「夜のピクニック(恩田陸)」の名言まとめました

「夜のピクニック(恩田陸)」の名言をまとめていきます。

夜のピクニック

晴天というのは不思議なものだ。
こんなふうに、朝から雲一つない文句なしの晴天に恵まれていると、それが最初から当たり前のように思えて、すぐそのありがたみなど忘れてしまう。(西脇融)

 

現実の世界はどれも隙間なく繋がっている。
その一方で、世界は連続しているようで連続していないのではないかという感じもする。(融)

 

みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。(榊杏奈)

 

睡眠というのは、猫のようなものだ。試験の前など呼ばない時にやってきて、目が覚めた時に呆然とする。待っているといつまでも来てくれなくて、いらいらと心を焦がす。(甲田貴子)

長時間連続して思考し続ける機会を、意識的に排除するようになっているのだろう。そうでないと、己の生活に疑問を感じてしまうし、いったん疑問を感じたら人は前に進めない。(貴子)

 

あたしたちの「人生」はまだ先だ。少なくとも大学に入るまでは、あたしたちの「人生」は始まっていない。暗黙のうちに、そういうことになっている。(貴子)

 

「でも、うーんと好きになって、流されちゃうほど好きになれる相手にこの歳で出逢うっていうのも、ちょっと憧れるな」
「実際問題としては、傷つくのは女の子の方だから、凄く大変なことだけど」(梶谷千秋)

 

「でも、忘れられたら、もう存在しないのと同じじゃん。それはつらくないの?」(融)
「あたしは覚えてるもの」(杏奈)

 

あたしのことを、クールだとかけだるいとか男子が言っているのは知っているし、自分でもそうなんじゃないかと思っていたこともあるけど、本当は単なるトロい無能な奴だとバレるのが怖いだけ。(貴子)

 

「古い町で、あまり大きくなくて、散歩できる自然があるところだって」
「独創的な学問が生まれる町の条件だってさ」(後藤梨香)

 

足の裏の抗議に耳を傾けてはいけない。この程度の抗議に耳を貸していたら、この先歩けないと知っているからだ。(貴子)

 

夜であることに気付くのは、いつも一瞬のことだ。それまではまだ明るい、まだ夕方だと思っていたのに、いつのまにかその比率が逆転していることに驚く。(融)

 

疲労というものは、時間と正比例しているわけではないらしい。何度か小さな坂を越えるようにして、階段を上がるように体内に溜まっていくのだ。(融)

 

「でも、飛び入り参加じゃつまんないし、余計淋しい」(杏奈)

 

「雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ」(戸田忍)

「なんでこんなところでこんなことしてるんだろうね。不条理だ」(千秋)

 

「女の子って、自分がちやほやされるのは、ほんの短い時間だって知ってるもん」
「もう戻れないんだったら、相手も一緒に落としてやりたいって思うんじゃないのかな」(貴子)

 

「うまく言えないけど、そういったものだよ。臭くて、惨めで、恥ずかしくてみっともないもの。あいつにはそういうものが必要だと思うんだよね」(忍)

 

大人の社会というのは不思議だ。誰しも口を開けば立派でまともな言葉が飛び出す。(融)

 

今、ここにあるのは呪いのような意思だけだ。長い長い列を、その脅迫観念だけが支えている。(貴子)

 

「甲田さんって、最初から許してるんだ」(芳岡祐一)

 

好きという気持ちには、どうやって区切りをつければいいのだろう。どんな状態になれば成功したと言えるのか。どうすれば満足できるのか。(貴子)

 

なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか。(貴子)

 

「そんなあ、高校時代に本物の恋ができる人のほうが、よっぽど少数派だよ」(貴子)

 

10

「始まる前はもっと劇的なことがあるんじゃないかって思ってるんだけど、ただ歩いているだけだから何もないし、大部分は疲れてうんざりしてるのに、終わってみると楽しかったことしか覚えていない」(貴子)

 

「もっと、ちゃんと高校生やっとくんだったな」
「損した。青春しとけばよかった」(融)

 

「歩行祭の終わりと一緒に、ドラマも終わりだよ」(貴子)
「でも、現実は、これからだもんなあ」(融)

 

何かが終わる。みんな終わる。
だけど、何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。(貴子)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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