「ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)」の名言まとめました

「ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)」の名言をまとめていきます。

ケーキの切れない非行少年たち

はじめに

認知行動療法は「認知機能という能力に問題がないこと」を前提に考えられた手法です。認知機能に問題がある場合、効果ははっきりとは証明されていないのです。

 

第1章

(図が)歪んで見えているということは、”世の中のこと全てが歪んで見えている可能性がある”ということなのです。

 

もちろん、障害のある少年だからといっても犯罪行為は許されることではありません。

しかし、本来は支援されないといけない障害をもった少年たちが、なぜこのような凶悪犯罪に手を染めることになったのかが問題なのです。

 

(少年たちは)犯罪によって被害者を作り、逮捕され、少年鑑別所に入って、そこで初めて「障害があったのだ」と気づかれるのです。

 

ここでまた新たな問題が出てきます。子どもから様々なサインを見つけたとしても、どう対応しているのでしょうか。

第2章

世の中には「どうしてそんな馬鹿なことをしたのか」と思わざるを得ないような事件が多いですが、そこにも”後先考える力の弱さ”が出ているのです。

非行少年たちの中には、見通しをもって計画を立てる力が弱く、安易な非行を行ってしまう少年が多くみられました。

 

私は罪を犯した少年に、最初から本当の反省の言葉を期待していません。最初は嘘で誤魔化そうとしてもいいのです。時間をかけて修正していけばいいのです。

 

私が驚いたのは約8割の少年が「自分はやさしい人間だ」と答えたことでした。

 

第3章

想像力が弱いと、「今これをしたらこの先どうなるだろう」といった予想も立てられず、その時がよければそれでいいと、後先考えずに周りに流されてしまったりします。

 

私の勤務していた医療少年院では、性非行少年がいつも多くの割合を占めていました。
そしてほぼ例外なく(95%くらいでしょうか)、彼らは小学校や中学校でイジメ被害に遭っていました。

 

自分に自信がないと自我が脆くて傷つきやすいので、”また俺の失敗を指摘しやがって”と攻撃的になったり、”どうせ俺なんていつも駄目だし……”と過剰に卑下したりして、他者の言葉を好意的に受け取れないのです。

 

”絶対そうだ”と思い込んで修正が利かない、思考が硬い子がとても多いのです。

 

なぜ彼らは適切な自己評価ができないのでしょうか?
それは適切な自己評価は他者との適切な関係性の中でのみ育つからです。

 

何事においても自己評価が不適切であれば、対人関係でトラブルを引き起こし、不適切な行動に結びつく可能性があるのです。

 

第5章

軽度の知的障害や境界知能の人たちは、周囲にほとんど気づかれることなく生活していて、何か問題が起こったりすると、「どうしてそんなことをするのか理解できない人々」に映ってしまうこともあるのです。

 

第6章

少年院の非行少年の中にもいました。少年院で教官の先生から注意や指導を受けると、「僕は褒められて伸びるタイプなのに」と泣きながら言い訳をしたりする少年が。

きっと親からそう言われてきたのでしょうが、その結果が少年院です。

 

小学校では、褒めることや話を聞いてあげることで、何とか乗り切れたかもしれません。

しかし、中学校でうまくいかない、高校でもうまくいかない、社会ではさらにうまくいかないとなったときに、「誰も褒めてくれない」「誰も話を聞いてくれない」といったところで、何の問題解決にもなりません。

 

何か大きな少年事件が起きた際に、世間で注目されるのは「なぜ事件を起こしたのか?」という理由の解明の部分です。

司法や医療の専門家でも「評論家」で終わってしまっているのが現状です。

 

第7章

自分が変わるための動機づけには、自分に注意を向け、見つめ直すことが必要です。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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