「田中角栄 100の言葉」の名言まとめ

「田中角栄 100の言葉 日本人に贈る人生と仕事の心得(別冊宝島編集部)」より名言をまとめていきます。

 

田中角栄 100の言葉

1章

用件は便箋1枚に大きな字で書け。初めに結論を言え。理由は3つまでだ。
この世に3つでまとめきれない大事はない。

 

できることはやる。できないことはやらない。
しかし、すべての責任はこのワシが負う。以上!

 

必要なのは学歴ではなく学問だよ。
学歴は過去の栄光。学問は現在に生きている。

 

名指しで批判はするな。叱るときはサシのときにしろ。ほめるときは大勢の前でほめてやれ。

 

人間はそれぞれ「ものさし」がある。
相手の「ものさし」に合わせて十分考えないと失敗するぞ。

 

ウソをつくな。すぐバレる。
気の利いたことを言おうとするな。あとが続かない。

 

相手の目を見て大きな声できちんと話せ。
声が小さいのは信用されない。

 

優れた指導者は人間を好き嫌いしない。
能力を見分けて適材適所に配置する。

 

大事なのは数字と事実だ。ウソか本当か調べればすぐ分かる。
根拠に乏しい屁理屈は、たちどころに化けの皮がはがれる。

 

2章

世の中は白と黒ばかりではない。敵と味方ばかりでもない。
その間にある中間地帯、グレーゾーンが一番広い。真理は常に「中間」にある。

 

人にカネを渡すときは頭を下げて渡せ。
くれてやると思ったら、それは死にガネだ。

 

人の悪口は言わないほうがいい。言いたければ便所で1人で言え。
自分が悪口を言われたときは気にするな。

 

失敗をイヤというほどしたほうがいい。そうするとバカでないかぎり、骨身に沁みる。
判断力、分別ができてくる。これが成長の正体だ。

 

子孫に財産などを残す必要はない。子どもには教育、学問だけをミッチリ仕込めばいい。
親が残した必要以上の財産は、だいたい子どもをダメにする。

 

3章

人生で重要なのは「間」だ。
イノシシのように一本調子なのはうまくいかない。

 

人間でも植物でも、生物は劣性遺伝なんだ。
働かない、勉強しない奴は親よりバカになる。

 

人の一生はやはり運だと思う。実力があってもダメなものはダメ。
努力と根気、勉強、こういったものが運をとらえるきっかけになる。

 

人は馬鹿にされていろ、だ。
踏まれても、踏まれても、ついていきます下駄の雪。

 

原稿を書くときは30%の力だ。90%の力を出す能力はない。
昔の名人が、木の看板に向かって一気に字を書いた。
下のほうが残ったので木を切ったらしい。私もそれ式だ。

 

私は荒っぽい医者ですよ。
足を切断しなくちゃいけない人には「今日、お切りなさい」とキッパリ言う。
半端な治療をして足を腐らせてしまうようなことはしない。

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4章

方針を示すのが政治家の仕事だ。役人は生きたコンピューターだ。
方針を示せない政治家は役人以下だ。

 

政治とはつまり、事を為すということだよ。

 

どんな発言をすればマスコミに気に入られるか。大きく書かれるかと考える人間がいる。
こういうのが一番悪い。政治家としても大成しない。

 

農林省の役人はコメ問題の権威かもしれない。しかし情熱がない。
田んぼのなかに入ったこともないような者が、コメのことを分かるわけがない。

 

人間は誰しもできそこないだ。
しかしそのできそこないを愛せなければ政治家はつとまらない。
そこに政治の原点があるんだ。

 

いい政治というのは国民生活の片隅にあるものだ。
目立たずつつましく国民の後ろに控えている。
吹きすぎて行く風──政治はそれで良い。

 

人の悪口を言ったり、自分が過去に犯した過ちを反省せず、自分がすべて正しいとする考え方は国のなかでも外でも通用しない。

 

数億円のトンネルを作るなら、最低何万人の利用者が必要と考えるのが官僚だ。
利用者が150人でも欠かせないものは作る、それが政治だ。

 

政治にオール・オア・ナッシングというのはない。
まず最善の策を考え、次に次善、三善の策まで考える必要がある。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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田中角栄 100の言葉