「君の膵臓をたべたい(住野よる)」の名言・台詞まとめました

「君の膵臓をたべたい(住野よる)」より名言・台詞をまとめていきます。

 

君の膵臓をたべたい

クラスメイトであった山内桜良の葬儀は、生前の彼女にまるで似つかわしくない曇天の日にとり行われた。(僕)
(物語の冒頭、山内桜良の死は確定事項となる)

 

「君の膵臓を食べたい」(山内桜良)

 

「一日の価値は全部一緒なんだから、何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらない」(桜良)

 

「どうしてもっていうなら[秘密を知ってるクラスメイト]くんに残り少ない私の人生の手助けをさせてあげてもいいよ」(桜良)

 

「どんだけ悪趣味な奴だって思われてんの、私。そんなのブラックジョークにもなんないよ? 書いてあるのは本当、私は膵臓が使えなくなって、あとちょっとで死にます、うん」(桜良)

 

「まかせるよ」。まかせる、というのはなんて僕に似合う言葉だろう。(僕)

 

「私、火葬は嫌なんだよね」
この世界から本当にいなくなっちゃうみたいじゃん」(桜良)

 

「いや、私も君以外の前では言わないよ。普通はひくでしょ? でも、君は凄いよ。もうすぐ死ぬっていうクラスメイトと普通に話せるんだもん」
「私だったら無理かもしれない。君が凄いから私は言いたいこといっているの」(桜良)

 

「あれは本当に私が好きで払ったんだからいいよ。まあコーヒーくらいは奢られてあげよう」(桜良)

 

「私は君のことに興味があるって言ってるの。私は興味がない人を遊びに誘ったりしない。馬鹿にしないで」(桜良)

 

「君は僕とは反対の人だから、僕が思いそうにないことを、君が思っているのだろうなと。それを口にしたら、当たってた」(僕)

 

「誤魔化さなくてもいいでしょー。大事なのは中身の本当のことって昨日言ったくせに」(桜良)
「大事なのは中身だから、誤魔化してもいいんだよ」(僕)
「堂々巡りだなー」(桜良)

 

「うん、私は興味あるよ。だけど普通に生きてる皆はさ、生きるとか死ぬとかにあんまり興味ないでしょってこと」(桜良)

 

「死に直面してよかったことといえば、それだね。毎日、生きてるって思って生きるようになった」(桜良)

 

「私は私のために、ギリギリまで周りには隠す、もう決めたの」(桜良)

 

「死ぬよ」(桜良)

 

「[仲良し]くんにしか話さないよ。君は、きっとただ一人、私に真実と日常を与えてくれる人なんじゃないかな」
「お医者さんは、真実しか与えてくれない。家族は、私の発言一つ一つに過剰反応して、日常を取り繕うのに必死になってる。友達もきっと、知ったらそうなると思う。君だけが真実を知りながら、私と日常をやってくれてるから、私は君と遊ぶのが楽しいよ」(桜良)

 

「私の発言に全て意味があると思ったら大間違いだよ」(桜良)

 

「恋人じゃないから、いけないことみたいで楽しいんじゃない」(桜良)

 

「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」(桜良)

 

「普通の理由で普通に断んないでよ! それじゃあ本当に誘われて嫌みたいじゃない!」(桜良)

 

「今のは家に挨拶したの。私を育ててくれた大切な場所だよ」(桜良)

 

「よかった、安心した」(桜良)

 

知らなかった、誰かに怒りを向けることが、こんなに誰かを傷つけるなんて。こんなに自分を傷つけるなんて。(僕)

 

「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない」
「君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意志で出会ったんだよ」(桜良)

 

「教えたら人間関係、面白くないでしょ。人間は相手が自分にとって何者か分からないから、友情も恋愛も面白いんだよ」(桜良)

 

「[ ?????]くんがすっごくいい人だって、皆に教えてあげたい」(桜良)

 

「桜は咲くべき時を待ってるんだよ。素敵じゃない?」(桜良)

 

だけれど僕にはその一つか二つを訊く勇気がなかった。僕という人間は、臆病からできあがっていると、彼女といることで気づかされる。勇気ある彼女を鏡としてしまう。(僕)

 

「生きるってのはね」
「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」(桜良)

 

「なーんにもないよ。ただ、君のことを考えてたの」(桜良)

 

たくさん冗談を言って、たくさん笑い合い、たくさん罵倒し合って、たくさんお互いを尊重し合った。まるで小学生みたいな僕らの日常が、僕は好きになってしまって、一体どうしたことだと第三者的な僕が驚いた。

きっとこの世界で一番、人との関わりに感動していた僕の二週間は、彼女の病室に集約される。たった四日、その四日が僕の二週間の全てだった。

思わず、僕は一人で笑ってしまった。そうか僕は、こんなにも変わっていたのか。

「僕は、本当は君になりたかった」(僕)

 

私が君みたいだったら、もっと誰にも迷惑をかけず、悲しみを君や家族にふりまいたりすることなく、自分のためだけに、自分だけの魅力を持って、自分の責任で生きられたんじゃないかって。(桜良)
(桜良の「共病文庫」より)

 

ありがとう。17年、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない。(桜良)
(桜良の「共病文庫」より)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 
 
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