「村上海賊の娘(和田竜)」の名言・台詞をまとめていきます。
村上海賊の娘(上巻)
「馬鹿め」
「こんな面白いこと、他の奴にやらせてたまるか」(村上景)
「三島明神の鶴姫だってこうするぞ」(景)
「俺は男親ぞ」
「娘を甘やかす以外何ができる」(村上武吉)
「軍書をまるまる信じると、勝てる戦も勝てぬようになるぞ」(村上吉継)
「浄土など、あればあったで儲けものだが、なけりゃないでそれまでのことさ」(景)
「オレは全部を手に入れる女子じゃ」
「そう心得よ」(景)
「天下の要害なんてめったにあるもんじゃないんだから」
「素直に信長の奴に大坂を譲ってやりゃいいんだよ」(景)
「念仏なんぞ、どこでだってできるだろうが」(景)
「オレは狼藉者を討ち取ったのだ。非は向こうにある」
「オレを斬るというのなら、織田家の方こそ悪い」(景)
戦国期、合戦において防御の発想はほとんどない。
身命を投げ出して敵に臨むのが、勇敢で価値あるものとされた。
名は知らぬが、敵の大将よ。
我が雑賀党の前で種子島を使う愚を知れ。(鈴木孫一)
進まば往生極楽、退かば無間地獄。(一向宗)
「そんな奴らを騙くらかして、戦なんぞさせおって」(景)
村上海賊の娘(下巻)
「姿も表さずに種子島で狙うて頼みごとか」
「笑わせるな」(景)
「あの眞鍋家の当主の申したこと、もっともじゃ」
「村上武吉の娘が斯様な心得もないとはの」(孫一)
「皆、自らの家のためのみに戦する」
「この鈴木孫市もまた、そんな男の一人だ」(孫一)
オレは瀬戸内で生きていくしかないんだ。(景)
「わしはこういう生まれつきでな」
「ひとに頭を垂れるなど無理なのさ」(武吉)
武吉にとって景はこういう娘で、戦になど向かぬと初めから承知していた。
戦を華やかなものとしか見ぬ者が、実戦に耐えられるはずがない。
まあ、そのときはあの賢しら者(小早川隆景)に任せるさ。(武吉)
妙だな。
夫の帰りを待つ妻とは、こんな心持ちなのか。(景)
「戦に出るに値しなかろうが、たとえ門徒どもに撥ね付けられようが」
「オレはあいつらのために戦うんだ」(景)
「俺の子だな」(武吉)
「三十年ぶりに鬼手が出るのだ」
「我が娘が戦に赴けば、当方の勝利疑いなし」(武吉)
「姫、ええか。わしはおのれらと戦う」
「家を保つためにな」(眞鍋七五三兵衛)
「どうもこうもあるかよ」
「鬼手が出れば戦う以外何がある」(村上吉充)
「もはや役目など知るか」
「者ども、死ねや!」(乃美宗勝)
踏み出せ。一歩踏み出せ。
それができるか否かが、勇者と臆病者との分かれ目だ。(村上景親)
将は命を発するのに配下の顔色などうかがってはならない。
「ようやっと分かったわ、おのれは面白い奴っちゃ」(七五三兵衛)
決して勝負を捨てぬ者だけが、勝ちを得る。(景)
「就英、やはり輿入れの話しはオレには無理なようだ」
「オレがこういう女だからさ」(景)
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