「国盗り物語」より斎藤道三の名言まとめました

「国盗り物語(司馬遼太郎)」より、斎藤道三の名言をまとめていきます。
(作中ではいろいろと名前を変えていくが、ここでは「斉藤道三」で統一する)

1巻

国主になりたいものだ。草の種ならば、種によって菊にもなれば、雑草にもなる。が、人間はひとつの種だ。望んで望めぬことはあるまい。

 

いっぺんには天下はとれぬ。千里の道も一歩からだという。まずは奈良屋の巨富をねらうことだ。

 

真実の悪人とは、九天に在す諸仏諸菩薩のごとく荘厳きわまりないものだ。おれもそういう悪人になりたい。

 

「わしについてくれば戦さは勝つ。砦には財宝がある。わしは一物も奪らぬゆえ、すべて汝らのものぞ」

 

しかしおれには、天禀の武略がある。もし失策れば坊主にもどる。もし奪れればおれの一生は吉運といっていい。

 

「あっははは、不審なのも当然じゃ。いまは無名である。しかし後に、天下におれがあるということを、どこぞで聞くであろう」

 

「これでも一国一天下を望む者だ。歩卒の技など学ばぬわ」

 

「いま東の都といわれる小田原の都城をきずき、関東一円の覇王となった北条早雲じゃよ。この男がやったことを、この庄九郎が出来ぬと思うか」
(庄九郎とは道三の当時の名前)

 

「いや、商人の見習いは振り売りからじゃ。これがわからねば、大商いもできぬ」

 

美濃を制する者は、天下を制することになる。

 

あす、何が来るか、ということは理詰めで考えぬけばわかることだ。

 

「人間、思いあがらずになにができましょうか」

 

可能かどうかを考えるよりも、一つずつやりとげてゆくことだ。

 

「殿、大志を抱かれませ。この西村勘九郎がこのひと月のうちにみごと殿のために美濃の国主の座を奪ってさしあげまする」

 

「殿の御勘定は、算盤の勘定でございます。このような戦さの勘定は、一万人に三千人、というような単純なものではありません」

2巻

世に、仕事ほどおもしろいものはない。

 

「茶とは、便利なものが流行ったものでござりまするな。ここに一碗の茶を置くだけで浮世の身分のちがい、無用の縟礼をとりのぞくことができるとは」

 

「血は毒のようなものでござる。貧家の兄弟というものは分けあうべき財産がござらぬため力を協せてはたらき、家名を興すもとになります。毒も、この場合は薬、というべきものでありましょう」

「しかしながら権門勢家の兄弟ほど油断のならぬものはござりませぬ」

 

「神仏がこの庄九郎に罰をあたえるというのか。わしは神仏など、わしの家来だと思っている」

 

波こそ、用兵の真髄である。怒濤のごとく打ち寄せ、寄せては退く。

 

すこし、やりすぎた。馬鹿も集団になると力だ。それをわすれていた。

 

「人の一生にはな、二度か三度、こういうことがある。そのときにな、どうするかが、英雄と凡人のわかれめだぞ」

 

「人の世にしくじりというものはないぞよ。すべて因果にすぎぬ」

 

将になるほどの者は、心得があるとすれば信の一字だけだ。

 

「強力の怯者は、非力の勇者に劣る。城を出たときにすでに死者になったるものと思え。死勇をふるう者ほど世に強い者はないぞ」

 

「あたりまえだ。夢も見られぬようなやつにろくなやつはない。いますぐ実現できずともおいおい築きあげてゆく」

 

「名将がまもれば土の掻きあげ一重の砦も名城となり、愚将がまもれば金城湯池も一日で陥ちる。城とはそんなものだ。城が戦うのではなく、人が戦うのだ」

 

「おぬしは天下の岡部又右衛門ではないか。たかが一国の少守護が来たからといって、居ずまいをただす必要はない」

「わしは一代で死ぬ。おぬしの仕事は百世に残る。どちらが上か」

 

「楽市楽座をやらねば、このような田舎城の城下は繁昌せぬ。繁昌せねば、運上(商工業税)がとれぬ。わしはこの山麓の屋敷と山上の城の普請代は、楽市楽座でかせぎ出すつもりよ」

 

「これからは、昔のように米だけを作っておればよいという時代でなく、貨殖の時代になる。金銀あってこそ、武器武具もふんだんに買え、兵を多数養えることになる。その貨殖の利を、社寺などに独占されていては、大をなしませんぞ」

 

「時代のみがわしの主人だ。時代がわしに命じている。その命ずるところに従って、わしは動く。時代とは、なにか。天と言いかえてもいい」

 

「人の一生も、詩とおなじだ。なかでも、転が大事である。この転をうまくやれるかやれないかで、人生の勝利者であるか、ないかのわかれみちになる」

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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