「絶望名言」の名言まとめました

「絶望名言(頭木弘樹)」より名言をまとめていきます。

絶望してる時には、希望より絶望的な名言こそ合うことがある。
NHK(ラジオ深夜便)の人気コーナーの書籍化。

無能

無能、あらゆる点で、しかも完璧に。

フランツ・カフカが書いた、日記の中の言葉になります。
完全な自己否定ですね。
良いか悪いかは置いといて、同じ様に感じてる人は多いはず。
共感という一点において、意味があります。

レール

レールから外れたとたんって、まだレールの続きを夢見ているというか。
なかなかすぐには切り替えがきかないですよね。

これはカフカ回の、会話部での言葉になります。
この後も名言として取り上げられてる言葉とは別に、会話部もピックアップしていきます。
大きな病気になったとしたら、なかなか受け入れることは出来ない。
会社をリストラされたら、なかなか受け入れることは出来ない。
恋人に振られたとしたら、なかなか受け入れることは出来ない。
それが良いこととは思わない。しかし大勢の人が同じであることも事実となる。

個人的

絶望って、やっぱりすごく個人的なものだと思うんです。

カフカの会話部になる。
絶望は絶対的なものではなく、相対的なものだと考える。
ある状況を絶望と感じる人がいれば、そう感じない人もいる。
そこから「そんなことで絶望するな!」という発想は違うと考える。
なぜなら絶望とは、個人的な主観なのだから。

苦労1

苦労は人を成長させる面もありますけど、人をダメにしたり歪めたりする面もあります。

カフカの会話部になります。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があります。
個人的にこの言葉は正しいと考えています。しかしプラス面ばかりで無いのも事実です。
仕事の苦労で潰れる人、潰される人がいます。
劣悪な家庭環境から、性格が歪んでしまうこともあります。
苦労をバネに出来る人もいれば、出来ない人もいる。
また苦労をするにしても、良質な苦労でなければいけない。

苦労2

苦労すればするほど、他の人の苦労を認めず、お前は甘い、大したことないというふうに否定するようになってしまうという。

ドストエフスキーの会話部になります。
これは多くの人が経験してることでしょう。
そして言ってる人は、自分が軽蔑されてることに気づかないといけない。

できない者

絶望することができない者は、生きるに値しない。

ゲーテの言葉になります。
少し極端ではありますが、理解は出来ます。
前向きなことしか認めない人は嫌いです。

弱虫

弱虫は、幸福さえおそれるものです。

太宰治「人間失格」の中に書かれている言葉になります。
幸福の何をおそれるのか?
これは理解できる人と出来ない人が分かれることでしょう。
もちろん私は出来る方です。

スポンサーリンク

客とわかれた後、私は疲労によろめき、お金の事、道徳の事、自殺の事を考える。

太宰治「桜桃」の中に書かれている言葉になります。
人と一緒にいる時、楽しそうにしてる人がいる。
ほとんどの人が、そうだと言って間違いない。
しかし本心だろうか?
個人的にはどうしても考えてしまう。

弱さの価値

弱さには、弱いからこそ価値があり、魅力がある。

太宰治の会話部になります。
本文に「弱さの価値」と「弱さの強さ」は違うと書かれている。
弱さの中にある強さに価値があるのではない。
弱さの中にある弱さにこそ価値がある、となる。
このあたりは自身で判断してもらいたい。

苦労話と成功体験

世の中に普通に語られることって、成功体験が多いじゃないですか。
苦労話もありますけれど、結局、乗り越えた人の話なんですよね。

芥川龍之介の会話部になります。
これは個人的にいつも思っていること。
本当の失敗談というのは、ほとんど知ることが出来ない。
ただこれを言っている著者自身も、同じなのが矛盾する所ですけどね。

地獄

人生は地獄よりも地獄的である。

芥川龍之介「侏儒の言葉」に書かれている言葉になります。
説明はいらないでしょう。

ぼんやりした不安

僕の場合はただぼんやりした不安である。
何か僕の将来に対する、ただぼんやりした不安である。

芥川龍之介が自殺の前、友人に残した遺書の中に書かれた言葉になります。
明確な理由の無い、ただぼんやりとした不安。
時代に関わらず、多くの若者が抱えている悩みでもあるでしょう。
生きるだけで必死とか、明確な敵がいる時には感じない。
現代のような社会状況では、この不安は強烈な力を持つ。
しかし残念ながら、大人には分からない。

どん底

「どん底まで落ちた」と言えるうちは、まだ本当のどん底ではない。

シェークスピア「リア王」の中に書かれている言葉になる。
もしこの言葉を誰かに言ってるなら、相手がいるだけどん底ではない。
もし心の中でつぶやいているなら、そんなことを考える余裕があるだけどん底ではない。
もし本当にどん底なら、何も出来ず、何も考えることは出来ない。

明けない夜

明けない夜もある。

シェークスピア「マクベス」の中に書かれてる言葉を、別解釈しています。
有名なのは「明けない夜はない」だが、英語の原文を見ると別の訳も可能になる。
明けない夜はないのかもしれない。
しかし永久に明けないのではと感じる夜は存在する。

逆境

逆境に陥って、ただもうへこたれて、倒れたままでいて、なんの宝石も見つけられない人、そういう人に対しても、優しくしてあげて欲しいと、すごく思うんです。

シェークスピアの会話部になります。
逆境を知らない人は、逆境でへこたれてる人に強く当たります。
逆境を乗り越えた人も、逆境でへこたれてる人に強く当たります。
逆境を味わってる途中の人同士で傷をなめあっても、残念ながら解決されない。
優しい世界には憧れるが、現実は難しい。

感想

タイトルから「絶望名言」なので、読み手の状況が大きく作用する本になります。
状況が上手く行ってる人は、「甘え」と感じるかもしれない。
状況が上手く行ってない人は、「共感」と感じるかもしれない。
個人的な結論を言えば、良書です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

アマゾンリンク
NHKラジオ深夜便 絶望名言

→インデックス

スポンサーリンク

関連記事&スポンサーリンク