「プロパガンダゲーム(根本聡一郎)」の名言・台詞まとめ

「プロパガンダゲーム(根本聡一郎)」の名言・台詞をまとめていきます。

プロパガンダゲーム

「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい」
「そのための手段は問わない」

 

「大衆が何を求めているのか。いかにすれば大衆の関心を引き付けられるか」
「そこを理解せずに小手先で内容を弄ったところで、良い宣伝は生まれない」(渡部局長)

 

「重要なのは、大衆の習性を把握した上で、適切に誘導するということだ」(渡部)

 

「諸君の力を測るために、我々はあるゲームを用意した」
「名前は、プロパガンダ・ゲーム」(渡部)

 

「諸君には、このゲームの中で宣伝の本質に迫ってもらいたい」
「正解はない」(渡部)

 

「勝敗が全てでもない」
「ゲームの中で最も鋭敏な活躍をした人間を、わが社に採用するつもりだ」(渡部)

 

「最後にひとつだけアドバイスを送ろう」(渡部)

 

「あらゆる手段を用いて人々に訴え、顧客を支持する世論を作り上げる」
「これが宣伝という仕事だ」(渡部)

 

「情報化された現代社会では、顧客にあらゆる人間が想定される」
「このことを肝に銘じておきたまえ」(渡部)

 

自己紹介で張り切るような人間は、後で必ず自滅する。(後藤正志、政府)

 

「(キャラ?) 違いません。雑草に時間はないんです」
「さっさと席につきなさい」(石川、人事)

 

「もちろん、ゴシップも立派なイメージ戦略よ」
「ただ、入院中の首相にその作戦を取るのは得策ではない」(石川)

 

「体を壊して何も言い返せない人間に対して次々に非難を浴びせるのは」
「あまり行儀のいいことではないでしょう」(石川)

 

「あなたたちの怒りは一面的には正義だけど」
「いずれその正義が自身に跳ね返ってくることもある」(石川)

 

「これは、このゲームと上手にお付き合いする上でも大切なことです」(石川)

 

「大切なのは、繰り返すことだ。同じフレーズを、何度も繰り返す」
「そうすることで、相手の意識に刷り込める」(後藤)

 

「政府は嘘を吐きます」
「彼らは扇動的なデマで大衆を騙し、人々を戦場へと駆り出します」(レジスタンスチーム)

 

「政府を信じないでください」
「彼らは自分たちに都合のいいデータだけを提示し、この国を戦争へと導きます」(レジスタンスチーム)

 

「政府を信じないでください」
「彼らの言う幸せは政府にとっての幸せであり、国民にとっての幸せではありません」(レジスタンスチーム)

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「第一印象が肝心ってよう言うでしょ?」
「『初頭効果』言うて、人は最初に示された情報に一番影響を受けやすいんよ」(越智小夜香、レジスタンス)

 

「ポイント少ないんやったら、ええタイミングで広告打たんと、勝たれへんよ」(越智)

 

「彼らがやったことはただのレッテル貼りで、何のデータにも裏付けられてない」
「感情的にやりあわないで、証拠を示していくのが大事」(織笠藍、政府)

 

「キャンバス島は、我が国固有の領土です」
「この美しい島を守るために、我々は先手を打つ必要があります」(椎名瑞樹、政府)

 

「座して平和は守れません」(椎名)

 

このゲームで重要なのは「何が事実か」ではなく、
「何を事実だと思わせたいか」であること。(今井貴也、レジスタンス)

 

多様性が認められて何でも自由にできるからこそ、誰かと一緒のことをしたい。
そんなふうに見える人たちが、ネット上には明らかに増えていた。(今井)

 

「具体的な被害がほしい」(後藤)

 

「このゲームに参加してる人たちの多くは、アベレージな日本人だろ」
「そういう人たちが戦争賛成に票を投じるハードルって、実はかなり高いと思うんだよ」(椎名)

 

「なんせ70年も戦争してない平和国家なわけだから」
「そのハードルを越えようと思ったら、つまり…ある程度ショックが必要だと思う」(椎名)

 

「俺は逆に、賛成へのハードルはそれほど高くないと思ってる」
「この国が、70年も戦争をしていない平和国家だからだ」(後藤)

 

「それに『ゲームの中であれば戦争をしてみたい』という人間は」
「この世界に山ほどいる」(後藤)

 

「私たちは政府じゃないから、多数派の言うことを聞かなくてもいいの」
「正義に忠実であればいい」(樫本成美、レジスタンス)

 

「住民みんなが戦争したい、イーゼル国を倒したいって言うなら」
「それも住民にとっては『正義』だろ。正義は多面的なもんだよ」(今井)

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「まず、男性が女性の見た目について言及するのは」
「どんな内容だろうとセクハラだから」(樫本)

 

「俺だってな、人間中身が大事だと思ってるし」
「見た目だけで相手を判断するような奴はクソだと思うよ」(今井)

 

「でもな、広報の一瞬じゃ相手の中身を見る時間なんかねぇんだよ」
「だからどうしたって、見た目が大事になる」(今井)

 

10

「投票先に悩んだだら、この言葉だけを思い出して下さい」(レジスタンスチーム)

 

「戦争は、殺し合いです」
「みなさんは、ヤギの島を守るために、人を殺しますか?」(レジスタンスチーム)

 

11

「後藤くんみたいに頭が良い人は、すぐそういうふうに思うかもしれないけど」
あたしはその理屈、ちょっと分かんなかった」(香坂優花、政府)

 

「あたしがバカなだけかもしんないけど」
「毎日『国益』とか考えてる人ってそんなにいっぱいいる?」(香坂)

 

「私みたいな人は、難しいことを言われると分かんなくなるけど」
「後藤くんみたいに頭のいい人は、簡単なことを言われても、ちゃんと理解できるよね」(香坂)

 

「だったら、分かんない人たちの方に合わせた方が」
「たくさんの人に気持ちが届くよね」(香坂)

 

「余計なことを言った。恨み言を言っても何も変わらない」
「世間がそういうものだと知っていて…対策を取らなかった、俺が悪い」(後藤)

 

「後藤くんがだめなわけじゃないんだよ」(香坂)

 

「どっちかって言ったら、後藤くんの言ってること」
「分かんない人たちの方がだめなんだと思う」(香坂)

 

「でもね、だめな人たちの方がいっぱいいるし、その人たちもみんな…」
「国の大事な一員だよね」(香坂)

 

「まぁ、現状維持の方が楽やからな」
「よっぽどのことがない限り、『何も変えない』って選択する人間の方が多いんよ」(越智)

 

「市民感覚ほど信用できないものはねぇと思うよ」(今井)

 

「例えばな、口では『差別反対! 暴力反対!』なんて言いながら」
「『差別する人間は死刑にしろ!』って平気で言えるのが市民感覚だよ」(今井)

 

「そういう感覚から出てくる美辞麗句はな…」
「曖昧で、矛盾しがちで、簡単に定義が変わる」(今井)

 

「今どきな、戦争のために戦争する奴なんていねぇんだよ」(今井)

 

「戦争は平和のためにやる」
「平和が大好きな奴らが、世界中回って戦争してるんだ」(今井)

 

「平和ってのは、ものすごく抽象的な概念なんだよ」(今井)

 

「平和のために武力が必要だって認識を国民に浸透させれば」
「戦争に持っていくのは…そんなに難しいことじゃない」(今井)

 

「マーケティングの世界やとね」
「選挙は先に争点を設定できた側が勝つってのが常識になってるんよ」(越智)

 

「投票するための判断基準を、自分で国民に提供してしまう」
「そうすると、その基準を土台にして国民が考えてくれるようになる」(越智)

12

「パレット国のみなさん、これが現実です」
「戦わなければ、守れない生活もあります」(政府チーム)

 

13

「(間違い)だとしても、伝え方があるだろって話だよ」(今井)

 

「『賢い私が、馬鹿なあなたたちに正しいことを教えてあげる』なんて態度は」
「一番嫌われる」(今井)

 

「言ってることが正しかったとしてもな」(今井)

 

「俺が心配してんのは、まさにそこなんだよ」
「確かに『政治的に正しい発言』ってやつは、表面上はウケがいい」(今井)

 

「学者も市民団体も褒めてくれるだろう。ただ…」
「政治的に正しくても、多数決には勝てんのか?」(今井)

 

「間違った手段で正義を為すより、正しい手段で正義を実現する」
「それがレジスタンスのあるべき姿よ」(樫本)

 

「当事者」というカードは、情報戦では常に威力を発揮する。(後藤)

 

14

「不安を感じている人間は、何かにすがろうとする」
「すがりたい、と思うような情報を政府から与えれば、一気に多数を取り込める」(後藤)

 

愚者は疑わない。大衆は忘れやすい。
その性質を考えれば、「警告」というものがいかに無力なのかがよく分かる。(後藤)

 

16

「武器を持った悪い人を止めるには」
「良い人たちが、武器を取るしかないんです」(政府チーム)

 

17

レジスタンスが諦めれば、戦争がはじまる。(今井)

 

18

「戦争をはじめるのは簡単です」
「ただ、終わらせるには、大きな痛みを伴います」(レジスタンスチーム)

 

19

「どのような結果が出たにしろ、このシステムの中では、その結果が正解です」(石川)

 

「正解をおかしいと思うなら、システムを変える努力をすることです」
「嘆くだけでは、現実は変わりません」(石川)

 

20

「いいか、覚えとけ」
「リアルとリアリティは違うんだ」(宮地誠哉、部長)

 

「一般人が求めてるのは、リアルじゃない」
「自分に都合の良いリアリティなんだよ」(宮地)

 

21

「ゼロサムゲームを続ける限り、行き着く先は戦争なんだよ」
「それを止めるためには、分け合うって発想が必要になる」(今井)

 

22

「『ジャーナリズムとは、報じられたくないことを報じることだ」
「それ以外のものは、広報にすぎない(ジョージ・オーウェル)』」(国友幹夫)

 

「人間立場が変わると、いとも簡単に盲目になる」(椎名)

 

23

「短所を見つけて言葉にするのは、長所を言語化するより、ずっと簡単なんだと思う」(織笠)

 

「自分の良いところを見つけるのを諦めてしまった人たちが」
「相手の短所だけを見つけて『宣伝』する」(織笠)

 

「あのゲームで起きたのも、きっとそういうこと」(織笠)

 

24

「(メディアは)他人の人生をコンテンツとして消費して、何ら反省することはない」
「それでいて、正義を自任している」(○○)

 

「これから行われることは戦争です」
「盗聴やGPSの無断探知は日常になります」(○○)

 

「使われるものが実弾から情報に代替されただけで」
「この戦争は人の日々の生活を変え、命を奪うことすらある」(○○)

 

「…叩くだけじゃ意味がない」
「そこから、有益なものを作り上げる」(○○)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

プロパガンダゲーム (Kindle)

 

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