「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(山田真哉)」の名言まとめ

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学(山田真哉)」の名言をまとめていきます。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

プロローグ

会計の本質はそれほどむずかしくはない。
会計の考え方は、もともと私たちの生活をより便利にするために生まれてきたのですから。

 

会計を知って損することなどひとつもありません。

 

エピソード1

常識的に考えるなら、ニーズもなければメリットもないような商売はまず成り立たない。

 

世の中に数多ある商売は、なにかしらのニーズやメリットがあるから、
最終的に利益を出すことができ、商売をつづけていくことができている。

 

利益を出すためにはふたつの方法しかなく、
ひとつは売り上げを増やすこと、もうひとつが費用を減らすこと。

 

てっとり早く利益を出すためには、「費用を減らす」ことを考えるほうが賢明だろう。

 

ケチは否定的な目で見られることも多いが、「利益を出す」という会計目的に対して、
もっとも合理的に行動している人間なのである。

 

「節約は絶対額で考える」べき。
チリが積もっても山にはならない。

 

エピソード2

「同じくらいの価値があるモノ(現金や商品・サービス)同士を交換する」
というあたりまえの原則を無視すると、商売はうまくいかない。

 

なにも本業だけで儲ける必要はなく、
副業など他のところでちゃんと利益を上げることができれば商売は成り立ちますよ。

 

企業は、「自社にとって相乗効果の高い事業はないか?」
「自社の技術を生かせる新規事業はないか?」ということを常に考えているのである。

 

土日や夜間に本業や趣味とはまったく関係のないアルバイトをやってしまっては、
そもそも楽しめないし、ストレスがたまって長つづきもしない。

 

エピソード3

会計的に考えるなら、使わないものはさっさと捨ててしまったほうが
はるかに効率的で効率のよい「正しい方法」なのである。

 

ギリギリのラインで資金を持っておく、という難儀なことを行う部署が財務部なのである。

 

潰れる企業は、大量に仕入れたことで失敗していることが多い。

 

「必要なものを必要なときに必要な分だけ」買うというのが、
結果的に見ればいちばんお得なのかもしれない。

 

エピソード4

会計的な考え方からいえば、商品が余ることも怖いが、
品切れすることも同じくらい怖いということである。

 

エピソード5

100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、
100人の人脈を持つひとりの人物と深くしっかりとした関係を築くべきなのだ。

 

エピソード6

会計を使って分析する際には1円単位の計算は無意味である。
なぜなら、万円単位の大局をつかむことこそが重要だからだ。

 

エピソード7

数字に弱くても、センスがあればいい。

 

数字に強くなる必要などまったくなく、センスさえ持ち合わせていれば、
世の中のいろいろなことに惑わされずに済む。

 

「ある特定の数字を定期的におさえること」、これが分析の極意であり、
これができるかどうかが数字のセンスの有無につながっていくのである。

 

すべての数字を均等に見ようとするから、わけがわからなくなる。

 

ありとあらゆる数字の背後には、ちゃんと「意味」が存在するのだ。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (Kindle)

 

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