「世界中の億万長者がたどりつく心の授業(河合克仁)」の名言をまとめていきます。
世界中の億万長者がたどりつく心の授業
はじめに
誰もがその実力や存在を認める一流たちが、なぜ心の学びにたどり着くのか?
その答えは、自分の心を知ることから、すべてが始まるからなのです。
序章
どれだけ資産を得ようと、激しい競争に勝とうと、有名になろうと、
素晴らしい家族がいようとも、
自分自身の心を理解し、心が快適な状態を認識しなければ、
真の満足感を得ることはできない。
自分が苦悩の状態であると気づき、深層意識にある心の声にしっかりと耳を傾け、
悩みの本当の正体を特定し、美しい心の状態で、正しい行動を選択していく。
第1章
ポジティブにしよう!
と考えている状態は、実はもうすでに苦悩の状態に入ってしまっているのです。
目の前のことに集中しているときには、ネガティブな感情は一切生まれません。
重要なのは、「自分にとっての最善」を迷わず選択できるということです。
苦悩の状態でいるとき、私たちはすべてのことを「自分中心」でしか考えられなくなる。
一度生まれたネガティブな感情は、根本的な問題が解消されない限りは、
自分の心の隅に押し込められ、ことあるごとに形を変えて表面化する。
「今を生きていない状態」とは、意識が「過去」や「未来」ばかりに向かっている状態です。
過去や未来に意識がいっている割合が多い人ほど、幸福感も減少する。
私たちの苦悩を生み出しているのはすべて、
心の内に抱いている「自分はこういう人であるべき」
「自分はこういう人であらねばならない」という理想像(願望)です。
第2章
起きた出来事が人の苦悩をつくっているのではなく、
本人が執着している理想像が、苦悩をつくりだしている。
心の声は出ては消えてを繰り返すゴースト(幽霊)のようなものです。
心の奥深くに隠れていることも多く、
注意深く観察していくことで自分でも思ってもみなかったような思考に出会うのです。
常に「こうなりたい」という理想像を目指して生活しているにもかかわらず、
自分では本当は何にしがみついているのかわかっていない。
苦悩の正体である理想像とは、いったい何なのでしょうか?
答えは、すべて過去の経験からつくられてきたものだということです。
(正しい行動とは)自分中心の意識から離れ、
相手やまわりを視野に入れた行動、
また自分が本来やりたいと思っていることに沿った、
その瞬間にふさわしい行動のことを言います。
第3章
自分自身の意識状態に気がついていないと、どれも長続きしませんし、
本質的な問題の解消には至りません。
苦悩の状態で生まれた願いは、達成されるにしろ、達成されないにしろ、
あとで必ず自分を苦しめることになります。
真の幸福や満足感は、手に入れようとして入るものではないのです。
今足りない何かを増やすことで幸せになるのではなく、美しい心の状態になったとき、
自然と心の底から湧き上がってくるものだと気づかねばなりません。
人と接するときの苦悩の多くは、「恐れ」が原因となっています。
その恐れとは、自分の理想像が壊れてしまうかもしれない、という恐れです。
「部下のため」「子どものため」に、と思ってしたはずの行動が、
実はすべて自分(の理想像)を守るために行っていることであった、
ということに気づかない限りは、よい教育などできるはずもないのです。
失った自信を取り戻すために人は何をするかというと、
別の場所で自分を大きくみせようとします。
人をバカにしたり、批判したり、自慢話を並べてみたり、
SNSの「いいね」の数で自尊心を満たそうとしたり、という具合です。
しかしながら、当然それらはその場しのぎにしかなりません。
自分という存在をまるごと受け入れ、
「私は私のままでいい」と肯定している状態が、本当の自信なのです。
ステータスで人を差別する人には、そうさせておけばよいのです。
どんな環境に身を置いているかなど、人生の中では大した問題ではありません。
私たちが鉄則にしていることは、「美しい心の状態でのみ決断を下す」ことです。
不安や恐れの気持ちがどこかにあると、いい結果が出ないことを何度も経験したからです。
心がつながらなければ、人は満たされないのです。
理想像がもとになっている生き方では、いくら数字で結果を出しても幸福感がともなわず、
成功を持続させることができません。
第4章
「自分が人に言われて心が乱れる言葉」の裏に、自分がしがみついている理想像がある。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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