「樹木希林 120の遺言」の名言まとめ

「樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」より名言をまとめていきます。

 

樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ

第一章

幸せというのは「常にあるもの」ではなく「自分で見つけるもの」。

 

一人でいても二人でいても、十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。

 

自分で「人」を見極めるためには、一人にならなければならない。

 

人間が抱えられるものには限度があって、それ以上、抱えようとしても抱えきれない。

 

「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。
「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」という思いを一切なくす。

 

子供の時に他人と比較する無意味さを知ったので、受賞してもしなくても、何とも思わない。

 

失敗したらね、そこからスタートなの。あまり深く考えない。

 

私の中に、愚痴って言葉がないのよ。

 

人から評価されるのは危険なことです。

 

第二章 病

病気になったことでメリットもあるんですよ。賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。

 

人生がすべて必然のように、私のがんもまったく必然だと思っています。

 

第三章 老

年を取ったら、みんなもっと楽に生きたらいいんじゃないですか。
求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから。

 

マイナスの出来事も含めて、自分の栄養かな。

 

第四章 人

自分で壁をつくって閉じこもっている若い人はいっぱいいる。自由に生きていいのに自分で生きにくくしている、そのぜいたくさ。壁なんかないのにね。

 

心のこうべを垂れて、相手に接すると、案外通じるものだなって。

 

人間って存在そのものがこっけいで、それでいてかわいくて、悲しいもの。

 

人間なんて正しくないんだから。

 

第五章 絆

誰かに添って生きるって、人間が成熟していくために必要なことだと思うの。

 

第六章 家

家族において、そうでないとならないという決まりはないわね。

 

ああするべきだ、こうしちゃいけない、ああしちゃいけないというものの中からは、人は育たない気がする。

 

社会に出て挫折するとまずいから、わたしのところで傷ついてもいいかなって。

 

第七章 務

期待されないっていうのが一番いいものができるの。

 

何か目指してるものがあるとか、夢があったりするとずいぶん挫折すると思うんですけど、それが全然ないから、助かったですねぇ。

 

責任っていうのがとれるかとれないかで、今後、人間の値打ちが変わってくるんじゃないかなっていう気がするんです。

 

第八章 死

「いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」という感覚なんです。

 

覚悟っていうのをすると気楽ですよ。

 

死というものを日常にしてあげたいなと。
子供たちに、孫たちに。そうすれば怖くなくなる、そうすれば人を大事にする。

 

やり残したことなんて、死んでみないとわからないですよ。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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樹木希林 120の遺言