「善人のやめ方(ひろさちや)」の名言まとめ

「善人のやめ方(ひろさちや)」の名言をまとめていきます。

 

善人のやめ方

まえがき

わたしたちはみんな世間に騙されています。

 

第一章

「生活の危機」と「人生の危機」とは違っているはずです。

 

「人生の危機」とは、自分が何のために生きているのかが分からなくなったときをいいます。

 

じつはね、われわれが「人生の危機」に直面したときは、もう手遅れなんです。

 

何のために生きているかといえば、自分のために生きています。そんなこと、分かりきったことですよ。だから、わざわざ(昔の人は)「何のため?」と問う必要がなかったのです。

 

あなたの人生はあなたのものです。誰に遠慮する必要もありません。あなたが好きなように生きればいい。早くそのことに気づくべきです。

そうすると、「人生の危機」に直面しないですみます。

 

第二章

人生に意味は無い。(モーム)

 

第三章

金持ちは「生活の成功者」です。でもね、「生活の成功者」になったところで、どうっていうことはありませんよ。彼は「人生の成功者」であるとは限らないからです。

 

人間は世間の評判を気にせずにはいられないのです。それはつまり、世間の奴隷になっているのですね。

 

わたしたちが自分を大事にすれば、自然と世間を馬鹿にするようになります。

 

第四章

「人生の危機」を回避するには、人は「世間」と訣別する必要があります。「世間」と訣別するということは、世間を馬鹿にすることです。

 

(人々は)「世間」という怪物が敷いた「成功」という名の幻想のレールの上を走る。そういう生き方が最善だと思っています。

 

第五章

金持ちを目標にすると、守銭奴になります。それも奴隷です。
だから、人生に目的や目標を設定しないこと。それが楽しい人生を送る秘訣です。

 

第六章

あらゆる欲望が煩悩であって、悪いものです。

 

人格を向上させたいと思っている人は、必ず他人を軽蔑します。
幸福になりたいと思っている人は、現在の自分が不幸だと思っている。

 

第七章

善人というのは、他人を悪人にすることによってしか自分が善人になれない、そういうあわれな人間である。

 

われわれはみんな悪人なんです。真に善人といえるのは仏だけです。

 

「自分が心の中で考えていることを反省するならば、誰でも他人を非難する図々しさを持ちうるはずがない」(モーム)

 

「自分は善人だ。人殺しなどするわけがない」と思っている人がいれば、それはたんなる自惚れでしかない。

その人は、善人でいられるだけの因縁に恵まれているから、善人でいられるのです。

 

第八章

自分よりも世間(体)を大事にするなんて、愚か者の生き方です。

いくら世間を大事にしたところで、世間のほうは、あなたが使い物にならなくなれば、すぐにあなたを見捨ててしまいます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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