「不思議の国のアリス(ルイス・キャロル)」の名言・台詞をまとめていきます。
不思議の国のアリス
できたばかりの不思議の話、見るもの聞くもの奇々怪々。
鳥や獣とおしゃべりはずむ、きっとあるよね、そんな世界。
アリスよ! あげよう、幼き話。
稚き夢にあふれたあの眠り、やさしく花環にしておくれ。記憶にたなびく、神秘のけむり。
そはまさに遠い異国で巡礼が、摘みて枯れたる花冠。
第1章
次の瞬間、アリスも飛びこんでいました。いったいどうやってまた出てこられるかなんてちっとも考えずに。
アリスは、とっぴょうしもないことが起こるのがあたりまえだと思うようになっていたので、ありきたりの人生なんてつまらなくてばかばかしいように感じられたのです。
第2章
「だれかが上からのぞいてくれたらいいんだけど! こんなところでひとりぼっちでいるのは、もううんざり!」(アリス)
「自分の涙でおぼれ死んだりしたら、おかしな話よ! でも、今日はなにもかもがおかしいんだわ」(アリス)
第3章
「これはドードーめぐりじゃからな、みんな勝ったのじゃ、だからみんな賞品をもらわねばならん」(ドードー鳥)
第4章
「ただ──やっぱり──ちょっとへんてこでおもしろいじゃない、こんな人生も!」(アリス)
第5章
「まちがっとる」
「始めから終わりまで全部まちがっていた」(青虫)
「でも、わたし、ヘビじゃないんです、ほんとです」
「わたしは──女の子です」(アリス)
第6章
「あっちには帽子屋が住んでいる。あっちには三月ウサギが住んでいる。好きなほうを訪ねてごらん。どっちも気がくるっている」
「そりゃあ、しょうがないだろう。ここじゃあ、みんな気がくるってるんだ。おれもくるっている。君もくるっている」(ネコ)
第8章
「わたしはどうなってしまうのかしら? ここの人たちは首をはねるのがおそろしく好きだもの。まだ生き残っている人がいるのが不思議なくらい!」(アリス)
「ネコにも王様を見る権利あり。そういうことわざがあるの、わたしなにかの本で読んだわ。どこだったか忘れちゃったけど」(アリス)
第9章
「なんにだって教訓はあるもんですよ、見つけさえすればね」(公爵夫人)
「だれかさんが言っていましたけど。みんながよけいなおせっかいを焼かなければ世界は動くって!」(アリス)
「つもりになっているだけなんだよ。実際は、なにも悲しむことなんかありゃしないんだ」(グリフォン)
第10章
「ここの動物ときたら、人にあれこれ命じたり暗唱させたりするのが好きだこと! これじゃあ、学校にいるのとおんなじじゃない?」(アリス)
第11章
「あれが裁判官だわ。だって、大きなかつらをかぶっているもの」(アリス)
「こんなところで大きくなる権利はないぞ」
「ぼくはあたりまえの速さで大きくなっているんだ。そんなあほらしい速さじゃないよ」(ヤマネ)
第12章
「もどしたからって大した意味はないけれど。だって、どちらが上になっていても、この裁判ではまったくどうだっていいことだもの」
「わたしが書いたものではありません。最後にだれの名前も記されておりませんから、わたしが書いたという証拠にはなりません」(ジャック)
「おまえが名前を書かなかったのなら、いっそうおまえに不利になるだけのことだ」
「なにか悪だくみをしようとしていたにちがいない。そうでないなら、正直者らしく名前を書けばよかったのだから」(王様)
「ああ、わたし、とてもへんてこりんな夢を見たわ!」(アリス)
「ほんとにへんてこな夢ね、でも、もうお茶の時間だから走っていってらっしゃい。遅れるわよ」(お姉さん)
お姉さんは、目を閉じたまま座り続け、今、不思議の国にいるんだとなかば信じていました。でも、わかっていたのです。
目を開けさえすれば、なにもかも、つまらない現実に変わってしまうということは。
子どもたちの無邪気な喜びや悲しみに一喜一憂しながら、きっと思い出すことでしょう。自分自身の子ども時代を、そしてあの幸せな夏の日々を。
最後まで読んで頂きありがとうございました。