「ぼくは明日、昨日のきみとデートする(七月隆文)」の名言・台詞をまとめていきます。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
プロローグ
でもきっと、これは違う。そういうのとは、度合いが違う。この人だ、という直感がわけもなくあった。(南山高寿)
第一章
「今日来るとき、桜って不思議だと思ったんだ」
「花が咲いて初めて『ああ、ここにあったんだ』って気づくっていうか。それ以外のときはぜんぜん意識しないなって」(高寿)
「わからない。本能……だと思う」(高寿)
「また会えるよ」(福寿愛美)
このさき彼女との関係がどうなっても、ぼくはこんな心境があることを教えてくれた彼女に感謝するだろう。(高寿)
「でも、誰でもいいわけじゃないよ。わたしはそういうの慎重だよ。慎重すぎるほど慎重だよ。恋には憧れつつも、慎重だよ。もはや病気だよ」(愛美)
第二章
どうしてそんなに隠したいのか、はっきり言えないけど、知られると何かが減ってしまうような、損なわれてしまいそうな、そんな根拠のない怯えがあった。(高寿)
「あったらどうする?」
「わたしに予知能力があったら、高寿くんはどうする?」(愛美)
「まず、読ませてくれてありがとう。誰にも話したことのない秘密を見せてもらったことが、すごくうれしかったです」(愛美)
こんな日常からかけ離れた現実を……ぼくはもう、信じるしかなかった。(高寿)
「……だからね、今だけなの」(愛美)
第三章
「わたしたちの辿ってきた、辿っていく、大切な歴史を守らなきゃだから」(愛美)
「だから、つまりね、わたしがこれからそうしていくのは。辛くてもそうしようって思えるのは……今のあなたに会いたいからなんだよ」(愛美)
終章
「だからね……恋人になるのは、すごく簡単なの」(愛美)
「ずっと恋してたあなたから、こんなにもわたしを愛してるって心が伝わってくる。わたし絶対、いま人生で一番しあわせだよ。潤ってるよ」(愛美)
「ぼくたちはすれ違ってない。端と端を結んだ輪になって、ひとつにつながってるんだ。二人でひとつの命なんだ」(高寿)
最後まで読んで頂きありがとうございました。