「ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ」「神の診断(樹林伸)」の名言・台詞をまとめていきます。
ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ
第一章
女性にとっての美しさは、たいていは幸福に繋がっているものだが、
時として悲劇を招き寄せることもある。(狩岡将貴)
「患者の言う症状だけから予断を持つのは危険よ」(高森麻里亜)
「答え合わせです」
「材料が揃ったから、もう答え合わせの時間でしょう」(雪村白夜)
「常識なんかどうだっていい」
「私は患者の命を救いたいし、この病院を立て直したい」
「それだけだ」(高森巌、院長)
第二章
「医者の仕事の中で一番大事なのが、彼女がやってるような病気の診断なんだよ」(将貴)
「血液検査を怠ったのは」
「おそらくあの人が以前にもよく似た症例を診察した経験があるからでしょう」(白夜)
「ベテランの医師が誤診した症例を」
「若い未経験の医師が診断して本当の病名に気づくことがたまにあると教わりましたけれど」
「それと同じ理由からですね」(白夜)
「もし私の診断が正しければ、患者の容体は一刻を争います」(白夜)
人は事実を指摘された時ほど、腹を立てるものだ。(将貴)
嘘をついている人間にそのことを詰め寄れば、
たいていは怒りを表明して誤魔化そうとする。(将貴)
第三章
「普通ってどういうことだか、わからないんです」
「私にとっての普通は、ずっと暮らしてたあの真っ白い、窓のない建物の中だから」(白夜)
「患者のプライバシーはもちろん、この病院の名誉に関わることも」
「いっさい表沙汰にするつもりはありません」(将貴)
「私が本にしたいのは、この目で見た勝利です」
「病魔や死神と闘い、そして勝利するまでのドキュメントです」(将貴)
医者にできることには限界がある。
でも、その限界まで力を出し尽くすことが、我々の仕事だ。(高森院長)
「なるほど、それは大変ね」
「でもお兄ちゃん、患者さんを巻き込むようなことがないようにしてほしいな」(狩岡晴汝)
「そういう医者同士の意地の張り合いに」(晴汝)
「推理…たしかにそうですね」
「このままでは、推理、推論でしかない」(白夜)
正しい病名に辿り着くためには、現在の症状だけでなく過去に遡って、
発症するまでの患者とその周辺の行動を追跡する必要があるのではないか。(麻里亜)
第四章
「私は、患者の症状に興味があるんです」
「なぜそんな症状なのかとか、本当はどんな病気なのかとか、そういうことです」(白夜)
「その答えがわかったら、あとはそれにあった医者が治療すればいいんです」(白夜)
「なるべく多くのことを、自分で見たり聞いたりしたいんです」(白夜)
「大丈夫です。私が助けますから」(白夜)
医師である続けるかぎり、人の死と向き合う瞬間が必ずつきまとうのだ。(将貴)
ドクター・ホワイト 神の診断
第一章
「あなたよりは(病気が)わかります」(白夜)
「どんなに信頼性が高い検査でも、見落としは必ずあります」
「そして逆のケース、正常なのに異常な値が出てしまうことは、もっと沢山あるんです」(白夜)
第二章
医療の世界を大きく変えていけるかもしれないこの才能を守れるなら、
もう残り少なくなっているかもしれない自分の命など、惜しくはない。(晴汝)
「刑事だって、時と場合によっちゃあ、裏技を使う」(奥村淳平)
「患者の気持ちを妄想だなんて!」
「あなた、それでも医者なの?」(麻里亜)
第三章
「もし両親がどこかにいたとしても、私のことを知っているわけでもないし」
「私も知らない人達でしょう」(白夜)
「それが誰かわかったところで、何かいいことがあるんでしょうか」(白夜)
「ここからは手さぐりで時間との勝負です」(白夜)
第四章
「偶然には違いないんだろうけれど、たんなる偶然でもないってことさ」(将貴)
「なぜ医師たちは、それがわかっていながら」
「助けられないとわかっている抗がん剤治療を黙々と行うのだろう」(将貴)
「他に選択肢がないからよ」
「あたしたち医者が、癌患者にしてあげられることは限られているの」(麻里亜)
「癌を手術で切る、放射線で焼く、抗がん剤で殺す」
「その三つだけなの、現状では」(麻里亜)
1時間もインタビューをしていると、どうしても本音が混じってくる。
だから取材は面白いのである。(将貴)
人間は人間であるかぎり、人間をモノのように蹂躙できはしない。(将貴)
もしかしたら、何もせずに緩和ケアだけを施して、
寿命が尽きるまでの間を精一杯生きるという選択肢もあったのではないか。(麻里亜)
そのほうが、この人にとって幸せだったのではないのか。(麻里亜)
そんなことを考えはじめたら、
この先、癌患者と向き合うことができなくなってしまう。(麻里亜)
「どうして目を向けようとしなかったんですか、今までの医学界は」(白夜)
「なぜ、他に方法があるかもしれないと思って、試す努力をしようとしないんですか」
「私にはその理由がわからない」(白夜)
「私は救いたいんです、カンナさんを」
「私は、誰も死なせたくない」(白夜)
「私がやりたいのは代替医療ではありません」(白夜)
「今ある全てを否定せずに、ともかくなにをしてもいいから」
「患者を高い確率で助けられる医療です」(白夜)
第五章
「常識から考えてありえないと思って排除するから、医師の間で情報が拡散されないんです」
「常識のほうが間違っているかもしれないのに」(白夜)
「何が効いたかなんて、わからなくてもいいじゃないですか、患者が助かれば」(白夜)
こと命にかかわることを、たまたまかかった医師に全権委任というのは、
愚かな生き方だと思うのである。(将貴)
「人間とは興味をもったことをして成果をあげることで」
「生きていく上で必要な何かを獲得する生き物である」(白夜)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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