「神様の御用人(浅葉なつ)」の名言・台詞まとめ

「神様の御用人(浅葉なつ)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

神様の御用人

いつの時代も、人はその胸に願い事を抱えているものだ。
そして日本ではその受け皿のひとつが神社であり、そこに祀られている日本古来の神々である。(語り部)

 

いつか私の鱗が色あせる頃まで、この物語が受け継がれ、明日の人の子へ手渡されるなら、それもまた、儚き世の一興である。(語り部)

 

一柱

「寄付をくれる氏子の確保も、スポンサーになる企業への挨拶も、神社で働く以上大事な仕事だ」(藤波孝太郎)

 

「神社経営は、ビジネスだ」(孝太郎)

 

「お前がどのような方法でそれを手に入れたのかは、どうでもよい。重要なのは、お前がわしの御用を聞き届けるということだ」(黄金、こがね)

 

「現代において、八百萬のすべての神が万能だと思うな」(黄金)

 

「事情はどうあれ、困った時だけ神に頼るのは、褒められたことではない。日頃神祭りもしないで祈願ばかりの人間に、辟易している神は多いのだ」(黄金)

 

二柱

「愚かな時代になったものだ。日の本に生きる人間が、その国の歴史を知らぬとは……」(黄金)

 

「誰かが言った一言に救われたり、気付かされたりすることはあるものよ。放った言葉は戻ってこないけど、もう一度真摯な言葉を届けることはできるもの」(年配の女性)

 

「真剣な神祭りがあって初めてもたらされる神威であるというのに、小銭を投げつけ、おざなりな拝で祈願を唱え、なぜそれで望みが通ると思うのか、甚だ解せぬわ」(黄金)

 

「天津神、国津神、眷属、精霊……そのような種類にもよりますが、基本的に、神は豊穣や繁栄などの大きな祈願に関与し、受験や恋愛などの個人的な祈願にはほとんど干渉いたしません」

「たとえば、参拝に来たすべての受験生を合格させていては、おかしなことになってしまいますでしょう? 力添えはいたしますが、人の子の努力なくして叶うものではないのです」(お杏)

 

「人とは弱いものです。確かに今の世に我よしの祈願は多くありますが、ここで想いを吐き出すくらいはいいのだと、一言主様はおっしゃいます」(お杏)

 

「親しいからこそ、愚痴を吐いたり、甘えたり、どうにもならない感情をぶつけたりするものでしょう?」

「それって、相手を信頼してる証拠のような気がする。心を許してるからこそ、格好悪いところ見せられるっていうか」(一言主)

 

「確かに彼女は何も言わなかったかもしれない。でも、ここに来たっていう事実だけで充分なんじゃねぇの?」

「言葉がなくても、そばにいると思うだけで、心強いことだってあるよ……」(萩原良彦)

 

「神がいなくなるということは、その土地の太陽や水を隠されることと同じことよ」(お杏)

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三柱

「人の子からみれば、神とは理不尽な存在であるものだ」(黄金)

 

「大神霊龍王ともあろう姫が、そのような人の子の些細な振る舞いに、いちいち目くじらを立てるのもおかしな話だとは思わぬか?」

「天から降る雨粒ひとつの行方を、誰が気にしよう」(黄金)

 

「わかってねぇな、黄金は。理屈で心は動かねぇよ」(良彦)

 

「たまたま目に留まった人間すべてを助けていたら、それはこの世の秩序を乱すであろう。人とは生まれ落ちた瞬間より、死に向かって歩くものじゃ。それが早いか遅いかだけのこと」

「精霊、先祖霊ならばともかく、龍王と呼ばれしわらわがそれにかかわるなど、理に反する」(橋姫)

 

「方位神よ、そなたは笑うか?」
「愛する者の名を呼ぶ声が、胸に刺さるというわらわの戯言を」

 

「湿布の力というよりも、人からの『想い』が、神にとっては何よりの薬なのじゃ」(橋姫)

 

四柱

「願いの内容がなんであれ、神前で手を合わせようと思ったその気持ちって、確実に神様に向いてるものだからな。そこに関しては、オレは否定しない」(孝太郎)

 

「時代とともに変わってしまうことは多いし、一人の神職の力だけじゃどうしようもないこともある。……でも、神職だから、守っていけるものもある。オレはそれを受け継ぐだけだ」(孝太郎)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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