「下町ロケット(池井戸潤)」の名言・台詞まとめ

「下町ロケット(池井戸潤)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

下町ロケット

第一章

世間に名の知れた上場企業の看板は、それだけで絶対的な信用がある。いくら中小企業が背伸びしたところで、こと社会的信用という観点からそれに対抗することは難しい。

 

「どう話したところで、保身を考えている人間の気持ちを変えるのは難しいさ」(佃航平)

 

人間の本性が現れるのは、平時ではなく、追い詰められたときである。

 

「私は元銀行員ですけど、いまは佃製作所の社員です。ウチの会社のために働くのは当然じゃないですか」(殿村直弘)

 

「特許を生み出した研究開発能力、技術そのものは素晴らしいですよ。でもね、それと特許の良し悪しは別問題なんです」(神谷修一)

 

「この裁判を有利にするためには、技術的傍証をかき集めるだけが能じゃないってことですよ」(神谷)

 

「本件はナカシマ工業を完膚無きまでに叩きのめすチャンスだと思います。これからお話しするのは、そのための戦略です」(神谷)

 

第二章

「こんなものは法廷戦略じゃない。大手企業の横暴じゃないか!」(佃)

 

「キーテクノロジーを我々は押さえている。その強みを利用しないでどうする」(佃)

 

第三章

「断る。やはりビジネスの基本はお互いの信用ですから」(佃)

 

「カネの問題じゃない。これはエンジン・メーカーとしての、夢とプライドの問題だ」(佃)

 

「穴を開ける、削る、研磨する──技術がいくら進歩しても、それがモノ作りの基本だと思う」(佃)

 

「無駄にはしませんよ。ロケットに搭載する技術は、ネジ一本に及ぶまで、最高の信頼性が要求される。こうした研究は、今後の生産活動に必ず生きてくるはずだ」(佃)

 

第五章

「なにが正しいかは、後になってみないとわからないさ。肝心なことは、後悔しないことだな。そのためには、全力をつくすしかない」(佃)

 

「今回のテストは、帝国重工がウチを評価するだけではなく、ウチだってテストを通じて帝国重工を評価する機会なんです」

「もし、担当者の曲解がまかり通って、正確に評価できないような会社であれば、そんなところとは付き合わないほうがいい」(殿村)

 

「戻りたいのは山々だ。だけど、夢は、研究室じゃなくてもかなえられる」(佃)

 

第六章

「夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない」(佃)

 

第七章

「あの打ち上げ失敗のときだ。例によってバカなマスコミが金の無駄遣いだなんだって騒ぎ立ててね。結局、世間体を守るための責任論が浮上した」

「さっきの議論を聞いていて、無性に腹立たしかったが、同時に悲しくもあったな」(佃)

 

「研究所の体質っていうのは、何年経っても変わらない」(佃)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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