「夜空の呪いに色はない(河野裕)」の名言・台詞まとめ

「夜空の呪いに色はない(河野裕)」より名言・台詞をまとめていきます。
階段島シリーズ第5弾。

 

夜空の呪いに色はない

プロローグ

「真辺がどんな答えを出すのかはわからない。でも、彼女のやり方は単純だ」(七草)

 

手を抜くつもりはない。でも僕の幸せは、敗北の方にある。(七草)

 

一話

なんでも思い通りになるから。なにが思い通りなのか、決めなきゃいけない。(時任)

 

「そんなことは知ってるよ。でも思いと結果が正反対になることもある」(時任)

 

「私を傍観者ではなくしたいのなら、君も舞台に上がりなさい」(時任)

 

「じゃあ、手紙を書くよ」
「うん。いい間違えないように」(堀)

 

信頼という言葉が苦手だ。なんだか暴力的だから。(七草)

 

私は言葉をみつけなければならない。ナイフのように鋭くなくていい、ただ、素直な言葉を。(真辺)

 

私は現実になにを求めているのだろう?
わからないなら、尋ねればいい。(真辺)

 

「現状、数学というのは、唯一国境のない言語だといえます」(トクメ先生)

 

「本心だって、嘘になることがある」(100万回生きた猫)

 

「わかんないな。七草くんは、嘘って言葉を都合よく解釈し過ぎてるみたい」(安達)

 

「私はこれから言うことを、きみに否定されたいのかもしれない」(真辺)

 

「私が苦手なのは、人間ではなく人間関係です」(トクメ先生)

 

「未来を創る義務を負う覚悟を決めたのが、正しい意味での大人です」(トクメ先生)

 

「夜がくるたび悩みなさい。夜がくるたび、決断しなさい」
振り返って、後悔して、以前決めたことが間違いならそれを認めて。誠実な夜を繰り返すと、いずれ、まともな大人になれます」(トクメ先生)

 

「真辺由宇は幸せになんかなれないよ。当たり前だろ。現実になるはずもない理想を追い続けるのが彼女なんだから」(七草)

 

二話

「できるだけ、きみに頼らないようにしたいのかな」(真辺)

 

「繊細な問題は、繊細に進めなければなりません」(大江)

 

「なんでも、悩んでいたいよ。本当はなんにもできなくても、できることを探していたいよ。どこかでこれでいいって決めたら、それで満足しちゃいそうだから」(真辺)

 

「なにかできるはずだ、って言っていたいんだ、私は」
「なんにもできないことを、証明する方法をまだ知らないから。そんなに頭がいいわけじゃないんだから、わからないことまで、わかった気になりたくないんだ」(真辺)

 

世の中には不可能ばかりがあふれているのは、ある意味では救いなのだろう。
願っても祈っても届かないから、愚痴をこぼして諦められる。(七草)

 

これは悩むべきことじゃない。
解決を目指せないのだから。問題とさえ呼べないのだから。もっと意味のあることを考えるべきだ。(真辺)

 

「良い悪いなんて相手がいて初めて成立することで、でもいちいち相手の価値観に合わせるのも窮屈だよ」(安達)

 

「七草くんは歪んだ完璧主義者だよ」
「彼が考える完璧自体が歪んでいて、彼自身にとって完璧なだけで、ほかの誰も同意してくれないから、七草くんもそれを完璧だなんて言い張れないんだよ」(安達)

 

「マナちゃんは本当に歪まないね。平気で人の心を無視したようなことを言うね」(時任)

 

「でしょうね。根本的に、貴女は人間に興味がないんだよ」(安達)

 

「きっと貴女は、優しくて。ただ優しいだけで、相手を信頼していないんでしょう? この島も同じだよ。私たちを信頼していないから、本当に大切なことを隠している」(真辺)

 

「けっきょく貴女は、自分が傷つきたくないだけなんだよ。責任を負いたくないから、いろんな言い訳を並べて、なにも決めないだけなんだ」(真辺)

 

「才能がなかったからかな。でも、もしかしたら、自分の才能を信じられなかったからかもしれない」(時任)

 

「可能性はとても低かったと思うよ。でも、信じることが一歩目なの。私はその一歩目さえ踏み出せなかった」(時任)

 

「やっぱり私は、言葉を簡単には扱いたくないです」(堀)

 

「たまにはね。昔を思い出して、悲しくなりたいこともあるんだよ」(時任)

 

「みんな、我慢ばかりしている」
「でも、我慢だけで解決することなんか、ないんだよ」(真辺)

 

「私は貴方に、我慢を止めさせてみせる」
「ぜったい貴方を泣かせてやる」(真辺)

 

「本当に変わりたければ、捨てちゃいけないんだよ」(真辺)

 

「それでも、私は決めるよ。進むべきだと思った方へ進むよ」
「それが正しいと、信じているから。怖くても苦しくても、立ち止まってしまうよりは意味があると信じているから」(真辺)

 

「私は目を逸らしているわけじゃない。反対だよ。進むほかに、それを直視する方法はない。少なくとも、私は知らない」(真辺)

 

「諦める言い訳に、優しさを使わないで」(真辺)

 

「ただうつむいて、その誰かを待っているのは、決して優しさじゃない」(真辺)

 

「必ずどちらかが正しいわけでもないし、そもそも、正しいというのがどういう意味なのかもわからないから」(真辺)

 

「たぶん、本当の自分なんか、結果論みたいなものなんです」(七草)

 

三話

「信じるって、奇麗に聞こえる言葉ですよね。そう言っておけば、傍観していても許されるような気持ちになりますよね」(時任)

 

「私は間違えたんだよ。人間の心って、そんなに簡単なものじゃなかった」(時任)

 

すべての決断は、苦しい。大きな責任を伴う決断は、より苦しい。(七草)

 

「考え方で価値が正反対になるような問題でしか、多数決なんて発想は生まれない。だから多数決で探しているのは正解じゃなくて、言い訳なんだよ」(安達)

 

「たぶん私は、独裁者になりたいんだろうな」(真辺)

 

私は彼を、信頼しているのだ。ほかの言葉では言い表わせない。(真辺)

 

今は世界が、シンプルに見える。(真辺)

 

「なにを捨てても、大人にはなれないよ」(七草)

 

「人と人との関係は、みんな勝手なんだよ。近づくのも、離れるのも」(真辺)

 

じゃあ、後悔しない選択なんて、どこにあるっていうんだ?(七草)

 

「大勢の人が、とりあえず年齢で納得できるんだよ。難しい判断を引き受ける理由は、年長者だからってことで、誤魔化してしまえるんだよ」(時任)

 

「だめだよ。魔法は、持ち主を傷つける」(時任)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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