「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップ・K・ディック)」の名言・台詞まとめ

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップ・K・ディック)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

「絶望を感じるには、それぐらいの分量がちょうど手ごろだと思うわ」(イーラン)

 

なんの動物だっていい。ニセモノなんかを飼っていると、だんだん人間がだめになっていくような気がする。(リック・デッカード)

 

第一、もういまでは、なぜ戦争が起こったか、また、どっちが勝ったか──もし勝利者があるとすればだが──そんなことをおぼえている人間はひとりもいない。

 

この世界の静寂の貪欲さは、それ自身でも抑えきれなくなった。もはや手がつけられない。それが実質的な勝利者となったいまでは。

 

「人間型ロボットもほかの機械とおんなじだ。一歩まちがえば、公益から脅威へ早変わりする」(リック)

 

「刑事じゃない。賞金かせぎです」(リック)

 

おれはぜがひでも懸賞金を稼いでみせる。最後の一セントまで。
ただし、最後までいのちがあったとしてだが。(リック)

 

「よその部屋は考えないことにした。だれも住んでない空き部屋──それが何百もあって、その中にむかし住んでいた人たちのアルバムとか衣類とかがいっぱい詰まってる」

「死人はなんにも持っていけないし、移民はなんにも持っていきたがらないからね」(ジョン・イジドア)

 

「生きた動物ってのは、いつか死ぬもんだ。飼ってる以上、そいつは覚悟しなくちゃならない」
「ただ、おれたちは毎度ニセモノばかり見てるもんで、そいつに慣れてないだけの話さ」(ミルト・ボログローヴ)

 

「アンドロイドは、ほかのアンドロイドがどうなろうと気にしないものです。それがわれわれのもとめる指標のひとつでもある」(リック)

 

12

「あなたってとっても優しい。人間たちには、とても奇妙でいじらしいなにかがあるのね。アンドロイドなら、ぜったいにあんなことはしないわ」

「彼だったら、夢にも思いつかないことだわ。百万年かかってもね」(ルーバ・ラフト)

 

15

「わしにどうしてあんたを救うことができよう? おのれを救うことさえできぬわしに?」
「まだわからんかね? 救済はどこにもないのじゃ」(ウィルバー・マーサー)

 

「どこへ行こうと、人間はまちがったことをするめぐり合わせになる。それが──おのれの本質にもとる行為をいやいやされられるのが、人生の基本条件じゃ」(マーサー)

 

「マーサーと話しあったが、なんのたしにもならない。彼も、おれ以上のことを知ってるわけじゃないんだ。死ぬまで丘を登りつづけるひとりの老人にすぎない」

 

16

アンドロイドも夢を見るのだろうか。
見るらしい。だからこそ、彼らはときどき雇い主を殺して、地球へ逃亡してくるのだ。(リック)

 

「わたしたちは、このびんのキャップのように型押しされた製品なのね」

「わたしが──わたしという個人が──存在すると思っていたのは、ただの幻想。わたしはあるタイプの見本にすぎないんだわ」(レイチェル・ローゼン)

 

17

「なぜフィル・レッシュがあんなことをいったか、いまやっと、おれは納得できた。やつは、べつにシニカルなんじゃない。ただ、あんまり多くのことを経験しすぎただけなんだ」(リック)

 

「おれにはきみたちアンドロイドのそのあきらめのよさががまんできない」(リック)

 

20

「なにもかも真実さ。これまでにあらゆる人間の考えたなにもかもが真実なんだ」(リック)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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