「マクベス(シェイクスピア)」の名言・台詞をまとめていきます。
マクベス
きれいは穢ない、穢ないはきれい。
もし悪なら、成功を約束するような真実で始まるはずはあるまい?
もし善なら、そんなあさましい誘惑に、なぜ膝を屈するのだ。
どっちにしろ、やってしまえば、眼は恐れて、ろくに見ることも出来はしまい。
世間を騙すには、世間とおなじ顔色をなさらねば。
やってしまって、それで事が済むものなら、早くやってしまったほうがよい。
偽りの心のたくらみは、偽りの顔で隠すしかない。
「もう眠りはないぞ!」その声が城の中にこだましていた。
私の手も、おなじ色に、でも、心臓の色は青ざめてはいない、あなたのように。
一時間まえに死んでいたら、幸福な一生をすごせたろうに、
今を境に、この世に本物はなくなったのだ。
ここで何が喋れるというのだ?
錐の穴ほどの小さな隙間から、運命の神がこっちを窺っている。
生まれながらの気品というやつ、おれにはそれが恐ろしい。
ああ、おれの心のなかを、さそりが一杯はいずりまわる。!
一たび悪事に手を着けたら、最後の仕上げも悪の手にゆだねることだ。
怪しげな幻に惑わされるのも、荒行に慣れぬ若僧の恐怖心、
悪事となると、まだおれも、ほんの子供にすぎぬのだ。
ああ、この恐ろしいひととき、暦のなかで永久に呪われてあれ!
腹のなかだけで、いくら先手を打っても、行為がともなわねば、追越されてしまうだけだ。
希望と絶望とが同時にやって来て、どうしてよいのか。
何も知らぬ赤ん坊なら、いざ知らず、どこを見まわしても、笑えるものが何もない。
出来るだけ元気を出してくれ、どんな長夜も、かならず明けるのだ。
不自然な行為は不自然な煩いを生むものだ。
恐怖というものを、おれはほとんど忘れてしまった。
今はありとあらゆる恐ろしいことが、この身内に浸みこんでしまい、
何が起ろうと、人殺しのおれには日常茶飯事、もうぎくりともしないのだ。
人の生涯は動きまわる影にすぎぬ。あわれな役者だ。
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