「田中角栄 100の言葉」の名言まとめました

「田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得(別冊宝島編集部)」より名言をまとめていきます。

多くの人の記憶に残る政治家・田中角栄。
人として政治家として残した、100の言葉がまとめられている。

報告

用件は便箋1枚に大きな字で書け。初めに結論を言え。理由は3つまでだ。
この世に3つでまとめきれない大事はない。

報告時における要点を示している。
個人的な意見を言えば、「3つ」とは例えと考えている。
相手の時間を奪わないように、報告前に考えろということだ。
ほとんどの報告者は、自分目線で考えている。
報告とは、常に相手目線で考えるべきである。

演説

できることはやる。できないことはやらない。
しかし、すべての責任はこのワシが負う。以上!

蔵相に就任した時のスピーチの一部になる。
リーダーにとって必要な一つに、「明確さ」があると考えている。
何を考えているか分からないというのが、一番部下としては対応が難しい。
まして提案をしても責任を取らされると考えれば、誰もが足踏みしてしまう。
本来、「責任」を取るのがリーダーなんですけどね。

学歴と学問

必要なのは学歴ではなく学問だよ。
学歴は過去の栄光。学問は現在に生きている。

全くその通りだが、現実としてほとんどの入口は「学歴」が優先される。
当然、日本の中枢には「学歴」で集められた人ばかりになる。
学問を見極めるのは難しい。
しかしだからこそ見極めるのが必要になる。

叱るとき

叱るときはサシのときにしろ。
ほめるときは大勢の前でほめてやれ。

みんなの前で叱られるのは、本人も周りも気持ちのいいものではない。
言ってる側はまわりにも言ってるつもりかもしれないが、間違いなく逆効果である。
本気で直したいために叱る時は、本人だけに伝えるのがよい。
逆にみんなの前で褒められるのは、照れくさいとしても嬉しいものですからね。

ウソ

ウソをつくな。すぐバレる。
気の利いたことを言おうとするな。あとが続かない。

ウソをつくのも気の利いたことを言うのも、本来の自分とは違うものになる。
当然そんなものは続かないし、続けるとさらに問題は大きくなる。
最初からしない方がいいですね。

好き嫌い

優れた指導者は人間を好き嫌いしない。
能力を見分けて適材適所に配置する。

人である以上、好き嫌いは確実に存在する。
しかしそれと対応は別問題にしないといけない。
好きだからといって、無能を抜擢しては問題が発生する。
嫌いだからといって、有能を阻害すれば意味がない。
これが出来る人は、ほとんどいないのが現実ですが。

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グレーゾーン

世の中は白と黒ばかりではない。敵と味方ばかりでもない。
その間にある中間地帯、グレーゾーンが一番広い。
真理は常に「中間」にある。

好きと嫌いとは別に、「どちらでもない」がある。
「興味が無い」と言い換えることも出来る。
声無き声であるこの層をどうするかが、政治なのかもしれない。

失敗と成長

失敗をイヤというほどしたほうがいい。そうするとバカでないかぎり、骨身に沁みる。
判断力、分別ができてくる。これが成長の正体だ。

親にしろ上司にしろ、子供や部下が失敗しそうになると直そうとする。
個人的にこの考え方が嫌いだ。初めのうちに失敗させた方がいい。
もちろん致命的な失敗をさせてはいけない。
コントロールされた失敗をさせることが好ましい。
失敗という経験を潰しているのだから、絶対に優しさではない。

人生で重要なのは「間」だ。
イノシシのように一本調子なのはうまくいかない。

同じことを言ったり、またはしたとしても、上手くいく人とそうでない人がいる。
ここでいう「間」とは、「タイミング」と解釈している。
ほんの数秒かもしれない。場合によれば1年以上かもしれない。
ただこのタイミングは、天性のものが大きいように感じる。

まず最初に

戸別訪問3万軒、辻説法5万回、これをやれ。
やり終えたら改めてオレのところに来い。

選挙に立候補する人へのアドバイスだが、選挙だけに限らないと考える。
何ごともすぐには結果は出ず、基本的なことを繰り返さないといけないと解釈する。
人が呆れるほどの努力をして、始めて適性が分かるのかもしれない。

政治の意味

政治とはつまり、事を為すということだよ。

政治とは何かをすることなのは間違いない。
議論などは手段に過ぎず、大切なのは結果となる。
しかし今は議論が主にすらなっている。
審議時間を問題にする人は、何がしたいのですかね?

理論と実状

農林省の役人はコメ問題の権威かもしれない。しかし情熱がない。
田んぼのなかに入ったこともないような者が、コメのことを分かるわけがない。

ずいぶん手厳しいですね。
コメに限らず全てのことが、記号や数字のみで扱っているように感じる。
大局で見る意味では必要なことだが、残念ながら実状に合わないのも事実となる。

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官僚と政治

数億円のトンネルを作るなら、最低何万人の利用者が必要と考えるのが官僚だ。
利用者が150人でも欠かせないものは作る、それが政治だ。

政治家としての田中角栄氏の考え方が分かる言葉ですね。
どちらが正しいともいえないし、どちらが間違ってるともいえない。
人情で考えた結果なら後者も支持したいが、人気取りなら反対ですね。

感想

良くも悪くもズバッと言い切っているので、心地よい内容です。
本人の評価は別として、大風呂敷でありながら考えられていたことが分かります。
こういうリーダーが好ましいのかは分からない。
しかし必要な時期があるのは事実となる。
古臭いと感じる人もいるかもしれないが、リーダーを目指すなら価値ある一冊です。

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田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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