探偵役エラリー・クイーン(クイーン作品)」の名言・台詞をまとめていきます。
(ピックアップは以前の井上勇訳です)
ローマ帽子の謎
2
「じつをいうと、ぼくのほうは、おせじをおかえしするどころじゃありませんよ。あなたのおかげで、ぼくは愛書家の無上の天国からひきずりおろされたんですからね」
「ただの好奇心ですよ。それきりの話です」
3
「おとなしい書物の愛好家にとっては、この世には、いささかの平和もありませんよ」
4
「小さな恵みにも感謝するんですね。ひとつの過ちは、さらに二十の過ちのもとになりますからね」
6
「あの男は、そんなやくざだったのか」
「死んでからまで、あの男は不愉快だった。あいつのために、初版本を買いそこねたなんて」
7
「あなたにはしなくてはならぬことが、あんなにたくさんあったのに、ぼくのしなくてはならなかったことといえば、ぼんやり立って、ソクラテス気どりでおればよかったんですものね」
「今夜の余興からわれわれがどうにかひき出し得たものは、嫌疑過剰と事実の貧困ということですね」
「ぼくは事実が推論的に証明し得る範囲で論理的に考えてみて、犯人は予知していなかったことを、事実が推論的に証明していると主張します」
9
「なんてお上品なとんちきだろう。おくめんもなく嘘をついてさ」
10
「ぼくもそうにちがいないと思います。しかし、いろんな可能性を秤にかけてみて、用心しすぎるということはありません」
13
「逆戻りするのは悪いことじゃありませんよ」
16
「あなたは、公衆の歓呼を気にしすぎますよ。ぼくは人の評判なんかへいちゃらですよ」
17
「ぼくは、われわれが本筋を追っていることを確信していますよ」
「どうやら、ぼくは、なにか、とんでもないばかを演じたらしいですね」
「でも、ぼくには論理の支えがあります。全体で十あるものとして、二に三を加え、さらに四を加えた結果はだめでしたが、まだあとにひとつだけはのこっています」
「話を純粋に理づめにしてゆくと、与えられた方程式のなかで、ひとつを除いて、あらゆる可能性をきわめつくした後、あとに残ったひとつの仮定は、どんなにありそうもないことに見えようとも、どんなにばかげたことに思われようとも──正しいものでなくてはならない」
18
「人生をそうまじめにとるものじゃありませんよ。失敗するときは失敗するんです」
最後まで読んで頂きありがとうございました。