「四人の署名(コナン・ドイル)」の名言・台詞まとめ

「四人の署名(コナン・ドイル)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

四人の署名

「ぼくの精神はね、停滞を嫌うのさ。だからなんでもいい、ぼくに問題を与えてくれ。仕事を与えてくれ。最高に難解な暗号文を与えてくれ」

「そうすれば、たちまち本来の自分をとりもどしてみせるさ」(シャーロック・ホームズ)

 

「唯一の私立探偵コンサルタントだよ。探偵という世界での、最終かつ最高の上訴裁判所、それがぼくなのさ」(ホームズ)

 

「ぼくはけっして名利はもとめない。ぼくの名が新聞紙上を飾ることもない」

「ただ純粋にその仕事そのもの、ぼくの独特の能力を発揮できる舞台を見いだす喜び、それだけがぼくにとってのこのうえない報酬なのだから」(ホームズ)

 

「探偵仕事ってのは、一個の厳密な科学であって──またはそうあるべきであって──いつの場合も、冷静かつ感情にとらわれぬ扱いかたをすべきものなんだ」(ホームズ)

 

「いや、ちがうな、(観察と推理は)ほとんど重なりあう部分はない」(ホームズ)

 

「他の要因をすべて排除してしまえば、残ったひとつが真実であるに決まってるのさ」(ホームズ)

 

「いやいやすまない、謝るよ、ドクター」

「物事を一個の抽象的な問題としてとらえるといういつもの癖が出て、これがきみにとってどれだけ身にこたえる、切実な話題かというとを、つい忘れてたんだ」(ホームズ)

 

「ぼくはけっして当て推量はしない。当て推量なんて、とんでもない悪習だよ──論理的な能力を損なうだけのものさ」(ホームズ)

 

「いやあ、模範的な依頼人とはあなたのことだ。じつに的確な洞察力を持っておられる」(ホームズ)

 

「きみって男は、じっさい、機械人形みたいなやつだな──人間計算機だ。ときとして、おそろしく非人間的なものを感じるよ、きみには」(ジョン・H・ワトスン)

 

「なによりたいせつなことはね、相手の個人的資質によって、その相手への判断を狂わされないようにすることさ」

「依頼人というのはこのぼくにとって、ある問題を構成するひとつの単位、ひとつの因子にすぎない。好悪の感情なんてものは、明晰な推理の敵以上のなにものでもないんだから」(ホームズ)

 

「ぼくは例外を認めない。例外は原則を否定するものだ」(ホームズ)

 

「ぼくとしては、あなたがなにを言おうとしておられるにせよ、それを他言することはしませんよ」(ホームズ)

 

「どうだいワトスン、かりに仕事をぜんぶしくじっても、まだぼくには、こういう専門的技能で身を立てる道が残されてるってわけだ」(ホームズ)

 

「それは逆だよ。刻一刻とはっきりしてきている。あとほんの二つ三つ、欠けている鎖の環が見つかりさえすれば、全体がぴたりとつながるんだ」(ホームズ)

 

「ぼくの推論はほぼかたまってるんだが、自信過剰なのも、また怪我のもとだ」

「いまのところはごく単純な事件に見えるが、まだその底に、なにか奥深いものが隠されてるかもしれないからね」(ホームズ)

 

「これまでに何度も言ってるじゃないか」
「ありえないことをぜんぶ排除してしまえば、あとに残ったものが、どんなにありそうもないことであっても、真実にほかならない、と」(ホームズ)

 

「しかしぼくはなにひとつ思いつかないんだけどね──すべての事実に矛盾なくあてはまるような答えは」(ワトスン)

 

「ああいう男でも、なにか見つけるくらいのことはできる」
「たまにちらっと頭の隅に、知性の光がさすこともあるんだ。”ばかのくせに小才の利くやつほど困ったものはない”ってね」(ホームズ)

 

「ぼくだって、この奇々怪々な出来事の顛末を見届けるまでは、とても寝られるもんじゃないさ」(ワトスン)

 

「”自分の理解できぬものをばかにして笑うのは人間のつねである”ってね。さすがにゲーテはうがったことを言うよ」(ホームズ)

 

弱みにつけこんで押しつけがましく愛をささやくのは、冒瀆にあたるのではなかろうか。なお悪いことに、彼女はいまやお金持ちだ。

いまや私たちふたりのあいだには、かの「アグラの財宝」なる存在が、越えるべからざる障壁のように立ちはだかっているのだ。(ワトスン)

 

「こうした〈自然〉の偉大な力を前にすると、けちな野心に動かされて、あくせくするだけのぼくらの姿、いかにちっぽけに見えることか!」(ホームズ)

 

「ああいう手合いと話をするときにはね、向こうの言うことがこっちにとって、わずかでも値打ちがある、とぜったいに相手にさとられないのがなにより肝心なのさ」

「それをさとらせてしまったが最後、向こうは牡蠣のように口をとざしちまう」(ホームズ)

 

「いや、疲れていないんだ。どうもいささか妙な体質でね。仕事ちゅうは、疲れを感じた覚えがない。そのかわり、だらけてると、たちまち体調がおかしくなる」(ホームズ)

 

「女性というのは、いつの場合も、とことんまで信頼しきることはできないという通弊がある──どんなにすぐれた女性においてもだ」(ホームズ)

こういう言語道断な偏見にたいして、わざわざ反論するほどの閑人では私はない。(ワトスン)

 

「あのかたにかけられたその恐ろしい、いわれのない嫌疑を晴らしてさしあげるのは、わたしどもの義務ではありませんかしら」(メアリー・モースタン)

 

「ホームズ君のそういうようすは、これまでにもなかったわけじゃないしね。なにか心にかかることがあると、そうやって落ち着かないそぶりを見せるんだ」(ワトスン)

 

「気になるのは”なんらかの手がかり”とやらが、なにかってことだな──もっともこういう論調は、警察がなにかへまをやったときの、決まり文句みたいなものらしいが」(ワトスン)

 

かりにホームズの理論がまちがっているとしても、ならば真相もまた等しくとっぴで、仰天するようなものであるにちがいないのだ。(ワトスン)

 

「人間だれしも、たまには助力のほしいときだってありますよ」(ワトスン)

 

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「こういったごく簡単なことほど、じつはもっとも見のがされやすいのさ」(ホームズ)

 

「いや、何事もこうと決めてかかるのはまちがいのもとさ。むろん、下流へ向かうのは十中八九、確実だと思うが、しかし、絶対とは言えない」(ホームズ)

 

「(追い)つけるかどうかじゃなく、つかなきゃいけないんだ、なんとしてでも!」(ホームズ)

 

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「なに、終わりよければすべてよしだ」(ホームズ)

 

「神よ、感謝します!」
「これであなががもう一度、ぼくの手の届くところにもどってきてくれたからですよ」(ワトスン)

 

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「恋愛というのは情緒的なものであり、おしなべて情緒的なものというのは、ぼくがなにより重きを置く、純正かつ冷徹な理性とは相容れない」

「だからぼくは、自分の判断力を狂わせないためにも、生涯、結婚なんかしないつもりでいるのさ」(ホームズ)

 

「お言葉だが、かく言うぼくの判断力は、そういう試練にもりっぱに堪えられると、そう自分で確信してるんだ」(ワトスン)

 

「ぼくのなかには、生まれつきそういう二面性があるのさ──とびきり怠け者の血と、逆にけっこう活動的な男の血と、そのふたつが同居してるってわけだ」(ホームズ)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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