「ゼロトゥワン」の名言まとめました

「ゼロトゥワン(ピーター・ティール)」より名言をまとめていきます。

起業で成功するために必要なことは何だろうか?
今注目されている業種で成功出来るのだろうか?
成功するためには巨額の資金は必要なのだろうか?
起業を目指す人、必見の一冊。

冒頭

ビジネスに同じ瞬間は二度とない。

本書の最初に出てくる言葉になります。
ビジネスはもちろん、投資においてもこれが真実。
人は成功体験に強く影響される。
「あの人がうまくいったから」や「過去に同じ方法で儲けたから」など。
この考え方をしている限り、必ず失敗する。
あくまで大切なのは「現在」を見ること。

真似

彼らをコピーしているようなら、君は彼らから何も学んでいないことになる。

彼らとはマイクロソフトやグーグルの創業者を指している。
普通なら成功者を真似することは、決して間違いではない。
しかし圧倒的な成功を収めるためには、今までにないことをしなければいけない。
投資でも誰もが見向きもしない段階で、株などを購入していなければ大勝ちはない。
もちろん、その殆どが失敗するという現実もありますが。

ベストな方法

今日の「ベスト・プラクティス」はそのうちに行き詰まる。
新しいこと、試されていないことこそ、「ベスト」なやり方なのだ。

現在、みんなが良いと言っていることは行き詰まる。
みんなが知っていることなど、競争が激化することは目に見えている。
まだ試していないことはもちろんだが、「みんながダメ」と言っているからこそ価値がある。

採用面接

採用面接でかならず訊く質問がある。
「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」

非常に挑戦的な質問です。私は面接に詳しくないが、日本企業ではありえない。
多数決をよしとする社会にとって、賛成する人がいない真実など実現できるのだろうか?

現在ある方法

これまで富を創造してきた古い手法を世界中に広めれば、生まれるのは富ではなく破壊だ。
資源の限られたこの世界で、新たなテクノロジーなきグローバリゼーションは持続不可能だ。

今まで「発展途上国」と言われてきた国の巨大な人口が、現在の「先進国」と言われる国と同じ生活をしていたら地球が壊れてしまう。
すでにその兆しが見えている。
しかし人である以上、後戻りは出来ないので何らかの解決策が必要になる。
そしてその答えは、意外と当たり前のことに隠れているかもしれない。
グーグルが「検索」という分かりきったことで世界を変えたように、エネルギーにも何か単純な思想で世界を変える発見が隠されているかも。

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スタートアップ

スタートアップとは、君が世界を変えられると、君自身が説得できた人たちの集まりだ。
新しい会社のいちばんの強みは新しい考え方で、少人数なら敏捷に動けることはもちろん、考えるスペースが与えられることが大きな利点になる。

本当に大きな成功を収めるためには一人ではできない。
自分が説得出来る人たちと、新しい場所が必要と言っている。
組織に入ると、今までの方法と多くの邪魔が入ってしまう。
もちろん既存の会社がダメなのではない。
しかし多くの有益な発想と人材が、埋もれてしまうのもまた事実。

自分で考えること

ビジネスについて、過去の失敗への間違った反省から生まれた認識はどれか。
何よりの逆張りは、大勢の意見に反対することではなく、自分の頭で考えることだ。

何でも逆にすれば少数意見になり、うまくいくわけではない。
また失敗した方法と逆のことをすれば、成功する訳ではない。
全ての基本は自分で考えることにある。人の意見は参考にしかならない。

永続的な価値

永続的な価値を想像してそれを取り込むためには、差別化のないコモディティ・ビジネスを行ってはいけない。

コモディティとは真似の出来ることと考えてください。
差別化できない、真似の出来るビジネスは行ってはいけない。
例えば薄利多売の商売や、独創的ではあっても大企業が簡単に真似できる商品も同じこと。
特許を取るという方法も確かにある。
しかし理想的には、グーグルの検索システムやフェイスブックのネットワークシステムなど分かっていてもできないことが理想となる。

利益

カネのことしか考えられない企業と、カネ以外のことも考えられる企業とでは、ものすごい違いがある。

利益だけではなく将来について考えることが大切と言っている。
カネしか考えられない企業には2種類ある。
単純に経営難により、先の事どころではない場合。
利益至上主義で、周りや未来などどうでも良いと考えている場合。
どちらの場合も先が見えている。

競争原理

独占は、すべての成功企業の条件なのだ。
競争環境では、誰も得をせず、たいした差別化も生まれず、みんなが生き残りに苦しむことになる。
それなら、なぜ人は競争を健全だと思い込んでいるのだろう?

競争は価格の適性を生み、消費者からみると好ましい状態になる。
しかし企業側としてはどうだろうか?
企業側としては競争により薄利になり、利益が少ないため次を考える余裕が無くなる。
また考えたとしても、利益優先の考え方になる。
もし余裕があったらどうなるだろうか?
余剰利益が生まれるため、次を考える余裕が生まれる。
また利益は出なくても、社会の将来に役立つ商品を作ることも可能になる。
その結果、将来の利益を確保出来る、という良循環が生まれる。
これは少し良く見過ぎでいるかもしれない。
しかし余裕と遊び心が、価値あるものを生み出すのは事実。

急成長

短期成長をすべてに優先させれば、自問すべき最も重要な問いを見逃してしまう。
「このビジネスは10年後も存続しているか」というものだ。

急成長は未来を考える余裕をなくし、現状にも歪を生む。
予定通りの急成長なら問題ない。しかし予想以上の急成長だと人材不足となる。
また今を見るだけで手一杯になり、将来必要な手を打てなくなる。
成長自体は好ましい。
しかし急成長により、一気に落ち込んだ企業がなんと多いことでしょうか?

アップル

アップルに戻ったスティーブ・ジョブズは、アップルをクールな職場にしようとしたわけじゃない。
製品群を絞り込み、10倍の改善を望める少数のプロダクトに集中した。

何でも出来るということは、何にも出来ないと同意語です。
たくさんあることで安心できるが、実際は苦しむ要因となる。
1種類では何らかの問題が発生した時、終わる可能性がある。
しかし有望な商品に開発を集中するという考え方は、あらゆるものごとに共通する。
卓越した選択眼と集中は天才のみが行える。

比較するもの

本当に新しいものを作りたいのなら、古い業界を意識するより、創造に力を注ぐほうがはるかに有益だ。
実際、既存企業との対比で語られるような会社はまったく新しいとは言えないし、おそらく独占企業にはなれないだろう。

現在ではあらゆる業界に企業や利権が絡み、新しいものを作るにしても今を無視することはできない。
そのため、「今に欠けているものは何か?」から始める必要がある。
そしてその多くは、普段の生活で感じている「何か?」が出発点になるため、普段からの意識付けこそが大切になる。

重要なこと

重要なのは「何をするか」だ。
自分の得意なことにあくまでも集中すべきだし、その前に、それが将来価値を持つかどうかを真剣に考えた方がいい。

趣味なら個人の問題だが、ビジネスとなると話が異なる。
自分が好きであり、また得意であることを仕事にしたいと考える。
しかしそれが、世間に受け入れられないのでは意味がない。

創業者

創業者の第一の仕事は、いちばんはじめにやるべきことを正しく行うことだ。
土台に欠陥があっては、偉大な企業を築くことはできない。

言葉の通りです。小手先の技術や、日常起こるミスなどは二次的なことに過ぎない。
全ては「何をするか」と「何をしているか」にかかっている。

報酬

仕事に100%打ち込んでもらうには、報酬が適切でなければならない。
僕はかならず、投資を求める起業家に、自分自身にいくら払うつもりかと訊くことにしている。
CEOの給料が少なければ少ないほど、会社はうまくいく。

人は雇う側になると、雇われる側の気持ちを忘れるものである。
多くの雇われている人は、雇う人の個人的なことは考えない。
自分のこと、極端に言えば作業内容と報酬にのみ興味を持つ。
創業者は経営が軌道に乗れば、いやでも多くの報酬を得られる。
最初から求めてはいけない。

時間

時間はいちばん大切な資産なのに、ずっと一緒にいたいと思えない人たちのためにそれを使うのはおかしい。

多くの人が自分の大切な時間を、生活の為として我慢している。
仕方がないという反面、非常にもったいない。

能力が異なる必要性

スタートアップでは、中の全員がそれぞれまったく違う仕事で際立たなければなけない。

起業時に、自分と似ている仲間が集まることが多い。
遊び仲間ならそれで問題ない。しかし起業となると話は変わってくる。
技術者を中心とした起業が上手く行かないのは、技術にこだわるため。
少数でも多彩な能力がそろわなければ、先には進めない。

売れるためには

ただ作るだけでは買い手はやってこない。
売ろうとしなければ売れないし、それは見かけより難しい。
また最高のプロダクトが勝つとは限らない。

技術中心の会社が陥る典型です。
いい製品を作れば売れるし、また売れるべきだと考えてしまう。
いい製品を作っても、値段が高ければなかなか売れない。
機能性は高くても、デザインが悪ければ持つことをためらう。
自分の考えを詰め込んだ製品が悪いわけではない。
しかしみんなに求められる商品を作るべきである。
大衆的な製品を下に見る、一部のマニアは自分を救ってはくれない。

営業戦略

優良企業の営業戦略は、小さく始めるものだし、またそうでなければならない。

大企業が大々的な宣伝をし、大きな市場で販売することは間違いではない。
しかし小さな企業がこれをしてはいけない。
まずコンパクトな分野で成功を収め、そして広げていかないと、ギャンブルのような営業展開を強いられる。
現代では情報の広まるスピードが速いため、それでも間に合います。
フェイスブックが一大学から始まったことを忘れてはいけない。

営業

(営業は)コストをかければ効果が上がると考えるのだ。
だけど、何人かの営業マンを雇い、いくつかの雑誌に広告を打ち、後付けでバイラルな機能をプロダクトに付け加えるといった場当たり的なやり方には効果はない。

これは耳が痛い人も多いのでは?
日本の大企業は、特にこの傾向が強いイメージがある。
同じような製品、同じような販売戦略、失敗が許される環境と改善されない状況。
この傾向が直らないため、戦略の異なる外資系企業に追い込まれる。
どのような大企業でも、最初は小ロットで小さく成功を収めた後、大きく出るべきである。

データ

今どきの企業はデータの量が多ければ生み出す価値も大きいと勘違いして、狂ったようにデータをかき集めている。
でも、「ビッグデータ」はたいていガラクタだ。

まさにその通り。
データは役に立つことに意味があるのに、データ自体に意味があるかのように山のようなデータがある。
コンピュータにより一瞬で数値化されたりすると、意味があるように感じるが、それが実際の販売に役立つことは稀である。
「数値化されたデータを利用して、販売が上手くいった」などの話も訊くが、多くの場合、無くてもうまくいったのではと考えてしまう。
研究を目的としているなら数値自体に意味がある。
しかし販売を目的とするなら、必要なデータを出来るだけ少なく集めるべきである。

最高のビジネス

最良のビジネスは見過ごされがちで、たいていは大勢の人が手放しで賞賛するようなものじゃない。
誰も解決しようと思わないような問題こそ、いちばん取り組む価値がある。

ここでは小さくても独立する場合について考えてみる。
多くの場合、独立する時に人から注意される。
今の安定した生活を辞め、失敗の可能性が高いことをするべきではない、と言われる。
私個人として、これを言われないようでは成功しないと考えている。
人が止めるのは一般的には認知されていないため。
だから友人や知り合いの言葉は99%までは聞き流してOK。
ただ問題になるのは、守るべき家族がいる場合。
はっきりいって独立は失敗する可能性が高い。
自分のワガママのため家族を巻き込む場合、家族を説得できるだけの想いは伝えるべきです。

トップについて1

新たなテクノロジーを生み出す会社が、いわゆる「現代的」な組織ではなく封建君主制に近いことを暗に示している。
独創的な創業者は、有無を言わせず決断を下し、忠誠心を呼び起こし、数十年先まで計画できる。

独裁的な経営者は好きか?と問われれば嫌いという人が多いでしょう。
しかしあらゆる時代において、歴史に名を残すような企業や組織は独裁的なトップであることがほとんどです。
そして人は、常にそういう人を求めている。
初期の段階や苦しい時には、トップダウン方式を採用しなければいけない。
みんなの総意など、期待してはいけない。

トップについて2

企業は、人々が創業者を必要としていることを自覚しなければならない。
だから、創業者の偏屈さや極端さにもっと寛容になるべきだ。

直接対応する人は大変だが、その偏屈さと極端さが人とは異なる感性を生み出し、大きな成長を生み出しているのは事実。
1人の天才が生み出すものは、100人の秀才が集まっても生み出せない。
ただ天才はその分野に特化しすぎており、周りが見えなくなっている場合が多い。
逆に秀才は周りが見えすぎているため、相手を貶すことによって自分を比較的に上にすることができる。
何人の天才が世に出ることなく潰されたのだろうか?
残念ながら、これも悲しい現実です。

感想

この本を読んだからといって「ゼロから1」を生み出せるわけではない。
まして起業して成功できるわけでもない。
しかしここには、起業おける心がまえの全てが書かれている。
起業にもいろいろある。
将来上場するような企業を作る場合もある。
個人レベルで完結する起業もある。
どちらにしても土台の考え方は同じ。
なんとなく起業をしているようでは、成功などありえない。
自分がしたいことも大切だが、世間が何を求めているかも考えたい。
これから起業する人や起業後上手くいかない人、必見の一冊です。

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ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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