「こころ(夏目漱石)」の名言まとめました

「こころ(夏目漱石)」の名言をまとめていきます。
本作での説明や解釈は無意味・蛇足と感じましたので、書かない方針にしています。

こころ

上 先生と私

「私は淋しい人間です。だから貴方の来て下さる事を喜こんでいます」

「妻が考えているような人間なら、私だってこんなに苦しんでいやしない」

「それが解る位なら私だって、こんなに心配しやしません」
「わからないから気の毒でたまらないんです」

先生は奥さんの幸福を破壊する前に、先ず自分の生命を破壊してしまった。

「恋の満足を味わっている人はもっと暖かい声を出すものです」
「然し……然し君、恋は罪悪ですよ」

「信用しないって、特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです」
「私は私自身でさえ信用していないのです」

「自由と独立と己れとに充ちた現代に生れた我々は」
「その犠牲としてみんなこの淋しみを味わわなくてはならないでしょう」

「あなたは学問をする方だけあって、中々御上手ね。空っぽな理窟を使いこなす事が」

「然し人間は健康にしろ病気にしろ、どっちにしても脆いものですね」

「そんな鋳型に入れたような悪人は世の中にある筈がありませんよ」
「平生はみんな善人なんです、少なくともみんな普通の人間なんです」

「金さ君。金を見ると、どんな君子でもすぐ悪人になるのさ」

中 両親と私

「今の若いものは、金を使う道だけ心得ていて、金を取る方は全く考えていないようだね」

「自由が来たから話す。然しその自由はまた永久に失われなければならない」

下 先生と遺書

私は卑怯でした。そうして多くの卑怯な人と同じ程度に於いて煩悶したのです。

あなたの知っている私は塵に汚れた後の私です。
きたなくなった年数の多いものを先輩と呼ぶならば、私はたしかに貴方より先輩でしょう。

「君は人間らしいのだ。或は人間らし過ぎるかも知れないのだ」

私の未来の運命は、これで定められたのだという観念が私の凡てを新たにしました。

要するに私は正直な路を歩く積りで、つい足を滑らした馬鹿ものでした。
もしくは狡猾な男でした。

他に愛想を尽かした私は、自分にも愛想を尽かして動けなくなったのです。

私はただ人間の罪というものを深く感じたのです。

「死んだ積りで生きて行こうと決心した私の心は、時々外界の刺戟で躍り上がりました」

記憶して下さい。私はこんな風に生きて来たのです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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