「やってのける(ハイディ・グラント・ハルパーソン)」の名言をまとめていきます。
やってのける
第1章
どこかへ行くために、まず初めにすべきことが何かを教えましょう。
それは、「どこへ行くかを決めること」です。
「ベストを尽くせ」という励ましの言葉は、明確な目標が定められていないために、
ベストからはほど遠い結果しか生み出してはくれないのです。
はっきりした目標があればごまかしは利きません。
達成できるかできないか──白か黒のどちらかしかないのです。
「なぜ」という視点で捉えると、日々の小さな行動にも、意義を感じやすくなります。
理由が明確になることで、小さな行動が、大きな目標を達成するための一歩に変わるのです。
人は、思いがけなく訪れた近い将来の機会に対しては、なかなか積極的になれません。
得られるものよりも、現実的な問題ばかりに目がいくことで、
せっかくのチャンスをふいにしてしまうのです。
何をすべきかを意識することで、人は具体的な行動に着手しやすくなり、
目標に向かってまっすぐに進めるようになります。
逆に、理由ばかりを考えていると、なかなか実行に移せません。
楽観的思考は、つねによい方向に作用するわけではありません。
なぜなら、楽観的思考はすべて同じものではないからです。
人の動機付けは、成功する見込みと、
その成功によって得られるものの兼ね合いによって決まる。
第3章
目標は、眼鏡のレンズのようなものです。
目標の立て方によって、何を目指しているかだけでなく、その目標をどう見るかや、
目標に至る過程でぶつかる問題をどう解釈するかも変わるのです。
第4章
大切なのは結果だけではなく、その道のりです。
適切なアプローチによって、
その道のりを「正しく」歩んでいるという感覚がもたらされます。
第5章
すべての目標が、わたしたちを幸せにしてくれるわけではありません。
目標のタイプによって、幸福感を得られやすいものとそうでないものがあるのです。
目標は、達成するだけがすべてではありません。
何を求めているか、なぜそれを求めているかが大切なのです。
人に目標を与える際、相手に選択の感覚と自律性を持たせることが重要なのは、
相手がその目標を自分自身のものとして自然に受け入れるようにするための、
最善の方法でもあるからです。
第6章
わたしたちは、「人生の成功者になれば幸福になれる」と考えがちです。
しかし現実には、傍目からは成功者と見なされながら、
幸せとは程遠い人生を送っている人は少なくありません。
第10章
目標達成のためには、自制心を鍛えると同時に、
自制心にはどんな人であれ限界があることを自覚すべきです。
第11章
簡単に成功できるという考えは、非現実的な楽観主義です。
価値ある目標達成は、何の労力も投じずには実現できません。
慎重な計画、十分な準備、懸命の努力が不可欠なのです。
科学が注目しているのは、成功そのものをイメージするのではなく、
「成功のためのステップ」をイメージすることです。
必要な行動を実践している自分の姿を思い描くことで、自信が深まります。
このときに得られる感覚こそが、”正しい”ポジティブな感覚です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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