「わたし、定時で帰ります。(朱野帰子)」の名言・台詞をまとめていきます。
わたし、定時で帰ります。
新人だろうとなんだろうと有給休暇をとる権利はある。
その際、理由を申告する義務はないし、こちらからしつこく訊いてもいけない。(東山結衣)
労働基準法でそう決まっている。(結衣)
休日返上で働いたことなど褒めたくはないが、しかたがない。(結衣)
「私はこれ以上、頑張りません」(結衣)
「でもほんとに24時間働いたら死んじゃうんだな」
「馬鹿だよ。死んで花実が咲くものか…だよ」(おじさんたち)
「最初から残業をあてにするのはダメです」
「ぎりぎりに工数を組むと、トラブルが起こった時にスケジュールが燃えます」(結衣)
「ほっぽってませんって」
「その日の仕事はちゃんと終わらせてます」(結衣)
「あのう、有給をとらせないのも、土日祝日返上させるのも労基法違反ですよ」(結衣)
「いえ、普通に休みますけど…チーフも引き受けてませんし」(結衣)
「どんなことがあっても私は定時に帰りますよ」
「有給も好きな時にとります」(結衣)
「死ぬ気とか、無理をしてとか、簡単に言わないでください」(結衣)
「やっぱりあの人、頭がおかしい」(来栖泰斗)
「もしかしたら、三谷さん、チーフになりたいんじゃないですか?」
「そうなったらいやだな」(来栖)
「労基法も真っ青、ブラック企業も裸足で逃げ出すスケジュールになっちゃいますよ」
「東山さんがチーフになって阻止してくださいよ」(来栖)
「人の上に立つなんて、大変なこと、私には耐えられない」(結衣)
「三谷さんがチーフになったら、僕辞めます」
「死ぬ気で仕事なんかしたくない」(来栖)
「そう(真剣に)したくなる時もいつかは来るかもね」(結衣)
「でも、その福永さんの──こんな無謀な案件に」
「親からもらった大事な命を賭けたいとは、私は思いません」(結衣)
「連日徹夜して、休日もなし」
「人間のやることじゃないよ」(結衣)
「兄が心配です」
「前の会社にいた時みたいになりそうで」(種田柊)
有給は必要だ。
誰にだって体や心のバランスが崩れる日がある。(結衣)
心身の悲鳴を無視して働けば、
回鍋肉のおじさんのように永遠の休みをとることになる。(結衣)
「だってしょうがないじゃないの」
「私にはまじめしか取り柄がないんだから」(三谷佳菜子)
「私たち氷河期世代はね、何十社、何百社と応募して」
「内定をもらってもいつ取り消されるかとひやひやして」(三谷)
「就職したらしたで、同期もいなくて、不安だねって言い合う仲間さえいなくて」
「解雇されたらどうしようって思うと休むのが怖くて」(三谷)
「自分からまじめさをとったら何も残らないなんて言ったけど」
「そう思いこんでるだけじゃないですか?」(結衣)
「そんなことないと思いますよ」
「三谷さんにはもっとたくさん美点があるはずだって私は思います」(結衣)
「いやそれは…私はまだつきあいが浅いからわかりませんけど、でも、でもね」
「その美点がいつか花開いて、このチームの、いえ、会社の役にたつ時がきますって」(結衣)
「だから、三谷さんには無理せずにちゃんと休んでほしいです」
「自分をもっと大事にしてほしい」(結衣)
「仕事に命を賭けてしまうような危ない人たちに」
「この会社を牛耳られないためにチーフになるんです」(結衣)
「残業なんかするわけない」(結衣)
最後まで読んで頂きありがとうございました。