「准教授・高槻彰良の推察(澤村御影)」の名言・台詞まとめ

「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき(澤村御影)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

准教授・高槻彰良の推察

第一章

「ずっと繰り返されてきた習慣、親から子へ語り継がれてきた昔話」
「僕達民俗学者は、そうしたものがなぜ生まれたのか、そして時を経るにつれてどのように変容していったのかを研究しています」(高槻彰良)

 

嘘をつくと顔が歪むというのは、間違いだ。歪むのは声だ。(深町尚哉)

 

人は簡単に嘘をつく。保身のため、見栄のため、実にあっさりと偽りを口にする。親しいと思っていた相手だって、平気な顔でこちらを欺きにかかる。知りたくもなかった真実だ。(深町)

 

「(講義に出ている人は全員)覚えてるよ。僕は昔から、他の人より少し記憶力がいいんだ」(高槻)

 

「普通の定義はとても難しいんだよ」(高槻)

 

人は、息をするように自然に嘘をつくものだ。相手を楽しませようとして多少話を盛るのだって、結局は嘘と同じだ。(深町)

 

「脳味噌の栄養はブドウ糖だけだからね。糖分は積極的に取った方がいいんだよ」(高槻)

 

「一体君は何をもって、あれは夢ではなかったと判断したの?」(高槻)

 

「多くの話には、それが語られるようになった背景がある。何らかの戒めや教訓のため、あるいは説明のつかない事柄に説明をつけるため。つまり、作られた話ばかりということだ」

「──でもね、もしかしたら、中には本物もあるかもしれないでしょう」(高槻)

 

「僕が知りたいのは、はたしてこの世に本物の怪異は存在するのかってことだよ。本当にあるのであれば、ぜひ知りたい。会ってみたいし、遭ってみたい」(高槻)

 

「僕ねえ、困ったことに、たまに普通の人が持ってるような常識がわからなくなるんだよね。あと、もう一つ困ったことに、僕は初めて行く土地では必ず迷子になる」(高槻)

 

「事故物件、幽霊騒動、なんて知的好奇心を刺激してくれる部屋でしょうね!」(高槻)

 

「いいかい、事故物件だか何だか、世の中騒いでるらしいけどね。あたしに言わせりゃ、この世の中で人の死んでない土地なんてあるわけがないんだよ」(老婆)

 

「何事も楽しもうよ、そういうのって重要だよ?」(高槻)

 

「怪異を怪異たらしめ、お化けを生み出すのは、大抵は人の心なんだよ」
「現象のまま放っておいた方が怖いからだよ。説明のつかない事態を、人は恐れる」(高槻)

 

第二章

「僕は紳士だからね! 紳士は人前ではスーツを着るものだよ」(高槻)

 

「ただの嘘がそこまで大きな話になったなら、それはもう立派な伝説よ。研究に値するわ」(生方瑠衣子)

 

「その話が世間に広まるだけの条件を満たしてなければ、そこまで広くは伝わらない。理由と条件、それが重要なの」(瑠衣子)

 

「世の中には、単なる好奇心で訊いていいことと、そうじゃないことがあることくらい、知ってるよな? ていうか、やめとけ。聞いて楽しい話でもない」(佐々倉健司)

 

「一般に、平和が長く続いて文化が爛熟すると、怪談ブームが起こると言われてるね。江戸期もそうだし、現代もそうだ」

「戦国時代みたいに、その辺に死体がごろごろしてたような時期だと、死はファンタジーにはなりえないからじゃないかな?」(高槻)

 

「死者と生者は分かたれたものだ。存在として、もはや異なるものだよ」(高槻)

 

ある者が見れば、それは奇病だ。ある者が見れば、それは呪いだ。何かの祟りだ。でも真相は──本当は、こんなものだったのかもしれない。(深町)

 

「君を気持ち悪いと言う人がいるなら、きっとその人は僕のことも気持ちが悪いと思うことだろうね」(高槻)

 

「ねえ、深町くん。いつか、君の身に起こった出来事について、一緒に解き明かそうよ!」(高槻)

 

「必要な嘘っていうのも、あると思うんだよ」
「そう。相手のためにつく嘘」(高槻)

 

第三章

「あー、よく僕は、『体と頭脳は大人、心は子供』って人から言われるから」(高槻)

 

「人間じゃないものが住んでる可能性だって、ゼロじゃないでしょう? 妖怪とか、幽霊とか。その辺の夢はまだ捨てたくない」(高槻)

 

「……わからないままなのは、怖いからね」(高槻)

 

「不思議な話が生まれる背景には、そのまま語るには陰惨すぎる現実の事件があることが多い。人は、そういう嫌な事件を伝説や物語に作り替えることで安心するんだ」(高槻)

 

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