「麦本三歩の好きなもの(住野よる)」の名言まとめました

「麦本三歩の好きなもの(住野よる)」より名言をまとめていきます。

麦本三歩の好きなもの

散歩

どこかで誰かが言っていた。無意味に散歩出来る人こそが価値ある人間なのだと。

言ってることは分かるが、同意するのは難しい。
作中では三歩も、意味は理解していないと書いている。
ただ何かを得るために散歩してしまうと、何のための散歩なのか分からない。
「無意味でもいい」という気楽さこそ、大切だとは考える。

失敗

笑われるのは複雑だけど、なにもないとそれはそれでなんだか悲しく切ないものがある。

図書館に来ている少女に声を掛けられた三歩は、思わず変な声が出てしまう。
しかしスルーされてしまい、複雑な気分になる。
自分がコケてしまった時のことを思い出せば分かりやすい。
見られて笑われると恥ずかしいが、見られて何ごともないようにスルーされると複雑になる。
ワガママと言えば、ワガママですけどね。

恐怖

怖い。
一瞬でもそう思ったことを自覚してしまえば、感情は一気に大きくなり我が物顔で体内に居座る。

停電により暗闇に閉じ込められた三歩。
最初は大丈夫だったが、あるキッカケで怖いと考えてしまった時のこと。
この感覚はよく分かります。
例えば最初は何も感じなくても、「コトッ」という音が聞こえると急に現実感が出る。
1人で部屋で寝ている時でも、ふとしたキッカケで何かを感じることがある。
気持ちの問題というのは大きいですね。

重労働

幸せの中にある重労働。麻痺していて気がつかない重労働。
しなくてよくなって、身軽になったのだ。

最近、彼氏と別れた三歩。
いつも相手のことを考えるのは幸せであると同時に、重労働でもあったのだと感じていく。
これは人によっての差が大きいだろう。
共働きで家事もしている女性にとっては、特に実感してしまうかも?

子ども

人見知りの一番の天敵は子どもだって、この人知らないのか。

図書館の先輩に誘われて来てしまったのは、他の図書館での子ども向け紙芝居。
人見知りの三歩は、大勢の子どもに恐怖する。
三歩はかわいがられる後輩タイプであり、本作では三歩の後輩は登場しない。
本作に続編があるとすれば、先輩としての三歩を読みたいものだ。

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言う人、言えない人

言えない人がいてもいいと思うよ。
私が言えちゃう人なだけだからね。

紙芝居の時、子どもに対してあることが言えなかった三歩。
そのことを先輩に話した時に言われたこと。
注意できる人、注意できない人。一般的には注意できる人の方が良しとされる。
しかし全てが注意できる人だと、それはそれでおかしなことになる。
どっちも必要という柔軟な考えは、現実的に救いかもしれない。

君の人生

君の辛さが分からない私には決められない。
君の人生だから。

友達から辛い現実があり、ある決断をしようとしていたことを聞く三歩。
その時に自分には止めることが出来ないことを話していく。
何か重要な決断に対して、ダメとして頭ごなしに否定する人がいる。
おそらくその考えは正しい。しかしダメな時に正しい意見など聞きたくない。
そんなことは分かっているからだ。
相手を否定せず受け入れる。その結果として、どうするかを考えなければいけない。

持つ者

持つ者がただ得をする者なわけではなくて、大きな荷物を持って歩かなければならないんだということを、彼女と友達であるからこそ知ることが出来た。

美人の友達に対して、三歩が考えたこと。
外見的に優れている人は、贔屓されるのは事実となる。
差別かもしれないが、これだけはどうしようもない事実となる。
しかし贔屓されるがゆえに、無用なトラブルに巻き込まれることもあるだろう。
持つ人はどうしても、振れ幅が大きくなってしまう。
ただ持たいない人にとっては、贅沢な悩みにしか見えない。

実感

人から言われて、実感する。
分かっていることと、実感することは、似ているようで違う。

あるズルをした三歩だが、バレていないと思っていた。
しかしある先輩に見つかっており、罪悪感を実感した時のこと。
誰でもが嘘をついて隠していることがあるだろう。
誰にも知られていないことと、黙っているけど知っている人がいるのでは全然違う。
やはりズルはしない方が、精神的に楽である。

日常

大したことは起こらない。
謎も事件もファンタジーもない。

物語の終盤に書かれていること。
三歩自身のことだが、本作のことでもある。
好意的な意味で、普通の物語。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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麦本三歩の好きなもの

→「君の膵臓をたべたい」
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