上で、自らのありのままを白状する。
そしたら必ず人は動く。オセロの石はひっくり返る。
なぜ、人が他人の言葉を使うか、わかるか?
それはな、楽やからや。圧倒的に。
他人の言葉は便利や。
自分が主語じゃないから、意思もいらない。
究極的に、他人のせいにもできる。
自分がホンマに人を動かしたいと思ったら、そんな言葉じゃあかん。
自らの言葉を使うんや。
才能を信じ、活かすことの最大のメリットは、過去最高の自分に出会うこと。
最後まで読んで頂きありがとうございました。