「三国志」より諸葛亮孔明の名言まとめました

「三国志(吉川英治)」より、諸葛亮孔明の名言をまとめていきます。

4巻

「管仲、楽毅、いま何処にありや!」
「自分をおいてはない。不敏といえども、それに比するものは自分以外の誰がいよう」

若き日の孔明は、自分を管仲や楽毅に比肩できる才能と自信を持つ。
そのため安売りせず、自分に相応しい出会いを待っていた。

「北に拠った曹操は、すなわち天の時を得たものであり」
「南の孫権は、地の利を占めているといえよう」
「将軍はよろしく人の和をもって、それに鼎足の象をとり」
「もって、天下三分の大気運を興すべきである」

三顧の礼をもって孔明に会いに来る劉備。
孔明はこれからの方針を伝える。
有名な「天下三分の計」の一節。

「何かのご縁でしょう」
「将軍は私にめぐり会うべく諸州をさまよい、私は将軍のお招きを辱のうすべく日まで」
「田野の盧にかくれて陽の目を待っていたのかも知れません」

劉備に協力することを約束する孔明。
巡り合うべきして巡り合ったことを語っていく。

「剣印ここにあるを、見ぬか。命にそむく者は斬るぞっ。軍紀をみだす者も同じである!」

曹操軍が南下してきたため迎撃の作戦を語る孔明だが、自身は後方にいることを話す。
張飛は自分の身を守ろうとする姿を笑うが、孔明は強く軍紀を叫ぶ。

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5巻

「然るときは、わたくし自身、一帆の風にまかせて、呉国へ下り」
「三寸の不爛の舌をふるって、孫権と曹操を戦わせ」
「しかも江夏の味方は、そのいずれにも拠らず、一方のやぶれるのを見てから」
「遠大にしてなお万全な大計の道をおとりになるようにして見せます」

曹操軍からは逃げきれたが、まだまだ予断を許さない劉備たち。
孔明は呉の孫権を巻き込んだ大計があることを語っていく。

「これ、大計というもので、いたずらに晴の場所で雄弁を誇り」
「局地的な勝敗をとって功を論じ、社稷百年の計を、坐議立談するが如き軽輩な人では」
「よく解することはできますまい」

呉の張昭より自分を大才と言いながら、曹操との戦いに敗れたことを問いかけられる孔明。
しかし局地的な勝敗しか見えない輩と反論する。

「曹操が百万の勢も孔明からいわしめれば、群がる蟻のようなものです」
「わが一指をさせば、こなごなに分裂し、わが片手を動かさば、大江の水も逆巻いて」
「立ちどころに彼が百船も呑み去るであろう」

会議の場で孫権を怒らせたため、魯粛から問われる孔明。
しかし自分なら曹操軍を壊滅させる策があることを語っていく。

「鳥獣すら殺手をのばせば、未然に感得して逃げるではありませんか」
「まして万物の霊長たるものが、至上の生命に対して、なんで無感覚におられましょうや」

周瑜から無理難題を言われるが、機略で対応する孔明。
魯粛は驚くが、さも当然のように話していく。

「敵を謀るにはよろしく敵の智能の度を測るをもって先とす」

曹操の逃走経路を予測する孔明。
関羽は疑問を感じるが、曹操の能力に合わせて作戦を考えていることを話していく。

「人です。すべては人にあります」
「領地を拡大されるごとに、さらにそれを要としましょう」

領地を得、さらに拡大することを目指す劉備。
孔明は人材の大切さを語り、馬良と馬謖を召し抱えることを提案する。

6巻

「一国に二人の主なし。そんな婦人の仁にとらわれてはいけません」

蜀を掌握した劉備に、劉璋の追放が必要なことを話す孔明。
劉備は不憫を感じるが、孔明は無用な優しさとして反対する。

「民が峻厳を求めるとき、為政者が甘言をなすほど愚なる政治はない」
「仁政と思うは間違いである」

蜀の法律を作成する孔明だが、それは厳しいもの。
法正に指摘されるが、今の状態を変えるため必要なことを語っていく。

「老将黄忠、ただ簡単に許しては駄目なのです」
「ああして言葉をもって励まして、初めて責任も一層強く感じ」
「相手の認識も新たにすると申すものです」

再三、出撃を申し出る黄忠に対して、すぐには許さない孔明。
最終的には許可するが、これは意識的に反発心を煽っていた。

7巻

「平時にこういう備えを黙々としてきた者の功を戦時にも忘れてはならない」

南方を平定している孔明は、この付近の地図を作っている呂凱と出会う。
平和時に先のことを見た情報を集めていたことから、孔明は高く評価する。

「何の、彼ごとき者を生擒るのは嚢の中から物を取りだすも同じことではないか」

南方で最大勢力を持つ孟獲を捕らえたが、孔明は解放する。
諸将は不満を話すが、孔明はこともなげに語っていく。

「巣なき鳥、家なき人間が、どう生きてゆくか」
「いわんや、王風にそむいたところで、どれほどの力があろう」
「振舞えるかぎり振舞うてみよ」

敵の王宮を占領した孔明は孟獲を捕まえたが、またまた解放する。
気力なく逃げていく孟獲に、孔明は次回も戦うことを要求する。

「社稷の為には、多少の功はあろうが、自分は必ず寿命を損ずるであろう」
「いかにとはいえ、かくまで、殺戮をなしては」

罠に誘い込み、敵兵を全滅させる孔明。
しかしあまりの惨状に、孔明は自分の未来に不安を感じる。

「しかし、戦いというものは、あくまで『人』そのものであって」
「『兵器』そのものが主ではない」

今回の南方への作戦では、優秀な兵器を使い勝利する孔明。
しかし兵器が優秀ゆえ、将来これに頼ってしまうことも懸念する。

「初めて、孔明の心が透った。否、王風万里、余すものなくなった。予もうれしく思う」

七回孟獲を捕らえ、七回孟獲を解放した孔明。
孟獲が心服を話した時、自分の気持ちを語っていく。

8巻

「心を以て心を読む。さして難しい理由はない」
「総じて、敵がわれを謀らんとするときは、わが計略は行いやすい」
「十中八、九はかならずかかるものだ」

敵の策を逆に利用することで魏軍を撃破する孔明。
策を見破れた理由を聞かれた時、相手の心の動きを読んだことを話していく。

「思うに、一人の姜維にすら勝つことができない人間に、何で魏を破ることができようぞ」

魏を攻撃する孔明だが、姜維の策により総退却の憂き目に合う。
作戦負けによる敗北のため、孔明は自分に問いかける。

「自分が隆中の草蘆を出てからというもの」
「久しい間、
つねに天下の賢才を心のうちでさがしていた」
「それはいささか悟り得た我が兵法のすべてを」
「誰かに伝えておきたいと思う希いの上からであった」

策により姜維を自軍に取り入れることに成功する孔明。
才能を評価し、自分の全てを引き継がせようとしていた。

「駙馬の如きは、一羽の雁に過ぎない。姜維を得たのは、鳳凰を得たようなものだ」
「千兵は得易く、一将は得難し。いま雁を追っている暇はない」

魏の将軍は逃げたが無理に追わなかったため、理由を聞かれる孔明。
今回は姜維という優良な将を得ているので、満足していることを話す。

「四門を開けよ。開け放て」
「門々には、水を打ち、篝を明々と焚き、貴人を迎えるごとく清掃せよ」

馬謖の失敗により、司馬懿の追撃を受ける孔明。
城に入ったが門を開けるように指示を出し、高楼で琴を弾く。
有名な「空城の計」の一節。

「生兵法。まさに汝のためにあることばだ。今は何をかいおう」
「ゆるせ、罪は、予の不明にあるものを」

馬謖の才能を愛していたが、命令違反により総撤退のキッカケを作ったため処刑を選ぶ孔明。
自分の感情より、軍規に重きを置く。
有名な「泣いて馬謖を斬る」の一節。

「そもそも、智謀ばかりでは戦に勝てない」
「また、先頃の大戦では、蜀は魏よりも兵力は多かったが、負けてしまった」
「量るに、智でもなく数でもない」

結果として魏軍に負けた孔明。
改めて知略や兵力だけでは勝てないことを知る。

「うごく敵は計り易いが、全くうごかぬ敵には施す手がない」

司馬懿と対峙する孔明。
動かぬ敵に対して、次の手を打てずにいた。

「きょうの不平と、その憂き目と思い較べて、いずれがよいと欲しているか」

蜀軍が北伐してる時、国内では孔明に対する不穏な流説が流れていた。
この状態を知る孔明は、自分たちの不満が未来の苦しみにつながることを嘆く。

「口舌を以ていたずらに民を叱るな。むしろ良風を興して風に倣わせよ」

外征続きのため、3年間は内政に専念することを伝える孔明。
民には強く当たらず、自主的に行なう政策を重視する。

「──悠久。あくまで悠久」
「人命何ぞ仮すことの短き。理想何ぞ余りに多き」

自分の死期を悟った孔明。
我が身を振り返り、自分が亡くなった後の作戦を伝える。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 
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