「君の膵臓をたべたい(住野よる)」の名言まとめました

「君の膵臓をたべたい(住野よる)」より名言をまとめていきます。

君の膵臓をたべたい

クラスメイトであった山内桜良の葬儀は、生前の彼女にまるで似つかわしくない曇天の日にとり行われた。

物語の冒頭、メインヒロイン山内桜良の死は確定事項となる。
ネタバレで救いは無いが秀逸な書き出しであり、物語は過去を振り返っていく。

「君の膵臓を食べたい」

家族以外で唯一病気のことを知る僕に対して、桜良が話したこと。
自分の悪い所を食べることにより病気が治るという情報を得ていた。

「一日の価値は全部一緒なんだから、何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらない」

図書委員として、学校で図書室の片付けを行う僕と桜良。
残りわずかの時間をこのような日常に使っていいのかを問いかける。
しかし桜良は特別ではない日常の価値を話す。

「どうしてもっていうなら[秘密を知ってるクラスメイト]くんに残り少ない私の人生の手助けをさせてあげてもいいよ」

日常の価値を話すが、特別なことをしたいとも考える桜良。
日曜日に一緒に出かけることを強引にOKさせる。

「どんだけ悪趣味な奴だって思われてんの、私。そんなのブラックジョークにもなんないよ?」
「書いてあるのは本当、私は膵臓が使えなくなって、あとちょっとで死にます、うん」

(過去の回想)
病気のことが僕にバレたのを知った時、桜良が話したこと。
明るく話す桜良に冗談と思いたかったが、残念ながら現実だった。

「まかせるよ」
まかせる、というのはなんて僕に似合う言葉だろう。

焼き肉を食べに来ているが、追加注文する時に僕が話したこと。
僕の性格がよく分かる。

「私、火葬は嫌なんだよね」
「この世界から本当にいなくなっちゃうみたいじゃん」

肉を焼いている時、突然桜良が話したこと。
場違いな発言だが、言葉の意味は重い

「いや、私も君以外の前では言わないよ。普通はひくでしょ? でも、君は凄いよ」
「もうすぐ死ぬっていうクラスメイトと普通に話せるんだもん」
「私だったら無理かもしれない。君が凄いから私は言いたいこといっているの」

余命短い桜良に対して、同情の欠片も見せない僕。
本当のことを話したら、多くの人とは普通にいられない。
しかし本当のことを話しても普通にしている、僕との時間を心地よく感じていた。

「あれは本当に私が好きで払ったんだからいいよ。まあコーヒーくらいは奢られてあげよう」

焼き肉を払ってもらったので、コーヒー代は自分が払おうとする僕。
今回は自分が誘ったとして払うことも出来たが、ここは相手の意見を聞き入れる。
この感覚はすごく好きです。

「私は君のことに興味があるって言ってるの。私は興味がない人を遊びに誘ったりしない」
「馬鹿にしないで」

自分のことは誰も興味が無いとして、僕は話そうとしない。
しかし桜良は自分は興味があるとして、いま一緒にいる意味を話す。

「君は僕とは反対の人だから、僕が思いそうにないことを、君が思っているのだろうなと」
「それを口にしたら、当たってた」

予想外に自分の考えを当たられたので驚く桜良。
しかし僕が当てられた理由はこれだった。

「誤魔化さなくてもいいでしょー。大事なのは中身の本当のことって昨日言ったくせに」
「大事なのは中身だから、誤魔化してもいいんだよ」
「堂々巡りだなー」

2人で一緒にいる所をクラスメイトに見られたたので、「偶然」と嘘を付いた僕。
問い詰める桜良だが、2人の考えが交わることは無かった。

「うん、私は興味あるよ」
「だけど普通に生きてる皆はさ、生きるとか死ぬとかにあんまり興味ないでしょってこと」

「死に直面してよかったことといえば、それだね。毎日、生きてるって思って生きるようになった」

隣町で起きた事件について話す2人。
確かにそうですね。遠くで起きた事件より、自分の晩御飯の方が気になるのが本音だから。

「私は私のために、ギリギリまで周りには隠す、もう決めたの」

一番の親友に対しても、病気のことを話していない桜良。
僕に聞かれた時、あくまで自分のためとして普通の関係が壊れることが嫌なのを話す。

「死ぬよ」

あまりにも普通にしている桜良を見て、どうしても余命が短いように思えない僕。
改めて問いかけた時、桜良はいろいろな表情を見せた後に笑顔で伝える。

「[仲良し]くんにしか話さないよ」
「君は、きっとただ一人、私に真実と日常を与えてくれる人なんじゃないかな」
「お医者さんは、真実しか与えてくれない」
「家族は、私の発言一つ一つに過剰反応して、日常を取り繕うのに必死になってる」
「友達もきっと、知ったらそうなると思う」
「君だけが真実を知りながら、私と日常をやってくれてるから、私は君と遊ぶのが楽しいよ」

彼女の病気は家族と僕しか知らない真実。
そして全ての人の普通が変わったため、桜良は僕と一緒にいる時間が楽しいことを話す。

「私の発言に全て意味があると思ったら大間違いだよ」

意味深なことを話す桜良に戸惑う僕。
見当違いな問いかけをする僕に、桜良はごまかすように話していく。

「恋人じゃないから、いけないことみたいで楽しいんじゃない」

旅行に来た2人は、同じ部屋に泊まることになる。
避けようとする僕に対して、桜良はからかうように話していく。

「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」

「真実か挑戦」のゲームをする2人。
最終ゲームに勝利する桜良は、この真実を問いかける。

「普通の理由で普通に断んないでよ! それじゃあ本当に誘われて嫌みたいじゃない!」

雨の日として学校からの帰り道、自宅に来るように誘う桜良。
普通に断る僕に対して怒るが、来てくれることも知っていた。

「今のは家に挨拶したの。私を育ててくれた大切な場所だよ」

元気に「ただいま」を叫ぶ桜良だが、誰もいないことを話す。
突っ込む僕に対して、桜良はまともな理由を伝える。

「よかった、安心した」

部屋に入った桜良は、僕に自分を彼女にするつもりは無いのかを問いかける。
きっぱりと否定する僕に桜良は安心するが、これにはある計画が絡んでいた。

知らなかった、誰かに怒りを向けることが、こんなに誰かを傷つけるなんて。
こんなに自分を傷つけるなんて。

桜良の行動に対して、怒りをぶつけてしまった僕の気持ち。
人と接してこなかったので、怒りの結末を初めて知る。

「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの」
「君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない」
「運命なんかでもない」
「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの」
「私達は、自分の意志で出会ったんだよ」

あるトラブルの後、自分とは病院で偶然であったに過ぎないことを話す僕。
しかし桜良は出会ったのもこれまでも、自分たちの意思だったことを伝える。

「教えたら人間関係、面白くないでしょ」
「人間は相手が自分にとって何者か分からないから、友情も恋愛も面白いんだよ」

話の流れから、自分のことをどう思ってるかと問いかける僕。
しかし桜良は話さず、分からない方が面白いことを伝える。
相手の100%の本心がもし分かったら、人間関係なんて続かないだろう。

「[ ?????]くんがすっごくいい人だって、皆に教えてあげたい」

桜良の答えに思わず笑ってしまう僕。
本当の性格に気づいている桜良は、みんなに知って欲しいことを伝える。

「桜は咲くべき時を待ってるんだよ。素敵じゃない?」

桜の芽は咲く準備が終わった後、暖かくなるまで待っていることを説明する桜良。
しかし僕の予想外の答えに驚き喜んだ後、冗談としてひどいことも話す。

だけれど僕にはその一つか二つを訊く勇気がなかった。
僕という人間は、臆病からできあがっていると、彼女といることで気づかされる。
勇気ある彼女を鏡としてしまう。

「真実か挑戦」に勝利する僕は、桜良に問いかける権利を得る。
桜良が気になりだしているため本質的なことを聞きたいが、その勇気は持てなかった。

「生きるってのはね」
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」

最終的に僕は桜良に対して、「生きること」を問いかける。
少し悩んだ後、桜良はごまかさずに話していく。

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